CROSS×TALK Vol.1

滋慶学園の
ワークライフバランスとは?
働き方改革で、
職員のキャリアが変わる。

  • 赤松 滋子赤松 滋子

    2001年入職
    大阪医療福祉専門学校 事務局次長 教務部長(運営)

    赤松 滋子Shigeko Akamatsu

    大学卒業後、視能訓練士養成校へ進み、視能訓練士の国家資格を取得。2001年に視能訓練士学科 学科長として入職した。以後、教務部長、事務局次長などを歴任。2017年には、株式会社ワーク・ライフバランス認定のコンサルタント資格を取得し、滋慶学園グループ内における働き方改革を推進する。

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  • 加納 千恵加納 千恵

    2017年入職
    大阪医療福祉専門学校 事務局 広報

    加納 千恵Chie Kano

    外国語大学卒業後、広報職として入職。各種印刷物の作成や高校でのガイダンス、オープンキャンパス運営など、広報活動に幅広く従事している。学校ホームページのリニューアル提案など、高校生目線で学校の魅力が伝わるさまざまなアイデアを主体的に発信する若手人材。

国をあげて進む働き方改革に各企業が取り組むなか、
滋慶学園グループも業界に先駆けてさまざまな取り組みを導入してきた。
特に、先進的な取り組みを次々と実現させているのが、大阪医療福祉専門学校である。
そのけん引役となっているのが、事務局次長・教務部長を兼任する赤松。
どのような制度を取り入れ、職員にとって働きやすい環境づくりを行っているのか。
若手職員である加納を交えて、その内容について詳しく語ってもらった。

好きな仕事を続けるには、
バランスの取れた働き方が大切。

  • 加納 千恵
  • 加納
    今回は、ワークライフバランスがテーマです。株式会社ワーク・ライフバランスの認定コンサルタントを取得されていて、滋慶学園グループの働き方改革を推進している赤松さんと私の2人で、滋慶学園グループならではの取り組みやワークライフバランスへの考え方をご紹介していきます。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    ところで加納さんは、どうして私が認定コンサルタントの資格を取ったと思う?

  • 加納 千恵
  • 加納
    そういえば、今まで詳しくうかがったことがありませんでした。どうしてなんですか?

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    赤松 滋子私が以前、大学病院に勤務していたことは知っているでしょ。本題に入る前に、少し私の個人的な話をさせていただきます。私は、前職では視能訓練士の仕事をしていました。勤務していた病院では患者さまのことをお客様として接する考え方が浸透していて、医師や職員は廊下を歩く時も中央は患者さまのために空けて、端のほうを歩くように指導されたり、とても厳しい職場でした。勤務時間が終わっても、研究や勉強をとにかくたくさんするように言われて、プライベートの時間がほとんど持てないような毎日でした。 赤松 滋子

  • 加納 千恵
  • 加納
    病院勤務は大変なんですね。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    みんな夜遅くまで病院に残って仕事をしていると、最初はいいのですがやっぱり体力が続かなくなるのは当然のことです。3年とか5年で結婚や出産で仕事を続けられなくなって退職してしまう人がたくさんいて、せっかく医療の道で人に役立つ仕事をしたいのに、続けられないことがとても残念でした。その時の経験が、ワークライフバランスの重要性に気づいたきっかけです。私たち滋慶学園で同じことが起こってはいけません。私が中心となってワークライフバランスに優れた職場をつくっていきたいと思って、認定コンサルタントの資格を取りました。職員のみんながせっかく選んだ教育業界で働くことを、できるだけ長く続けてほしいというのが、私なりの想いです。

働く時間は減らしながら、
仕事の質は落とさない働き方とは?

