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学校法人 滋慶京都学園 京都医健専門学校の卒業式が行われました

卒業生を代表して岡下春香さんが謝辞を述べました

 滋慶学園グループの学校法人 滋慶京都学園が運営する京都医健専門学校の卒業式が18日(日)、ウェスティン都ホテル京都で行われました。卒業生を代表して、日本エステティック業協会理事長賞などを受賞したトータルビューティー科、岡下春香さんがステージに立ち、「さまざまなコンテストに挑戦する中で挫折しそうになったとき、友達の支えや先生の温かい言葉に励まされました。KYOTO IKEN COLLECTION(京都医健コレクション)は、2年間の集大成となるすばらしいコレクションとなり、みんなで作り上げる難しさと楽しさを学びました」と友人や先生、家族への感謝の思いを語りました。

「優しい態度と心が社会をより良くする」小林哲夫学校長

 今年の卒業生は10学科あわせて450人で、小林哲夫学校長が各学科の代表に卒業証書や専門士称号、高度専門士称号を授与しました。式辞で小林学校長は、まず社会人に大切なこととして、①自分自身がどういう人間かを知り、個性を大切にする。②人の言動に左右されることなく、主体性をもって生きる。③周りの人たち1人1人と共生していく―という3つのポイントをあげました。

 そのうえで「他者への思いやりの心を忘れないでください。社会をより良くするためには1人ひとりの優しい態度と心が必要です。『優しい』の『優』という文字は、『憂い』をもつ『人』のかたわらに、寄り添うという意味です。それが本当の優しさです。喜ぶ人とともに喜び、悲しむ人とともに悲しむ―そういう人間になってください」と、はなむけの言葉を贈りました。

  • 卒業証書を授与する小林哲夫学校長

  • 小林学校長は式辞で「優しい心」を強調しました

「壁を突き破る人生は楽しい」近藤雅臣理事長

祝辞を述べる滋慶京都学園の近藤雅臣理事長

 また滋慶京都学園の近藤雅臣理事長(大阪大学名誉教授、医学博士)は「AIの時代を迎え、医療のシステムにも大きな変革が訪れます。AIが人間を凌駕してしまうかもしれません。皆さんは、これに追いつき追い越し、すばらしい時代を生む先覚者として成長していただきたいと思います」と祝辞を述べました。

 そして、「時には、大きな壁にぶち当たることがあるかもしれません。しかし、サボっている人に壁は現れません。一生懸命やっている人の前にこそ、壁は現れるのです。どうやってその壁を突き破るかを考えていく人生は楽しいのではないでしょうか。前途洋洋の皆さんを社会に送り出すことを、私たちは誇りに感じています」とエールを送りました。

「超高齢社会が訪れるなか期待は大きい」浮舟邦彦総長

 そのあと、皆勤賞・精励賞や理事長賞、学校長賞、滋慶教育科学研究所奨励賞、各業界団体の賞などの表彰状の授与が行われました。

浮舟邦彦総長は「期待は大きい」と語りました

 滋慶学園グループの運営者と全教職員を代表して祝辞に立った浮舟邦彦総長は、「自分の仕事を大切にし、コツコツとあきらめずに続けることによって、はじめて成功の喜びを感じ取れます。また失敗の苦しみも味わうでしょう。失敗した経験は、次のステップの礎(いしずえ)となるのです。社会は変化しており、皆さんが進めようとしている医療や福祉、保健などの関連では、75歳以上の後期高齢者が65歳以上の高齢者全体の半数を超える超高齢社会が訪れようとしています。それぞれのジャンルで学び続けることが大切で、皆さんへの期待は大きいものがあるのです」と語りました。

ゴスペルアンサンブルの力強い歌声が卒業生を祝福

 式典の終わりは、卒業生、在校生と、姉妹校の大阪スクールオブミュージック専門学校の学生によるゴスペルアンサンブルが「翼をください」を力強く歌いあげ、会場を盛り上げました。