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新たにグループ校3校が開校 4月2日地元の期待の下 出雲医療看護専門学校が入学式

出雲医療看護専門学校1期生代表として堂々と決意表明を述べる新入生代表の荒木繭さん

地域の発展に尽くす医療人を育成してもらいたい―島根県出雲市からの要請を受けて今年度から開校した学校法人大阪滋慶学園の出雲医療看護専門学校の入学式が4月2日(火)、出雲市民会館で行われました。満開の桜が雨に濡れるあいにくの天候でしたが、看護学科をはじめ、理学療法士学科臨床工学技士学科言語聴覚士学科の1期生計176名が颯爽と夢に向かって学生生活のスタートを切りました。

滋慶学園グループでは、出雲医療看護専門学校のほか、名古屋医健スポーツ専門学校(名古屋市中区)、北海道メディカル・スポーツ専門学校(北海道恵庭市)が新たに今年4月に開校しグループ校は全国で60校となりました。また、これまで会社立だった日本語学校の東洋言語学院(東京都江戸川区)が各種学校に昇格し、再スタートを切ります。

 

島根県の産官学各界の名士が参列
午後1時から行われた出雲医療看護専門学校の式典には、長岡秀人・出雲市長と宮本亨・出雲市議会議長をはじめ、原成充・島根県議会議長や江田小鷹・出雲商工会議所会頭、春日順子・島根県看護協会会長、浜副隆一・国立病院機構米子医療センター院長ら地元の産官学を代表する大勢の名士の方々が出席され、同校への地元の期待の大きさをうかがい知ることが出来ました。

出雲市民会館で行われた
入学式

 

初代の高田学校長「弱者への思いやりの心を養って」
大勢の取材陣も駆けつけ、TVライトや写真のフラッシュが瞬くなか、初代学校長として、高田晃平・島根大学医学部名誉教授が新入生に向って最初の訓示を行いました。
高田学校長は「こんなに大勢の方々が列席されているのは、皆さんが出雲、島根、さらには山陰の地域の医療を支えてくれると期待されているからです。ぜひこの3年間で生きる力を身につけ、病気の人や障がいのある人を支えていくために、相手の立場を思いやり常に謙虚に人のために尽くすという気持ちを養い、その心を持ち続けてください。皆さんと教職員が力を合わせて地域に根ざした素晴らしい学校に育てていきましょう」と式辞を述べました。

島根大学医学部名誉教授の
高田学校長が初代学校長と
して式辞

 

浮舟総長「出雲の医療・福祉・健康の担い手に」
続いて同校の理事長でもある滋慶学園グループの浮舟総長は「第1期生としての皆様のご入学を歓迎します。60年に1回という出雲大社の遷宮のよき年に皆様は入学されました。ぜひ本学では良き生活習慣と良き学びの習慣を身につけ、何事にも主体的に取り組み目標を持ってチャレンジして下さい。チーム医療を担うためのチームマネジメントも身につけ、卒業後、地域の医療・福祉・健康を担う担い手として地域で活躍するスペシャリスト、テクノロジストとなっていただきたい。滋慶学園グループも全力を挙げてサポートしていきます。力を合わせて素晴らしい学校を作って行きましょう」と述べました。


各界名士の参列のもと、
グループを代表して挨拶
する浮舟総長

 

長岡出雲市長「滋慶学園が培ってきた35年間の医療人材育成の実績に期待」
また来賓を代表して長岡市長が「出雲医療看護専門学校は看護師、医療スタッフ不足の解消と若い皆さんの定住をめざして本市が積極的に誘致を行い、開校しました。35年の専門人材養成の実績を誇る大阪滋慶学園のグループ校として、これからの出雲市を支え、社会、地域発展に貢献できる医療のスペシャリストが養成されることを期待します。また出雲市には豊かな自然と歴史とともに島根大学医学部や島根県立大学出雲キャンパスといった看護師養成機関もあります。出雲医療看護専門学校はそれらのすぐれた医療、教育機関と実習などで連携協力を図れることとなっており、新入生の皆さんは実体験を重ねながら立派に成長していかれることと思います」と同校への期待を込めて、お祝いの詞がありました。


長岡市長は「地域に貢献
できる医療のスペシャリ
ストの養成に期待」

さらに島根県看護協会の春日会長から「看護師に求められる3つのHがあります。Head、つまり専門性のある知識、Hand、つまり技術、そしてHeart、最も大切なものである心です。ひとり一人との関わりを大切に人間性を高めて行って下さい。患者さんの命に寄り添い、看護者あるいは医療人として素晴らしい患者さんたちの生涯の一端に関わることの感動を味わっていただきたい」と祝辞がありました。


島根県看護協会の春日会
長。「患者さんたちの生
涯の一端に関わる感動を
味わって」

 

第1期新入生代表の荒木さん「地域に貢献できる医療人を目指します!」

式典に出席した1期生の約8割は地元島根県内の出身者。残りは鳥取県や岡山県、徳島県、大阪府などから出雲にやってきました。

海外提携校の米国・セリトス・カレッジ教務副学長、ジョアナ・シリング博士と中国・上海医療器械高等専科学校の傳志中・副学長からの祝辞の後、新入生を代表し、看護学科の荒木繭さんが「高度専門医療から地域の医療まで、医療職に求められるニーズは多様化し限りはありません。そのような期待に応えられるようこれから3年間、日々勉学に励み、地域の方々に信頼され、社会に貢献できる医療人を目指します」とマスコミ陣のカメラの放列の前で力強く誓いの詞を述べました。