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美の技術と創造力、そしてプレゼン力を競う「第10回ベルエポックコンテスト」開催

全国7校1,800人の頂点を目指して56名が出場。12日の表彰式後、出場者とモデルさん全員で記念撮影

 10月10日(火)、12日(木)に、2015年度の「ベルエポックコンテスト」が東京・原宿にあるベルエポック美容専門学校で開催されました。ベルエポックコンテストは、各業界からのプロフェッショナルに審査いただき、札幌、原宿、葛西、福岡のベルエポック4校と、姉妹校3校の学生が頂点を目指して競い合う、年に1度開催される競技会です。10日には、エステ部門、ビューティアドバイザー部門、ヘアスタイリスト部門、12日にはネイル部門、ブライダルヘアメイク部門、ヘアメイク部門の6部門で、各校での厳しい予選を勝ち抜いた学生たちが、実技とプレゼンテーション、ロールプレイングを通し、学校で身につけた力を発揮して競い合いました。
 第10回目を迎えた今年は、特別審査員の先生方から「年々、技術力が上がり、そのままプロとしてお店に立てる人もいる」と高い評価をいただくなか、参加学生の総勢1,800名のなかから、各分野の頂点を目指す厳しい競技会となりました。それに比例して注目度も増しており、会場には2日を通して昨年よりも多い331名が来場し、Web配信では6,714名にご覧いただきました。

参加校
札幌ベルエポック美容専門学校
ベルエポック美容専門学校
東京ベルエポック美容専門学校
福岡ベルエポック美容専門学校
京都医健専門学校
名古屋医健スポーツ専門学校
大阪ダンス&アクターズ専門学校


株式会社パイプドビッツ 編集長・プロダクトマネージャーの石渡武臣様

来場した各業界の方々からは、「ヘアだけのサロン運営では足りないトータルビューティの時代になり、今日はエステやビューティアドバイザーも拝見し、美容室もそういうものを取り入れなくてはいけないと思いましたし、またレベルが高いと感じました。最近美容師のコンテストでは、昔のようなすごい頭を作ることよりも、実際にこんな人がいたらいいというデザインの方がグランプリを獲ることが多くなっており、業界の先生や美容師の方々にもっとこのコンテストを知ってもらい、アドバイスをもらったらもっと面白くなると思います」(株式会社パイプドビッツ 編集長・プロダクトマネージャーの石渡武臣様)。また、「日頃、ロールプレイングの勉強をきちんとされているので、社会に出て役立つんですね。採用面接のプロセスでもロールプレイングをしてもらいます。集団面接のなかで緊張してあまり発揮できなかった人がロールプレイングでは生き生きとしていて、その点数が高くて採用になることもあります。今からこういう場面に慣れていくと、将来あらゆるところで発揮できるのではないかと思います」(パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポン株式会社 リテール ヒューマン リソース マネージャー 野田かをり様)と、ベルエポックコンテストにアドバイスやよい評価をいただきました。

 コンテスト終了後には、各業界の方々と学生、本校職員との「業界交流会」が行われ、学生たちはプロの方々から直接作品の評価をいただいたり、また就職や教育に対する貴重なご意見もいただくことができました。
 ベルエポックコンテストの3つの目的である「業界へのプレゼンテーションの場」、「各学校と業界と学生のつながりの場」、「業界の皆様方の交流の場」として、第11回を迎える次年度は、学生のレベルアップを図り、コンテストとしてもさらに発展できるように努めていきます。

コンテスト

・エステ部門
課題:
クライアントのお悩み改善のためのトリートメントプラン作成
クライアントに合わせたオリジナル手技の考案/ホスピタリティ

・ビューティアドバイザー部門
課題:
お客様の要望に沿った販売ロールプレイ
お客様の個性に合わせたファッションメイク

・ヘアスタイリスト部門
課題:レディースカット

・ネイル部門
課題:
ジェルアート(フラットアート)

・ブライダルヘアメイク部門
課題:
披露パーティーのブライダルヘアメイク

・ヘアメイク部門
課題:
美の造形(sculpture of beauty)

