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重度障がいを持つ方々へのドレスショーの開催

表情で表現することは難しいが、非常に喜んでいただけた様子

 2019年9月21日(土)、社会福祉法人自立の里のイベント内にて、障がいをお持ちの方を対象に、福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校(2020年4月、福岡ブライダル&ホテル・観光専門学校より校名変更)がウェディングドレスの着付け、ヘアメイクを行う、ドレスショーを開催しました。

 自立の里は、車いすユーザーを含めた重度障がい者の生活をサポートするため、残存機能をトレーニングする施設です。

 今回、私たちは、自立の里で行われる利用者主催のイベントで、ヘアメイクやウェディングドレスのフィッティング・着付けを通して、ドレスショーの支援依頼をいただきました。

 利用者は、20代から50代で、多くの方が自分がウェディングドレスを着ることや、結婚することは、家族を含めあきらめていた方々でした。

 学校に直接お越しになった利用者の方から「母親や家族に自分たちがウェディングドレスを着ている姿を見せたい。また、自分たちもできることなら着てみたい」という熱い思いを伺い、支援することを決めました。
 まずは施設に伺い、会場、イベントの内容、どのような利用者がいるかを確認しました。
 そして、モデルをやりたい、ドレスを着たい方を募集し、今回は7名の利用者にウェディングドレスを着ていただくことになりました。

 イベント当日は、利用者とそのご家族、施設のスタッフの方々に囲まれて、ウェディングドレスのショーを行いました。
 表情を作ることのできない利用者の方の頬を伝う涙を見て、非常に喜んでいただいている様子を伺うことができました。

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    7名のモデルさん(利用者の皆さん)の集合写真

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    多くの利用者様、ご家族の皆様に花道を作ってもらいました

 また、ご家族、施設の方々も涙、涙の一日となり、大きな感動を与えることができ、感謝される一日となりました。

 今回は7名の方にしか着ていただくことができませんでしたが、12月7日(土)には施設の方、ブライダル企業、ユニバーサルサービスを行っている株式会社ミライロの協力をいただき、利用者とご家族に喜んでいただけるイベントを開催することが決まり、ブライダルの学生が企画を行いました。

(福岡ウェディング&ホテル・IR専門学校 若杉 亮)