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【入学式】春が近づく札幌で滋慶学園グループ北海道8校の合同入学式

新入生代表の2名が力強く宣誓

 日陰にはまだ雪が残るものの、日射しには春の訪れを感じる晴天の4月9日(火)、札幌コンベンションセンター大ホール(札幌市白石区)で、滋慶学園グループ北海道8校の合同入学式が行われ、1,012名が夢に向かって学びをスタートしました。

 入学式を行ったのは、北海道ハイテクノロジー専門学校、北海道メディカル・スポーツ専門学校、北海道エコ・動物自然専門学校、札幌ベルエポック美容専門学校、札幌ベルエポック製菓調理専門学校、専門学校札幌ホテル・ウェディングカレッジ、札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校、札幌アニメ・声優専門学校。第一部の式典では、8校を代表して北海道エコの佐藤俊学校長が式辞を述べました。続いてSSM、札幌アニメの大黒摩季名誉学校長と滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が祝辞を述べました。

 第二部は“最初の授業”として、本グループが職業人教育の一環として取り組んでいる『産学連携教育』の企業プロジェクトを在校生がプレゼンテーションし、目標に向かって取り組む姿を新入生に披露しました。続いて、新入生宣誓が行われ、新入生の代表2名が会場の中央に立ち、この日列席した講師や来賓、保護者に向かい、力強く決意表明をしました。入学式の最後に、教育顧問のミッキー吉野先生、トミー・スナイダー先生、アメリカから駆けつけたギタリストのキース・ワイアット先生などのスペシャルバンドと、SSMと札幌アニメのゴスペルアンサンブルによる「You raise me up」の演奏で新入生を歓迎しました。新入生たちは感動のなか、夢という山の頂にむけて第一歩を踏み出しました。

「令和元年に始まる学生生活を豊かなものに」佐藤学校長式辞

式辞を述べる佐藤学校長

 北海道エコ・動物自然専門学校の佐藤俊学校長が式辞を述べました。「皆さんは学生生活のなかで、専門分野の知識、技術を身につけることはもちろんですが、同時に生涯にわたって信頼できる友人を作ってください。豊かな人生に親友の存在は大きなものです。他人のために心を込めた仕事をする喜びを知ってください。自分のためだけでなく、他人を大切にする心を育ててほしいのです。皆さんが社会で信用される、実践的な職業人を目指して努力し続けることを期待します。令和元年に始まる学生生活が豊かなものになることを祈念します」と、北海道地区8校の学校長を代表して新入生に言葉を贈りました。

大黒摩季名誉学校長、浮舟邦彦総長が祝辞

 札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校、札幌アニメ・声優専門学校の大黒摩季名誉学校長は「社会人31年、業界人30年、デビューして26年の先輩として、新入生のみなさんに3つの言葉をプレゼントしたいと思います」と新入生に、『1感じること、2自分は自分で育てること、3唯一のものになれ』という言葉をご自身の経験を交えながら贈りました。1では「いいことも辛いこともすべてが、今日から無駄なことはなくなります。考えて、感じ取って、反芻する。それは一見遠回りに見えますが、私はそれが最短コースだと思っています」。2では「今日から、自分の中にもう一人の自分、自分がプロデューサー、社長、上司になったつもりで、受け入れやすい言葉で、頑張れないなと思ったとき、かけがえのない自分を良い方向へ導いてあげてください」とアドバイスをされ、3では「よく才能のある人のことをダイヤモンドの原石と言います。それは誰かと比べてではなく、自分のチャームポイントや宝物に気づいてください。自分が何者かを知らずに放っておいたら原石ではなくただの岩石です。誰かになろうとするのではなく、自分にしかない宝物を磨けば、勝ち負けや劣等感は生まれません。唯一のものになるから」と伝えました。最後に「今から、感じること、自分は自分で育てることを意識して、卒業式の頃には全員が唯一のものになってください。ご入学おめでとうございます。思い切りエンジョイしてください!」と新入生にエールを贈りました。
 また、教職員を代表して滋慶学園グループの浮舟総長が祝辞のなかで、よい生活習慣や、主体的に、そして目標を持って取り組むことの大切さ、チームワーク、コミュニケーション、グローバルな視野を持ち、教職員や業界、友人との人的ネットワークを築いてほしいと述べました。自律協働のできるプロのスペシャリストを目指して「今日から無駄な時間はありません。一緒に頑張りましょう」と力を込めて激励しました。

