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地域支え合い活動の拠点「なごみの家葛西南部」

2019.03.31

 「なごみの家葛西南部」は、東京福祉専門学校第1校舎内にあった高齢者サロンをそのまま利用して、江戸川区社会福祉協議会からの運営委託という形で平成30年4月1日に開設しました。

 「なごみの家」は、江戸川区における「地域共生社会の実現」に向けた取り組みとして、他の自治体にはない江戸川区独自の施設であり、現在区内に8ヵ所設置されています。そのうち4ヵ所は江戸川区社会福祉協議会の直営、3ヵ所は社会福祉法人が運営、「なごみの家葛西南部」は唯一学校法人による運営となっています。

 「なごみの家」の目的は、「地域共生社会の実現」であり、そのために以下の3つの事業を中心に行っています。

 ①なんでも相談
 ②誰でも集える交流の場
 ③地域のネットワークづくり

 開設当初は地域からの認知がほとんどなかったため、「なごみの家葛西南部」の前身である「高齢者サロン」の利用者が引き続き「なごみの家葛西南部」を利用しているという状況でした。そこで、地域の方々の認知を高めるため、担当地域である清新町と臨海町の各自治会長や、公共施設、小・中学校、地域包括支援センター等との連携を深めるとともに、地域住民に対してチラシの掲示や配布を行いました。そして、来所された方への対応や実施しているプログラムの質を高めることで、以下の通り来所者数が増えていきました。

 4月:373名 5月:600名 6月:836名 7月:765名
 8月:752名 9月:812名 10月:880名(見込含む)

 他の「なごみの家」と異なる「なごみの家葛西南部」の特長は、学生企画プログラムを中心とした様々なプログラムを毎月約20回実施していることです。

他の「なごみの家」は人が多く行き交う商店街に設置されているので、その地域の方が「なごみの家」の存在を知る機会はたくさんあります。しかし「なごみの家葛西南部」の前はほとんど人通りがなく、通りすがりの方がで来所することは皆無です。そこで、学生の教育の機会、そして地域の方が「行ってやってみたい」と思える機会として、プログラムを毎月多数設定しています。

 その結果、多くの方がプログラムへの参加という形で来所しています。そして何回も参加しているうちにスタッフとの関係が深まり、また来所者同士でも仲良くなる機会になっており、「住み慣れたこの地域でいきいきと暮らしたい」という地域の方々の願いに、僅かかもしれませんが寄与できていると実感しているところです。

 また、地域の方の来所を待つだけではなく、区に登録をしている一人暮らしの高齢者を中心とした世帯417軒への戸別訪問も実施しました。この活動により「なごみの家」の存在を知って、外出する機会につながったという方も多数いらっしゃいます。

 さらに、各自治会長や民生委員・児童委員、地域包括支援センター、健康サポートセンター、警察、消防、医師会、薬剤師会、訪問看護、訪問介護等の方々にお集まりいただき、地域共生社会実現に向けて、皆で地域の課題を会議において明確にし、その課題を地域の人々が主体的に解決していくという道筋を構築し始めているところです。

 また、この3つの事業に関連して、「なごみの家食堂」を月に1回、「学習支援」を毎週1回実施しています。

 「なごみの家食堂」は、子ども食堂と同じ考え方で、誰でも参加できる「誰でも食堂」として実施しており、毎月定員(15名)以上の方が参加されています。ほとんどの調理は地域のボランティアが担っており、参加者からは「おいしい!来月もまた来たい」との声を毎回いただいています。その結果として、10月は参加申し込み開始日の午前には定員以上の申し込みがあり、即日受付を締め切るという状況でした。

 このように徐々にではありますが、「地域からの信頼」が確実に高まってきています。そして、学生たちが主体的に考えた企画を地域に提供し、地域の方々に喜んでもらう経験を通して、専門性のみならず社会や人との関わり方を地域から学ぶことができており、まさに学生の「実学教育」、「人間教育」に非常に効果的な教育機会となりつつあります。
 
 「なごみの家葛西南部」は、地域の方の生活の質を高めるとともに、学生への教育の質も高める、これまでにない施設と言えます。

『なごみの家葛西南部外観』
 「なごみの家葛西南部」は東京福祉専門学校第1校舎の1階にあります。
なごみの家は、地域の誰もが自由に利用できる施設なので、毎日、子どもから高齢者まで様々な方々が来所し、学生や地域の方が企画したプログラムに参加したり、思い思いに過ごしています。

『サロンプログラム』
 写真は、介護福士祉科の学生が企画したプログラムを行っている様子です。
このようなプログラムを、本校在校生の他にも、卒業生や姉妹校の学生、地域の方等が講師となり、運動教室や健康講座、防災講座、生け花、クッキング等、毎月20回程度実施しています。子どもから高齢者まで様々な年代の方が多い時には50名以上参加し、楽しんでいます。


『地域支援会議』

 年に4回、各自治会長、民生・児童委員、地域包括支援センター、健康サポートセンター、警察、消防、医師会、薬剤師会、訪問看護、訪問介護等の方々にお集まりいただき、地域共生社会実現に向けて、皆で地域の課題を明確にし、その課題を地域の方が主体的に解決していくという道筋を構築していきます。既に2回を終え、それぞれ約40名の構成員と江戸川区福祉部長をはじめとする区の関係者の方々が参加しました。

『なごみの家食堂』
 最近急増している「子ども食堂」と同じ考え方で誰でも参加できる「なごみの家食堂」(誰でも食堂)を毎月第三水曜に開催しています。
参加者定員15名で、調理は地域のボランティアの皆さんが担っています。
子どもだけでの参加のみならず、親子や一人暮らしの高齢者の方等、様々な方々が賑やかな雰囲気の中で食事を楽しんでいます。6月から始めていますが、今は申込開始日の午前中で定員が埋まるほどの人気となっています。

(東京福祉専門学校 なごみの家葛西南部 福原康久)

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