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特別養護老人ホーム「青都荘」 100歳を迎える板垣さんが大阪市旭区長から首相のお祝いを頂きました

青都荘でめでたく100歳を迎えられることとなった板垣さん。大阪市旭区の花田区長と社会福祉協議会の吉田会長からお祝い状と銀杯が贈られました

 大阪市都島区にある滋慶学園グループの特別養護老人ホーム「青都荘」(鈴木紘次・施設長)で9月14日(木)、老人の日を記念して、今年100歳を迎える入所者の板垣ちゑさん(同市旭区)に、旭区の花田公絵区長から、安倍晋三首相のお祝い状と記念品が贈られました。

 板垣さんは、大正7年に山形県小松市に生まれ、20歳の時に大阪で医師をしていた同郷の男性と結婚、お二人のお子さんにも恵まれました。お子さんが結婚され、ご主人が亡くなられた後は、若い頃から好きだった絵を楽しんだりしながら一人暮らしをされていました。アルツハイマー型の認知症を患い始め、養護が必要になってきたことから平成20年8月、オープン間もない「青都荘」に入所されました。

4502602100歳を迎える板垣さんに贈られたお祝いの寄せ書き

 最近は、認知症も進み車イス生活ですが、大きな病気もなく食欲も旺盛で、毎日を元気に過ごしておられます。この日午後1時過ぎに、花田区長をはじめ、旭区社会福祉協議会の吉田純造会長と、区役所保険福祉課課長の3人がお見えになり、伝達式がおこなわれました。
 
 ご家族や大勢の施設でのお友達、介護職員らが祝福する中、花田区長がお祝い状を読み上げて手渡すと共に、「これからもお元気で過ごしてくださいね」とやさしく声をかけて下さいました。

4502603板垣さんを囲んで。花田区長(右)と吉田会長

 それまで眠っていた板垣さんは、薄く目をあけ、周りを見回すようなしぐさを見せ、家族の方からも「ありがとうございます」とお礼の言葉がありました。その場にいた役所の方々や施設のお友達、職員らから大きな拍手が起きると、ご家族の方が「よかったね」と板垣さんに声をかけ、青都荘の職員に向って「一日一日を穏やかにすごしてくれればと願っています」と話しておられました。

 なお、「青都荘」は7階建てで、入所とショートステイ、デイサービスを行なっています。定員の全100床の個室は、満室となっています。現在、板垣さんを含め、100歳を超える入所者は、104歳の女性を筆頭に計4人になりました。

 
 厚生労働省の発表によると、全国で100歳を超える高齢者は6万5,692人で、今年、100歳を迎える人は、昨年度より1,368人多い31,747人、旭区では、21人が100歳のお祝いを頂いたそうです。