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学生たちがドナー登録を呼びかけて20年 ミュージカル「明日への扉」

2013.10.02

滋慶学園グループが社会貢献事業として取り組む骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」。初演以来20年目を迎えて、一段と熱のこもる舞台となった=NHK大阪ホールで

滋慶学園グループが社会貢献事業として取り組む骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」。初演以来20年目を迎えて、一段と熱のこもる舞台となった=NHK大阪ホールで

この20年、16万人が胸を震わせ、涙を流した…。

 白血病に倒れ、あまりにも若くして逝った女優夏目雅子さん。「白血病患者を救うために何か出来ることはないのだろうか」。1994年、焦燥感に駆られた音楽やダンスのプロを目指す大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)や大阪ダンス&アクターズ専門学校(DA大阪)の学生たちがドナー登録を呼びかける手作りの厚生労働省推薦の骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」を立ち上げました。

 以来、幾星霜…。その思いは大阪をはじめ、東京、名古屋、福岡の学生・後輩たちにも受け継がれ、2007年には公演回数100回を超えました。滋慶学園グループ挙げての社会貢献事業として20周年を迎えた今年、3社の特別協賛と125社の企業協賛を得て、記念すべき124回~126回公演が9月27日(金)、28日(土)にNHK大阪ホールで開催されました。会場は学生やミュージカルファンの一般客、スポンサー企業や経済界の方々、20年間欠かさず舞台を見つめてきた浮舟総長をはじめとする学園関係者らで3公演とも満席。初演当時、生まれたばかりの、あるいはまだ生まれてさえいなかった学生たちが生命(いのち)の大切さを胸に渾身の舞台を演じ切り、歓声と拍手の中、20周年を祝うカーテンコールが何度も何度も繰り返されました。

――ミュージカルスターを夢見てしのぎを削るライバルたち。本命視されていた遥(はるか)がオーディションを前に突然、倒れる。慢性骨髄性白血病と告げられた。絶望の淵に沈む遙。その苦悩する姿を前に、相手を蹴落とすことしか考えていなかったライバルや取り巻きたちが、次々と人としての愛に目覚め、他人を思うことの大切さに気づいてゆく…――

 過去にはOSM卒業生のGirl next doorの千紗さんも主演したことがあり、各公演では、歌に踊りに演技にカラフルな衣装を纏った学生たちがビッグバンドの生演奏をバックにプロ顔負けの舞台を展開。学生スタッフたちも照明、音響、さらにはプロジェクションマッピングと高度な技術力で舞台を彩りました。OSM高等専修学校や大阪コミュニケーションアート専門学校京都医健専門学校の学生もサポートに入るなど、舞台を創り上げてきた総勢500名近い学生の思いが一つとなって会場に伝わり、シーンが変わるたびに大きな歓声と拍手があちらこちらから沸き起こりました。

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 初演当初、3万人余りだった日本骨髄バンクへのドナー登録者数は20年を経た今では43万人を超えるまでになり、多くの患者さんが骨髄移植によって命が救われています。終演後、学生を代表して挨拶に立ったOSM商業音楽科2年の吉川はるかさんは「出演者もスタッフも学生というこのミュージカルはこれまでに沢山の人の心を動かしてきました。その感動から得た多くの方々の賛同という大きな力を支えに、私達は今日のこの20年目の公演を迎えることができました。現在43万人以上のドナー登録がされていますが、現実にはまだまだ難しい面もあり、もっともっと、ご協力をお願いいたします」と、さらなるドナー登録と募金への協力を訴えました。

また公益財団法人日本骨髄バンクとともに募金を寄託される「夏目雅子ひまわり基金」代表事務局長で夏目雅子さんの兄の小達一雄さんが「感激させられました。募金は有効に使わせていただきます。白血病は妹が倒れた時は不治の病でしたが、今では助かる病気となりました。そのためには多くのドナー登録者が必要です。この20年の間、このミュージカルを見た多くの方がドナー登録してくださいました。さらにドナーに対するご理解とご協力をお願いします」と学生と共に訴えました。

 終演後、お客様を見送るためにロビーに出てきた学生たちの顔はいずれも涙でくしゃくしゃ。「良かったよ」「感動したよ」と声をかけられて、全力を出し切った喜びに溢れていました。学生たちが掲げる白血病患者を支援するための募金箱は、次々と差し出される善意のお金が入った封筒の山となってゆきました。

 総合プロデューサーとして舞台挨拶も行ったOSM高等専修学校の喜多静一郎校長は20年目の節目の大阪公演を終えて「一つの通過点だと思っています。積み重ねの歴史でしょうか、学生たちは年々、うまくなっており、思いも強くなっています。これからも淡々と積み重ねていきたいと思っています」と話していました。

 また舞台を見終わった大阪市内の女子高生(17)は「まだ胸がドキドキしています。感激で足も震えています」と興奮気味に話していました。

 ミュージカルは中国にはなく初めて見たという日本の大学院で学ぶ男女の中国人留学生は「ミュージカルがこんなに素晴らしいものとは予想もしていませんでした」と、興奮。「もし日本に来る前にミュージカルを知っていたら、きっとミュージカルを学ぶために日本に来ていたでしょう」と語っていました。

 「明日への扉」はこのあと、10月26日(土)午後1時と同6時、27日(日)午後2時半から東京・赤坂ACTシアターで行われます。

  • 主役の遥(右)とゆかり

    主役の遥(右)とゆかり

  • 故夏目雅子さんの遺影の下で挨拶する「夏目雅子ひまわり基金」の小達代表事務局長

    故夏目雅子さんの遺影の下で挨拶する「夏目雅子ひまわり基金」の小達代表事務局長

  • 終演後、ロビーで来場へのお礼と募金を呼びかける学生たち

    終演後、ロビーで来場へのお礼と
    募金を呼びかける学生たち

【推薦】厚生労働省
【主催】滋慶学園COMグループ
【後援】大阪府教育委員会 大阪市教育委員会 公益財団骨髄移植推進財団(10月1日より公益財団法人日本骨髄バンクに名称変更) 財団法人夏目雅子ひまわり基金 
【特別協賛】大塚製薬株式会社 公益財団法人オリックス財団 株式会社学生情報センター
【協賛】152社

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