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滋慶医療科学大学院大学の3期生入学式 「チームによる医療安全」へ多彩な人材

滋慶医療科学大学院大学の入学式を終え、教授陣や理事者と記念写真に納まる新院生

「医療の質と安全」のエキスパートを育成する日本最初の大学院として設立された滋慶医療科学大学院大学(大阪市)の3期生入学式が4月7日(日)、新大阪駅前の大学院学舎で行なわれました。

同大学への受験資格は4年制大学や専門学校の専門課程(4年制)を卒業もしくは卒業見込みであることとともに、大卒でなくとも大学卒業者と同等の実力があると認定されれば、受験資格を得ることができます。

今年度の入学生は約半数が大阪や京都、兵庫、大分の病院に勤務する看護師。ほかに臨床工学技士や作業療法士、臨床検査技師、介護福祉士、診療情報管理士など年齢も30歳代前半から病院の看護部長をしている60歳代まで様々な経験を持つ社会人院生が誕生しました。

10時から行われた式には、坂本学長や医療安全管理学、医療情報学などが専門の武田裕研究科長をはじめ、脳神経外科学や医分子生物学、生体材料学、医用安全工学、看護マネジメント学、麻酔学、刑法学、心理学、病院管理学、経営学など、「医療安全管理学」という新学問領域とその周辺領域を支える幅広い分野の第一人者である学者・教授陣24名を含む来賓や学校関係者ら約120名が出席しました。

 

坂本学長「パイオニアとして先輩に続け」 浮舟総長「医療安全は経営マター」
訓辞に立った坂本学長は大学院の設立の経緯や趣旨についてふれた後、「この3月に1期生20名が修了し、それぞれの現場で医療の質の向上と安全への改革リーダーとして努力してくれるものと期待しています。皆さんもパイオニアとして後に続いて下さい」と訓示しました。

理事長である滋慶学園グループの浮舟総長も「本大学院で学ばれる医療安全管理学は様々な学問領域に及び、今までの教育・研究体系にはないジャンルです。同時に経営マターでもあります。その重要性を熟知した皆さんがリーダーになるのだという気概を持って勉学努力を重ねていただきたい」とエールを贈りました。