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青函連絡船「摩周丸」のイメージソング 札幌スクールオブミュージック2年生の作品選ばれる

最優秀賞に輝いた札幌スクールオブミュージック専門学校(SSM)の庄田拓矢さんと同級生の米川さん、菊池さん(左から)。音楽評論家で審査員の湯川れい子先生から表彰状を受けた

 青函トンネル開通時に廃止された青函連絡船「摩周丸」のイメージソングを選ぶNPO法人「語りつぐ青函連絡船の会」(函館)主催のコンテストの最終選考と発表会が、10月19日に札幌市内で行われ、最優秀賞に札幌スクールオブミュージック専門学校(SSM)2年生の庄田拓矢さん(20)の作品「心の宝物」が選ばれました。

 青函連絡船「摩周丸」(8,327トン)は北海道と本州を結ぶ旧国鉄の連絡船として1965年から青函トンネルの開業に伴って廃止される1988年まで就航。その後、函館港若松埠頭に係留され、記念館として活用されています。

 イメージソングのコンテストには、本校名誉学校長で音楽評論家の湯川れい子先生が同NPO法人の特別顧問をされていることから、商業音楽科の2年生全員と1年生の代表1名が参加。教員、講師とともに函館を訪問し、イメージを膨らませながら6月末から作品作りに挑戦してきました。

 コンテストは一次選考、二次選考と進み、この日の最終選考会で審査に残った作品が披露され、受賞作品が決まりました。最優秀作品に選ばれた「心の宝物」はバラード調の作品で、作曲家・アレンジャーコースで学びながら作詞・作曲を手がけた庄田さんは、「摩周丸の壮大さと函館の情景をイメージして曲作りをおこないました。僕の曲が選ばれて感動しています」と、受賞の喜びを語りました。

 審査員を務めた湯川れい子先生からは、「幅広い年代に受け入れられるメロディーラインで、摩周丸と共に次世代に受け継がれていってもらいたいと願っています」とコメントを頂きました。

 今後、「心の宝物」は函館市青函連絡船記念会館で流される予定です。さらに庄田さんは今回の快挙により、函館市長賞も受賞しました。

  • 演奏する庄田さん(左)

    最終選考・発表会

  • 『心の宝物』を演奏する庄田さん

    『心の宝物』を演奏する庄田さん

  • 審査員とファイナリスト

    審査員とファイナリスト

(千葉)