  • 3つの言葉を新入生に贈る大黒摩季名誉学校長

  • 祝辞を述べる浮舟総長

産学連携、地域連携プロジェクトを在校生がプレゼンテーション

 第二部は「最初の授業」として、業界と連携した産学協同教育のなからから、各校で取り組んでいる企業プロジェクトを在校生がプレゼンテーションしました。企業プロジェクトのなかには、学生作品が実際に採用されたり、商品化されるものが多数あります。札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校の中野さんがプレゼンテーションした北海道エアシステム『デジタルサイネージ用企業PR動画制作プロジェクト』もその一つです。また札幌アニメ・声優専門学校の『札幌パークホテル55周年記念ロゴ制作プロジェクト』でも粂さんの作品が採用され「ロゴに思いを込め、デザインで思いを伝えるということ、多くの人のめに触れるデザインを経験ができました」と感想を伝えました。
 続いて行われたのは、北海道ハイテクノロジー専門学校の『救急救命士学科学生シミュレーション&ITプレゼン』。救急救命士学科の学生たちがキビキビした動きでステージに登場し、大きな声で点呼が始まりました。昨年は台風や大地震に見舞われた北海道、大規模災害にも対応できる救急救命士が求められているなか、恵庭市と連携した市民向けの防災訓練や救命講習を行う恵庭市消防サポーターの取り組みを行っています。ステージ上では、人工呼吸のシミュレーションが行われ、新入生たちはその緊迫した様子をじっと見つめていました。その救急の現場、人が入れない場所での状況調査や、薬剤の輸送にドローンが活用されているそうです。ITメディア学科ドローン専攻の学生が登壇し、農業、建設、測量、観光など様々な分野活用の場が広がっているドローンを企業とともに学ぶ授業をプレゼンテーションしました。
 各競技のアスリートによる、そえぞれの競技の特性、トレーイングメニュー、ケガから復帰するまでの復帰メニューを実際に身体を動かしながら学ぶ『アスリートとともに学ぶ』授業を紹介したのは、北海道メディカル・スポーツ専門学校の学生たち。学生自らが考案したケガをしない身体づくりの基礎となるトレーニング法を実際に取り入れている、平昌オリンピックに出場した女子スキージャンプの勢藤優香選手(ハイテクAC)が登壇し、新入生、来賓や保護者が勢藤選手を見本にトレーニングを体験しました。
 次に『犬のリハビリを通し、動物看護師を目指す』取り組みをプレゼンテーションしたのは、北海道エコ・動物自然専門学校動物看護師科の学生。学内で飼育をしているダックスフントが重度の椎間板ヘルニアを煩い一週間の命と宣告されましたが、動物看護師科の学生たちはどうしたら命を救えるのかを話し合い、手術と学生たちが考えたリハビリ等を実践した結果、現在も元気で暮らしているそうです。諦めずに続けることの大切さ、またこの経験から動物看護師のと飼い主、2つの視点を得ることができたと発表しました。
 ここからは華やかなステージに。札幌ベルエポック製菓調理専門学校の学生たちが、ステージ上で大きなウエディングケーキの制作を実演しました。器用な手さばきで飾り付けをし、ウエディングケーキが完成すると、花嫁と花婿が登場しました。花嫁のドレス、花婿のタキシード、またドレスに似合うブーケなども札幌ホテル・ウェディングカレッジの学生がウェディングコーディネーターとして選んだものです。
 最後は、札幌ベルエポック美容 専門学校。年間74社の企業と連携した授業から、北海道最大のファッションイベント『サッポロコレクションプロジェクト』を再現しました。ステージ上でのヘアメイクから始まり、モデルウォーキング、さらに音楽に合わせて客席からたくさんのモデルたちが登場すると、式典会場が一気にファッションイベント会場になりました。ショーの企画、運営、音楽を学生の手で行い、技術だけでなくチームワークも学ぶことができる実践授業がプレゼンテーションされました。
 

  • SSM『デジタルサイネージ用企業PR動画制作プロジェクト』

  • 札幌アニメ・声優専門学校『札幌パークホテル55周年記念ロゴ制作プロジェクト』

  • 北海道ハイテクノロジー専門学校『救急救命士学科学生シミュレーション』

  • 緊迫した救命現場をシミュレーション

  • スキージャンプ 勢藤選手が登壇

  • 新入生も一緒にトレーニング体験をした北海道メディカル・スポーツ専門学校のプレゼンテーション

  • 北海道エコ・動物自然専門学校『犬のリハビリを通じ、動物看護師を目指す』

  • 札幌ベルエポック製菓調理専門学校『ウェディングケーキショー』

  • 札幌ホテル・ウェディング、花嫁花婿をコーディネート

  • 札幌ベルエポック美容『サッポロコレクションプロジェクト』

「それぞれの夢に向かって志を同じくする仲間と切磋琢磨し、努力し続けることを誓います!」新入生宣誓

堂々と決意を宣誓する松橋さん(左)と中村さん

 北海道メディカル・スポーツ専門学校柔道整復師科の中村康太郎さん、札幌放送芸術&ミュージック・ダンス専門学校の松橋寿々那さんが8校の新入生を代表して、決意表明しました。高校時代にサッカー部の部長をしていた中村さんが柔道整復師を目指したのは、左膝の靭帯を断裂するケガをしたときに出会った柔道整復師の卒業生。1ヵ月間毎日治療をして試合に間に合わせてくれたその卒業生にあこがれ、将来は柔道整復師と鍼灸師の資格をとって開業し、スポーツで頑張っている人を全力でサポートしたいと考えています。また、松橋さんは海外で過ごしていた高校時代、葉の壁がとても厚く、日本を恋しく寂しく思っていたときに救ってくれた映画やテレビドラマがきっかけで、いつしか同じ世界に入りたいと思い、観る人に笑顔を届けるエンターテイナー、感動を届ける俳優が将来の夢になりました。そして最後に「いま、私はこれから始まる新しい生活への不安と、夢にまで見た明るい未来への期待で胸が熱くなっています。これまでとは異なる環境のなかで、私の前に立ちはだかる壁は高く厚いものでしょう。つらく涙があふれてしまうこともあるかもしれません。けれども、それぞれの夢に向かって志を同じくする仲間と切磋琢磨し、協力し、努力し続けることをここに誓います!」と力一杯宣言しました。

 入学式の最後は、教職員と在校生を代表し、スペシャルバンドとゴスペルアンサンブルが「Raise me up」を演奏し、で新入生を歓迎しました。

  • スペシャルバンドとゴスペルアンサンブルが歓迎演奏

  • 記念撮影する北海道ハイテクノロジー専門学校の新入生

  • 入学式に先立ち第1回目の保護者会を開催