・フォトアートコンテスト
ヘアメイクアート部門、ブライダルフォトコンテスト部門、ネイルチップ部門

講評

【10日講評】

エステティックTBC 岩本尚子様
8名の全国から選抜された方のコースを見て、自分が初めてお客様に入ったサロンでのことを思い出しました。とても感動しました。みなさん、とても熱意をもってコースを対応?してくれて素晴らしいなと思いました。これから卒業されて社会に出てからが本番です。どうぞ、今日の熱意ある気持ちを忘れることなく、お客様に喜んでいただくことを自分のかけがえのない喜びとできるようにしっかりと学んでいただきたいと思います。

資生堂ジャパン株式会社 望月陽子様
緊張が伝わってきましたが、そのなかで皆さんが自分の力を精一杯出して頑張っている姿を見たときに心から感動しました。それをたくさんの方に伝えていく仕事ですので、是非継続してお客様を喜ばせるための努力を続けていっていただきたいと思います

総講評 井上陽平美容研究所 井上陽平審査委員長
第1回から審査委員長を努めさせていただいておりまして、毎年の技術力の向上を目の当たりにしております。昨年、1昨年と続けて言えることは、ヘアスタイルを皆さんが作ってくるようになりました。以前は変わったことをしようというのがありましたが、徐々にヘアスタイルを作ろうということが見えるようになりました。来年は今年よりももう1段高いところで素晴らしい作品を見せていただければと思います。

【12日講評】

株式会社グランドエトワール 星野優子様
技術的なことを申し上げますと全国から精鋭陣が集まってきたということで、甲乙つけがたいいい作品ばかりで素晴らしかったです。気になったところは、チップの装着も気になりましたし、削り残しなども残念に思いました。お客様のお手元を綺麗にする仕事  仕上がりさえ、アートさえ綺麗ならばそれでいいのではなくて、もちがいい、どこから見ても美しい形を追求して、お客様に喜ばれる、コンテストで賞を取るのがゴールではなくて、お客様を喜ばせる技術者になってほしいと思います。

ビューテータナカ 池田利幸様
1位から最後までには大きな差があります。誰が見てもこれいいねと思うものと、誰が見てもこれおかしいねというものは分かれてきます。仕上げだけでなくて、プロセスもきれいでなければいけない、やっている姿もきれいでなくてはいけないというのがこの仕事の大きなポイントだと思います。皆さんが学校を卒業して現場に出てきます。卒業した時点から次の大きなステップが始まっていきますので、それに向かってぜひ研鑽していただいき、いい社会人、職業人となって巣立っていただければと思います。

資生堂ビューティークリエイション研究センター 計良宏文様
ヘアメイクは他と違ってクリエイティブなものが多く、受賞された方も大変面白いコンセプトがあり、それに対するクリエイションも高かったと思います。感じたのは、ステージ上でたった40分間という短い時間で、想定したものを作り出せるのは、学生の方々の技術力がすごく高いのではないかと思いました。今のうちは未熟な技術でも当然です。面白いこと、新しいことを追求して、素敵なヘアメイクアーティストになっていただきたいと思います。

受賞者

12日の表彰式では、最初に学校法人東京滋慶学園 中村道雄理事長から
「審査委員長の先生から毎回技術が進歩している、そのままプロとして仕事をしてもいいのではないか、そのままお店に出られるのではないか、そんな人も何人かいますよ、素晴らしいですね」という講評をいただきました。選手のみなさん、先生方の講評を胸にさらなる成長をしていただきたいと思います」と挨拶があり、表彰式が始まりました。
 司会者から、受賞者の名前が発表されると、場内の学生たちから大きな歓声が上がりました。涙を見せながら壇上に向かう学生、モデルさんと笑顔で喜び合う学生、まだ緊張が解けずない様子の学生など様々でしたが、最後には、入賞を逃した学生たちも一緒に、充実した表情で記念写真に収まりました。この経験を生かし、来年からは美容のプロとして業界で活躍してくれることでしょう。

  • 競技を終えリラックスして表彰式に望むエステ部門出場の学生たち

  • 「本当に嬉しいです。周りの人にたくさん支えられて、いい結果が残せて本当によかったです」と喜びを語るネイルで最優秀賞を受賞した札幌校の花井さん。

■受賞者一覧はこちらからご覧ください