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ノーベル平和賞ユヌス博士の若者向けフォーラム 滋慶学園グループの学生100名が参加しました

ユヌス博士を迎えて開かれた「ソーシャル・ビジネス・フォーラ ムin大阪」の会場風景。滋慶学園グループの学生たちも大勢参加しました

 ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス博士を迎えての「ソーシャル・ビジネス・フォーラムin大阪」(UBS銀行、九州大学主催)が7月27日(土)、ウェスティンホテル大阪で行われ、大阪医療技術学園専門学校や大阪保健福祉専門学校、大阪医療福祉専門学校、大阪コミュニケーションアート専門学校など滋慶学園グループの専門学校11校の学生ら約100名が関西学院大学や関西大学、立命館大学、同志社大学、神戸女学院大学などの学生ら約400名と共に参加しました。
 
 ユヌス博士は米ヴァンダービルト大学で経済学を学んだ後、祖国のバングラデッシュに帰国。高利に縛られて内職をしていた貧しい女性たちに小額資金を貸し与えることによって自立を促して、貧困から脱出させるソーシャルビジネスを広めてグラミン銀行を創設、2006年にノーベル平和賞を受賞しました。

ユヌス博士ユヌス博士

 フォーラムはユヌス博士のソーシャルビジネスを日本の若者たちに理解してもらおうと開かれたもので、バングラデッシュからもソーシャルビジネスに従事する大学生らが、ユヌス博士のソーシャルビジネスを日本で広げている九州大学の学生らとともに参加。滋慶学園からは九州大学の呼びかけに応じてソーシャルビジネスに興味を抱いた学生たちが、ユヌス博士から招待を受けた浮舟総長と共に参加しました。

 グループ校では他に大阪ハイテクノロジー専門学校、新大阪歯科技工士専門学校、新大阪歯科衛生士専門学校、東洋医療専門学校、京都医健専門学校、大阪スクールオブミュージック専門学校の学生や教職員らも参加。いずれも他人のために役立ちたいと医療や福祉を学んだり、社会全般に興味を持たなければいけない漫画やアニメ、音楽などを学ぶ学生たち。登壇したユヌス博士が「ソーシャルビジネスはビジネスの手法で社会の問題を解決していきます。あなた方は前の世代が持っていなかった情報技術やツールをもっているかつてない可能性とパワーを持った世代です。私もそうだったが、最初から沢山の人々を救えません。社会的な問題があると思ったら、その若い力と正義感でまず最初の一人をどうすれば救うことができるか、取り組むべきです」と熱く語りかけると、大いに共感した様子で博士の口から次々と発せられる力強い言葉に聞き入っていました。