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【東京メディカル・スポーツ専門学校】 柔道整復師科の学生 フットサル選手の命を救い感謝状贈られる

 東京メディカル・スポーツ専門学校の柔道整復師科2年生、青山友紀さんが、5月4日(月)に行われたフットサルの試合中(F-CHANNEL Pivo! Champions Cup 2015)に、心肺停止になった選手を救助し、5月10日(日)、多摩消防署から感謝状が贈られました。

 命を救われた選手は、関東フットサルリーグ所属クラブ・fcmmの田中奨選手。この日の試合中、相手チームの選手のシュートをブロックしようとしてボールが心臓を直撃、心肺停止状態になりました。青山さんは、fcmmのトレーナーを務めており、すぐに倒れた田中選手のもとに駆けつけ呼吸や脈を確認。心肺蘇生を施し、AEDによる電気ショックを行いました。その結果、田中選手は2回目の電気ショックで意識を取り戻しました。

  • 多摩消防署から感謝状を授与する青山さん

  • 多摩消防署から感謝状を授与する青山さん

  • 多摩消防署から感謝状を授与される青山さん

 その後、病院に運ばれた田中選手は、検査を受けましたが特に異常はなく、翌日、退院することができました。医師は「救命処置が迅速に行われ、脳に酸素が行き渡っていない時間が短かかったため、後遺症も残らず、元気に退院できたのだろう」と説明しているということです。ホームページ「フットサルエッジfutsaledge」には、田中選手の、青山さんへの感謝の気持ちが、次のようににつづられています。

救助の様子。写真:伊藤大和(さすらいフットサラー)」※futsaledgeより引用救助の様子。写真:伊藤大和(さすらいフットサラー)」※futsaledgeより引用

 「青山さんは意識をなくした僕を救命するのは怖かったと思います 。その青山さんの迷いのない判断と勇気に周りの方が協力してくれて、迅速に対応してくれたので、僕はこうして生きていることができます。…本当に青山友紀さんの勇気に僕は救われました。本当にありがとうございます」。

 なお、田中選手は、もう一度病院で心電図と血液検査を受けて異常がなければ、また、フットサルができるということです。
(※futsaledgeより引用。▼詳細はこちらをご覧ください。
http://www.futsaledge.jp/archives/5179

 心肺蘇生やAEDなどの応急手当は、経験や訓練がなければ、いざという時にいきなりその場で実践することはできません。東京メディカル・スポーツ専門学校では、医療従事者を養成する学校として、いつAEDが必要な場面に遭遇しても、青山さんのように冷静かつ迅速に対応できる力を学生みんなが身につけられるように、今後も、授業や講習を行っていきます。

 

(広報センター 工藤)