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中国と日本の絆へ 10周年を迎えた上海滋慶が第1回日本語朗読・アテレココンテストを開催

朗読部門で最優秀賞に輝いて浮舟総長と王氏から表彰を受けて微笑む復旦大学大学院生の徐さん(中央)

滋慶学園グループの中国法人「滋慶上海株式会社」(孫源源総経理)の創立10周年を記念して中国人学生を対象にした第1回日本語朗読・アテレココンテストが開かれ、12月23日(日)にプルマン上海スカイウェイホテルで開かれた法人設立10周年記念式典で優勝者への表彰式が行われました。

上海滋慶は2002年に株式会社滋慶の子会社として設立。上海に赴任した日系企業の社員らに中国の文化財的な古民家を使った教室で中国語を教える「漢院」をスタートさせ、これまでに約1500人の卒業生を輩出しています。

また2009年からは、上海市がオーストラリアの大学と中国初の合作学校としてスタートさせた長楽ホルムス高等学校の運営管理にあたるとともに、日本語を教える専門学校「朝日日語」を経営、上海をはじめ蘇州、南京など9都市で7000人の中国人学生が学ぶ22校の学校を運営しています。

最優秀賞は朗読が復旦大学大学院の徐さん、アテレコが章さん
第1回日本語朗読・アテレココンテストは将来の日中の架け橋になってくれる日本語を学ぶ中国の大学生や高校生らの励みになればと開かれたもので、中国全土から1100人を超える児童・学生が参加。12月22日(土)に45人による決勝が行われ、朗読部門で復旦大学大学院生の徐初照さんが、アテレコ部門で章文?さんがそれぞれ最優秀賞に選ばれました。また、景徳鎮近くから8時間かけて一人で汽車を乗り継ぎ決勝会場にきた中学1年生の胡哲坤さんが敢闘賞に選ばれました。

この日の表彰式には、上海市の教育関係者や三井住友銀行(中国)有限公司の國賀久徳社長、時事通信社事業部の宗澤寛部長ら日系企業のトップや幹部をはじめ、秋田県親善大使の武石信一氏ら日中の教育界や経済界、地元の行政機関の幹部、高等学校関係者ら多数の方々が出席されました。

日本からかけつけた滋慶学園グループの浮舟総長をはじめ、田仲社長や平田常務、徳山東洋言語学院校長、上海の学校関係者や滋慶学園グループの専門学校に留学し中国で会社の社長として大成功を収めている卒業生らを含めて出席者は約350名にのぼり、熱気に溢れる会場で、各部門の優秀賞者が発表されました。

アテレコ部門優勝の章さんは日本のアニメ作品をバックに複数の登場人物のセリフを愛らしいみごとな日本語と声色で演じ分け、大喝采を浴びていました。

また朗読部門優勝の徐さんは太宰治の作品を朗読、日本のアナウンサーも顔負けの流れるような美しい日本語を聞かせて、会場を魅了しました。