  • 加納 千恵
  • 加納
    実際にどんな取り組みで働き方改革を進めていったのか、教えてください。 加納 千恵

    加納 千恵
  • 赤松 滋子
  • 赤松
    加納さんはよく理解してくれていることですが、働き方改革で大切なのは、表面的に勤務時間を減らすことではありません。職場で残業ができないからといって、残った仕事を家に持ち帰るようなことになってしまっては本末転倒です。職員の負担が増えるばかりか、仕事の質も低下してしまうことになりかねません。

  • 加納 千恵
  • 加納
    確かにそうですね。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    そこで最初にやったのが、「時間単位の成果」「チームで成果を出すこと」の職員への浸透です。長く働くことが仕事の成果ではありません。効率的に働きながら、成果の向上を図るのが働き方改革です。具体的には、パソコンにログインする前にタイムカードを打刻して、帰る時にはログアウトしてから打刻するようにしました。ログイン履歴を一元管理して、サービス残業と無駄な残業をなくしました。そして、チームで成果を出すために取り入れたのが、メンバー全員の仕事の進捗状況を共有し合うことです。職員は8:30に勤務を開始したら、8:45までにその日の行動・仕事内容を15分単位でスケジュール化します。それをチーム内でシェアして、誰が何をやっているかを把握し合います。定時になったら、もう一度スケジュールを確認し合って、誰かの仕事が遅れていれば、チームでカバーして全員で成果を出していくのです。

  • 加納 千恵
  • 加納
    いつでもチームで仕事に取り組めることは、私たち新人や若手の職員にとっては、本当にありがたいことです。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    そうですよね。そうやって業務のなかの無駄や空白をなくせば、今までよりもずっと短い時間で仕事ができて、しかもクオリティも高めていけます。他にも、経費精算の方法を変えて月末に集中する事務作業の軽減を図ったり、責任者の独断にならないようチーム合議制を採用したり、それまでの属人性が高かった仕事のやり方を1つひとつ改善していって、ワークライフバランスの整った職場環境をつくってきました。今はそうした取り組みが形になって、本当に働きやすい組織になったと思います。

  • 加納 千恵
  • 加納
    他にも、若手人材の登用、臨床実習病院の近隣化などいろんな取り組みが導入されています。学校の認知度を上げるために、社会貢献事業・地域貢献事業の推進として、年間100回以上の活動も実施しています。職員だけでなく、学生にも良い経験がつめる取り組みですね。

バランスの良い働き方は、
キャリア形成につながっていく。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    他にも有給休暇の取得奨励など新しい取り組みはたくさんありますが、私たち滋慶学園グループが考えるワークライフバランスとは、単に余暇の時間を増やすことではありません。1日24時間のうち、8時間は仕事(ワーク)の時間。1時間は休憩がありますから、残りは15時間です。このライフの時間をしっかりと確保した上で、自分のキャリアにつながる何かをしてほしいと考えています。趣味の時間を充実させることも大切ですが、これからは1つの専門性やキャリアだけでは通用しない時代です。自分なりの強みを磨き、仕事に付加価値を生んでいくことが大切になるでしょう。

  • 加納 千恵
  • 加納
    私は外国語大学の出身で中国語を専攻していました。その経験を活かせるように、もっと語学力を磨いて検定や資格の取得を目指していきたいと思っています。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    それは本当に素晴らしいこと。世界がどんどんグローバル化していくなかで、語学力というのはキャリアにおいて大きな武器になることは間違いありません。滋慶学園グループにも海外からの留学生が増えてきていますが、今後はもっと増えていくと思います。そのなかで、加納さんの語学力が仕事で役立ったり、何か新しい教育サービスにつながることは十分にありえます。今の仕事に付加価値をもたらすために、ぜひ余暇の時間を使ってほしいですね。

  • 加納 千恵
  • 加納
    職員自身が自己研鑽を怠らず、新しい勉強をしていくスタンスは、きっと学生と接する仕事にも生きてくると思います。

  • 赤松 滋子
  • 赤松
    赤松 滋子それは職種を問わずに、すべての職員に言えることですね。私も普段から、職場のみんなに好きなことを見つけて、自分のための投資をしなさいと言っています。事務の職員には、ファイナンシャルプランナーの資格や簿記の資格を取って、将来のキャリアアップに向けた準備をするようにアドバイスしています。ワークライフバランスがなぜ大切なのか、どうして定時までに仕事を終わらせないといけないのか、その理由をしっかりと考えてほしいですね。すべての努力はいずれ自分に返ってくるもの。自分のキャリアを考えながら毎日を過ごして、世の中に価値を与えられる人材へと成長してほしいと願っています。 赤松 滋子

  • 加納 千恵
  • 加納
    たくさんの貴重なお話をありがとうございました。今日うかがったことを胸に、明日から頑張っていきたいと思います。

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