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【国家試験対策センター】 今春の国家試験 100%合格は17校30学科 グループ全体平均は昨年比0.8ポイントアップ

出題傾向が変わり難しくなった今年の看護師国家試験。採点除外となった問題が目立った

 滋慶学園グループの「国家試験対策センター」(稲岡センター長)はこのほど、平成28年度の国家試験結果をまとめました。看護師国家試験を筆頭に、複合的な知識が求められる評価領域分類(Taxonomy)Ⅱ型、Ⅲ型の出題が顕著になるなど、例年に比べて難しい対応を求められましたが、グループ全体では、18職種の国家試験に5,445名の学生が挑み、全体の平均合格率は昨年よりも0.8ポイントアップの89.1%となりました。学科別では、理学療法士が97.9%(昨年76.8%)、臨床工学技士が93.1%(同77.6%)、臨床検査技師が93.0%(同88.4%)と昨年度から大きく伸び、いずれも全国平均を上回る健闘を見せました。
 稲岡センター長は「資格別のチーム会議や研修会などを通して、各学科で対策のシステムを整備し、根拠に基づいた対策を実行出来るようになってきたことが結果につながったと思う」と話しています。

神戸・三田校の救急、東洋医療の歯科技工、新東京の歯科技工が5年以上の連続100%達成

 例年通り、ことしも多くの学科で合格率100%を達成しました。とりわけ、理学療法士学科の健闘が目立ち、大阪医療福祉専門学校が昼間と夜間の2学科で、仙台医健専門学校と福岡医健専門学校、出雲医療看護専門学校がそれぞれ100%を達成。同学科のグループ全体では昨年の76.8%の合格率を、今年は全国平均を2.5ポイント上回る97.9%に一挙に伸ばしました。
 また、全国平均が89.3%の作業療法士学科では、大阪医療福祉専門学校や神戸医療福祉専門学校三田校、福岡医健専門学校が100%合格を達成、グループ全体でも全国平均を5.8ポイント上回る95.1%を記録しました。このほか、言語聴覚士学科では、大阪医療技術学園専門学校と出雲医療看護専門学校、救急救命士学科と義肢装具士学科では神戸医療福祉専門学校三田校、視能訓練士学科では、大阪医療福祉専門学校、東京医薬専門学校、北海道ハイテクノロジー専門学校、京都医健専門学校がいずれも100%合格を達成するなど、17校30学科が100%合格を果たしました。
 なお、25年連続の100%合格を続けている東洋医療専門学校の歯科技工士学科は今回も100%合格を達成し、「26年連続」となりました。また神戸医療福祉専門学校三田校の救急救命士学科が8年連続、新東京歯科技工士学校の歯科技工科の昼間部が6年連続、夜間部が5年連続の100%を継続しています。

学校単位では大阪医福、出雲、京都が健闘

 全国平均55.9%といつもどおりの“難関”となった社会福祉士(一般養成課程)では、京都医健が97.4%と高い合格率をはじき出しました。また大阪保健福祉専門学校、埼玉福祉専門学校、東京福祉専門学校がいずれも80%台をマーク、強みを発揮しました。 精神保健福祉士(一般養成課程、全国平均74.8%)でも、東京福祉専門学校が89.7%、大阪保健福祉専門学校、神戸医療福祉専門学校中央校が80%台後半の合格率をはじき出し、この分野での滋慶学園グループの強みを発揮しました。

 学校別では、大阪医療福祉専門学校、出雲医療看護専門学校、京都医健専門学校が各学科でいずれも高合格率を達成、健闘しました。出雲医療看護は、理学療法士学科、臨床工学技士学科、言語聴覚技士学科の3学科で100%、看護学科も全国平均を上回る97.1%と、初めての国家試験だった昨年に比べて大きく躍進しました。

6月24日からの国家試験対策研修会で表彰

 国家試験対策センターでは浮舟邦彦総長を迎えて、6月24日(日)の関東地区を皮切りに、7月8日(土)の福岡地区、同12日(水)の北海道地区、7月22日(土)の関西地区、11月18日(土)の衛生分野の「国家試験対策研修会」を開催することになっており、100%達成学科などを表彰することにしています。

 100%合格を達成した学科は次の通りです。
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