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学校法人滋慶学園の保育園全体研修が行なわれ、各園の活発な取り組みなどが発表されました

浮舟邦彦総長の基調講演

 学校法人滋慶学園の保育園全体研修が、2018年12月9日(日)に千葉県浦安市のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルで行われ、約200人が参加しました。この研修は平成28年度より年間3回実施しており、各園の取り組みの好事例を学ぶ機会となっています。

 学校法人滋慶学園は、現在都内でにじのいるか保育園など保育園9園を運営。2018年9月には兵庫県姫路市のJR姫路駅前に企業主導型のリコルス保育園をオープンさせています。

 専門学校同様、保育園でも大切にしているのは「理念の共有」。今年度第1回目の研修では、保育理念の核である「自己肯定感」に関する研修を、2回目は「環境」をテーマに外部の先生をお招きし、自園の見直しを行い、3回目の研修は各保育園での取り組み・総括発表です。

 滋慶学園グループの浮舟邦彦総長の基調講演では、園児・保護者、一人ひとりを大切にすることの重要性や、園児らの成長に影響を与える保育の仕事の重みについて、お話をうかがいました。そのためにも働きやすい職場環境をつくり、まずは保育士ら職員自身が成長し、幸せでいることが必要であるとの想いを新たにしました。

 取り組み報告では、保育理念の実現のために各園が力を入れている内容について、具体的な事例が披露されました。今年度のテーマ「環境」に合わせ、「保育室内の環境」「人的環境」についての発表が多くあったのが、本年度の特徴です。来賓や職員から活発な質疑が行われたことも、昨年までの発表会からの進歩を感じる点でした。

 また、今年度は新たな取り組みとして、滋慶学園の保育園だけでなく、外部から一般社団法人わんぱくSMILEの今田賢二代表理事、社会福祉法人千葉県福祉援護会ローゼンかみやま保育園の恒松珠美園長をお招きし、事例発表を行っていただきました。他園の視点は、職員の大きな学びにつながりました。

  • 事例発表をしてくださるローゼンかみやま保育園の恒松園長

  • すべての発表を終え総評を行なう平田代表

 すべての発表を終え、一般社団法人 キャリア教育総合研究所の平田豪成代表理事からの総評では、「理念は実践を通して強化される、ということを実感した」との言葉をいただきました。発表をするにあたりリハーサルを重ね、かなりの準備期間をへてきた成果が認められ、次年度に向けた前向きな場となりました。次年度もより実りある発表会ができるよう、日々の業務でのPDCAサイクルを回し続けて参ります。

(滋慶学園保育事業室 尾上 奈緒子)