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東日本大震災からの復旧・復興を担う専門人材育成支援事業 「地球のお医者さん」プロジェクト

陸前高田市「高田松原再興の為の松苗管理」

 東日本大震災の津波被害による各県沿岸部の土壌汚染(塩害)は深刻です。仙台コミュニケーションアート専門学校(SCA)と名古屋コミュニケーションアート専門学校(NCA)は、岩手県・陸前高田の「高田松原」を再生するような、長期的な土地改良・自然環境保全を行える人材を育成する、東日本大震災からの復旧・復興を担う専門人材育成支援事業「地球のお医者さん」プロジェクトに平成23年度から取り組んでいます。

 5月18日(土)、19日(日)には、SCAの学生3名とNCAの学生6名が陸前高田市に出向き、「陸前高田 高田松原を守る会」の皆さんと一緒に松原を再興させるための松苗の栽培・管理を行ってきました。

 松苗は、震災前にあった松原の松の木の松ぼっくりから採った種から育てた苗です。現在、工事中の堤防が完成したのちに移植をする予定ですが、移植するまでにまだまだ期間があり、苗の成長を抑えるための剪定と根を切る作業を行いました。

  • 高田松原を守る会の小山様より作業説明を受ける

    高田松原を守る会の小山様より作業説明を受ける

  • 松の苗木移植完了

    松の苗木移植完了

 移植するために、耕運機で耕し、うねを作ります。根についた土を崩さぬよう一本一本丁寧に掘り起し、新しいうねに移植を行っていきます。この時同時に伸びた根を切り、剪定を行いました。

  • 松の苗木を掘り起こす

    松の苗木を掘り起こす

  • 土を崩さず移植

    土を崩さず移植

  • 耕運機で新たなうねを作る

    耕運機で新たなうねを作る

 昨年はSCA屋上にビオトープ(生物生息空間)を制作しました。今回手入れをした苗は、次回の支援活動終了後に、数本ですがSCAとNCAに於いて栽培管理の為に一時預かる予定になっています。

 両校では雇用開発・雇用推進にもつながるこの事業を今年度も継続的に展開していきます。

仙台コミュニケーションアート専門学校 岩田)