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ドイツ・ブンデスリーガのフランクフルトと教育提携、シャーフ監督と国際顧問契約 共に更改の調印式

 昨年9月に教育提携に関する契約を結んだドイツ・ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトと東京スポーツ・レクリエーション専門学校(TSR)をはじめとする滋慶学園グループの契約更新の調印式がこのほど、フランクフルト市内のホテルで行われました。

  • 教育提携契約調印式。写真左からHeribert Bruchhagen(CEO)、浮舟総長、Axel Hellmann

    教育提携契約の調印式。写真左からブルッフハーゲン会長、浮舟総長、ヘルマン財務責任者

  • 国際顧問契約調印式。契約書にサインしたトーマス・シャーフ氏と浮舟総長

    国際顧問契約の調印式。契約書にサインしたシャーフ監督(左)と浮舟総長

 また、昨年9月から滋慶学園グループの国際顧問に就任している世界的な名将として知られるトーマス・シャーフ監督との契約更改も行なわれました。同監督には、引き続き国際顧問としてスポーツトレーナー系学科の教育についてのアドバイスや特別講義などを行なっていただきます。

 調印式には、チームから ヘリバート・ブルッフハーゲン(Heribert Bruchhagen)会長(CEO)、アレックス・ヘルマン(Axel Hellmann)財務責任者(CFO)、ブルーノ・ヒュブナー(Bruno Hübner)GM、トー マス・シャーフ(Thomas Shaaf)監督の4名、滋慶学園グループから浮舟邦彦総長と平田豪成常務理事ら4名が出席しました。

フランクフルトのコーチ陣を特別講師として招聘、フランクフルトの日本語版サイトを運営など

今回署名した教育提携の内容は、

1.滋慶学園からスポーツトレーナー研修生を派遣し、アイントラハト・フランクフルトからコーチまたはトレーナーを滋慶学園特別講師として招聘する。
2.滋慶学園(代表校TSR)はアイントラハト・フランクフルトの日本国内スカウティングをサポートする。アイントラハト・フランクフルトはTSRが運営するCLUB-TSRサッカースクールの運営サポートを行う。
3.滋慶学園(代表校TSR)はアイントラハト・フランクフルトの日本語版WEBサイトを運営するとともに、TSR公式WEBサイトと相互リンクし、日本市場におけるブランド認知の拡大に貢献する。

というものです。

フランクフルトの最終戦。「コメルツバンクアリーナ」は5万人の大観衆で埋まったフランクフルトの最終戦。「コメルツバンクアリーナ」は5万人の大観衆で埋まった

 教育提携の契約、トーマス・シャーフ監督の国際顧問契約と、それぞれ調印式は終始和やかに行なわれ、チームからのプレゼント贈呈や心のこもった会食など、温かいもてなしを受けました。

 会食では、浮舟総長と平田常務理事の熱心な質問に、ブルーフハーゲン会長らが世界のサッカーリーグで最も成功しているブンデスリーガのリーグ運営や選手・コーチの育成システムについて一つ一つ丁寧に答えるなど、サッカービジネスの話題で大いに盛り上がりました。

 翌日のリーグ最終戦では、フランクフルトのメインスタジアムであるコメルツバンクアリーナのエグゼクティブシートに招待していただき、5万人の大観衆とともにフランクフルトを応援しました。

ドイツで活躍されていた奥寺康彦氏(現横浜FC会長)と一緒に試合観戦ドイツで活躍されていた奥寺康彦氏(現横浜FC会長)と一緒に試合観戦

 試合はフランクフルトが強豪レヴァークーゼンを2-1で破り、見事にシーズン最終戦を勝利で飾りました。ドイツで活躍していた横浜FC会長の奥寺康彦氏も一緒に試合観戦され、スタンドは大いに盛り上がりました。

 今回の国際教育に関する提携は、日本の高等教育機関として初めて欧州リーグのトップチームと契約を締結したことになります。今回の教育提携やシャーフ監督の国際顧問としてのアドバイスを生かしながら、今後ますます海外や日本のプロチームで活躍するトレーナー、コーチといったスポーツ人材の育成に努めていきたいと考えています。

 シャーフ監督は昨年11月に来日。その際、浮舟総長は同監督から「ぜひ試合を見て欲しい」と誘われ、必ず見に行くと約束し、今回の調印式に合わせての訪独となりました。

 シャーフ監督は翌日にシーズン最終戦を控えている中での調印式への出席でした。同監督は浮舟総長が約束を守ったことにいたく感激し、日本からのお土産「切り絵」の説明にも熱心に耳を傾けて喜んでくださいました。

滋慶学園グループの国際顧問、トーマス・シャーフ(Thomas Schaaf)氏のご紹介

昨年11月の来日記者会見に出席したトーマス・シャーフ氏昨年11月の来日記者会見に出席したトーマス・シャーフ氏

 1972年にヴェルダー・ブレーメンに入団して以来、同クラブ一筋。78年にトップに昇格し、95年まで長年にわたり選手として活躍しました。引退までに281試合に出場、14得点を挙げています。

 指導者としては、ヴェルダー・ブレーメンのユース監督を8年間、サテライト監督を4年間、トップチーム監督を99年から2013年まで14年間に亘って務めました。

 2014年からアイントラハト・フランクフルトのトップチーム監督に就任し、日本代表の長谷部選手や乾選手の活躍を支えてきました。

TSRの学生に向けて熱心に指導するトーマス・シャーフ氏(写真は昨年11月に来日したものTSRの学生に向けて熱心に指導するトーマス・シャーフ氏(写真は昨年11月の来日時)

 特にファンタジスタと呼ばれるスーパースターを上手く活用できる監督で、これまでに、アンドレアス・ヘルツォーク、リステシュ・クリスティアーン、ヨアン・ミクー、メスト・エジル、ジエゴら、今まで彼の下で成功してきた選手は数知れません。

 すでに日本でも報道されたようにフランクフルトの監督は今季限りで退任します。シャーフ氏とは所属チームに関わらない個人契約ですので、また新しいチームでの活躍とともに、引き続き滋慶学園の教育に携わっていただくことを期待しています。

(TSR事務局次長 高平)