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さらなる教育力アップへ「第20回滋慶教育科学学会」を開催 研究6題と取組み事例など17題を発表

2013.12.19

20年目を迎えた滋慶教育科学学会。教育研究や取組みについての研究・事例発表があり、活発な質疑応答が行なわれた=東京・舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ

20年目を迎えた滋慶教育科学学会。教育研究や取組みについての研究・事例発表があり、活発な質疑応答が行なわれた=東京・舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイ

 滋慶学園グループの教育研究機関「滋慶教育科学研究所(JESC)」(近藤雅臣所長)が設立されて今年で20年。同研究所が発足以来、滋慶学園グループにおける職業人教育の質を担保するために教職員の研鑽の場として毎年開催してきた「滋慶教育科学学会」の節目となる第20回学会が12月10日(火)、東京・舞浜のシェラトン・グランデ・トーキョーベイで開催されました。

 ノミネートされた研究6題と取組み事例17題が発表され、母校(高校)訪問を通して埼玉ベルエポック製菓調理専門学校で学ぶ学生たちの素晴らしい成長過程の検証を発表した同校広報センターの齋藤美乃センター長に「学会奨励賞」が、また歯周病患者の早期発見術を学ぶために自分たちで実習用歯周ポケット模型を開発製作し、他の養成校でも利用されるなど教育効果を上げた新大阪歯科衛生士専門学校専任教員、松尾寛子先生に「学会努力賞」が、それぞれ近藤所長と浮舟総長から贈られました。また、20周年を記念して第1回学会から第19回学会までの発表テーマと様子がスライドショーで紹介されました。

 学会には約40名の発表者のほか、全国のグループ校、サポート企業から約370名の教職員が出席。各学校長や顧問も審査委員として列席しました。竹本常務の総合司会で進行され、学会の模様は北海道、仙台、大阪、京都、福岡地区の各グループ校に映像配信されました。

 開会にあたって、大阪大学名誉教授で国際ロータリー理事などを務めた近藤所長があいさつ。「思い起こせば20年前に浮舟総長からの要請によって滋慶教育科学研究所が設立され、研修や学会など専門学校教育のレベルアップへの様々な取り組みが始まった。最初は学校数もまだ少なかったが、ここまで大きくなって驚いている。専門学校でこういう教育研究機関を設けている所は無かったし、今もほとんど無いと思う。滋慶学園独自の専門学校教育を築き上げてきた誇るべき組織だと思う。20年間で内容、質ともに日本における専門学校教育の模範となってきており、嬉しい限りだ。皆さんの協力で今後益々発展していくことを期待しています」と述べました。
 

  • 20年目を迎えた節目の学会で挨拶する近藤所長

    20年目を迎えた節目の学会で挨拶する近藤所長

  • 20年にわたる教育への取り組みを振り返り未来を語る浮舟総長

    20年にわたる教育への取り組みを振り返り
    未来を語る浮舟総長

 また浮舟総長が壇上に上り、「この学会も20回を迎えるまでになった。1991年、グループの五カ年計画を策定するにあたって、何よりも教育の質の向上を図らなければいけないと考えた。多岐にまたがるフィールドで専門分野やケーススタディについて共に学び合い研究し合って、世界に通用する専門教育、職業人教育を確立して行こうと、この研究学会がスタートした。第1期五カ年計画の2年目だったことを覚えている。今は12の教育部会を持つまでになって、本日はケーススタディのジャンル、研究発表のジャンルで、それぞれ楽しみな発表がなされると思う。同時に各教育部会の活動報告や新スタートした国家試験対策センターの動きにも注目して欲しい。今日一日が皆さんにとっても私どもにとっても刺激的な一日になるよう祈念します」と挨拶を行いました。

 このあと、埼玉福祉専門学校こども福祉科の浅子元先生による「『SCWクワイヤー』コーラス活動参加学生における教育効果の検証」を皮切りに、

▽「学生のモチベーション維持から出席率向上への取り組み」(東洋言語学院教務主任、伊東隆作)

▽『働きながら学ぶ』による中途退学ゼロへの挑戦」(日本医歯薬専門学校メディカル学科、高玉直樹)

▽「臨床実習事前指導の在り方の再検討~業界との連携による人材育成への提言~」(大阪ハイテクノロジー専門学校臨床工学技士科学科長、渕脇栄治/教務部長、織田豊)

▽「東日本大震災からの復興を担う専門人材育成支援事業~被災地における塩害等からの植生回復・土壌改良技術の人材育成~」(仙台コミュニケーションアート専門学校エコ・コミュニケーション科教務課長、岩田幹夫/名古屋コミュニケーションアート専門学校エコ・コミュニケーション科教務部長、江口仁詞)

など17題の取り組み事例が次々と発表され、活発な質疑応答が行なわれました。

  • 最高賞の「学会奨励賞」を受けた埼玉ベルエポック製菓調理専門学校、齋藤センター長の研究発表

    最高賞の「学会奨励賞」を受けた
    埼玉ベルエポック製菓調理専門学校、
    齋藤センター長の研究発表

  • 学会奨励賞を近藤所長から受ける齋藤センター長

    学会奨励賞を近藤所長から受ける
    齋藤センター長

  • 「学会努力賞」を受けた新大阪歯科衛生士専門学校の松尾先生の発表

    「学会努力賞」を受けた
    新大阪歯科衛生士専門学校の
    松尾先生の発表

次いで近藤所長が座長を務め、賞に選ばれた2題をはじめ、

▽「実技技能向上のための指導プログラムの検証」(札幌ベルエポック美容専門学校事務局次長、母坪研巳)

▽「海外研修参加率向上が及ぼす教育効果について~正課科目成績と出席率の視覚からの研究~」(ベルエポック美容専門学校 ヘアメイク科学科長 渡邊光浩)

▽歯科技工士の国家資格保持者が適正な歯科用CAD/CAMオペレーターであることの検証」(東洋医療専門学校との共同研究 新大阪歯科技工士専門学校 平井稔)

▽「理学療法士科における継続的教育の取り組み~AO入試から新カリキュラム変更の一連の流れ~」(神戸医療福祉専門学校三田校理学療法士科副学科長、山陰繁恵)

のノミネートされた計6題の研究発表並びに質疑応答が行われました。

会場からは活発な質問が飛んだ会場からは活発な質問が飛んだ
熱気に溢れた会場熱気に溢れた会場

 各校の教職員だけではなく、それぞれの業界トップを走ってきた学校長や顧問の先生方からも鋭い質問が浴びせかけられるなど、発表時間の制限の中、真剣勝負のやり取りが行なわれました。

 講評を求められた近藤所長は「本日の発表を聞いて、いずれも20年目を迎えた学会にふさわしい質の高い内容だった。こつこつと積み重ねてきた成果だとうれしく思う」と述べました。

 このあと、滋慶学園グループ内のジャンルごとに編成された12の教育部会から活動報告が行われ、i-Padを導入しての音楽教育への取り組み(パフォーマンスアート教育部会)や文科省が高度な職業教育を実践する専門学校として認定する「実践専門教育課程」研究(生涯研究部会)、グローバル教育への取り組み(日本語教育部会/英語教育部会)など各教育部会からの活動報告が行われました。

 またグループを挙げて全教科100%合格への取り組みを強化する国家試験対策センターの稲岡センター長から活動報告が行われ、これらの模様は各地の学校にいる教職員にTV中継されました。

  • 東日本大震災からの復興を担う専門人材育成支援事業への取組み

    東日本大震災からの復興を担う
    専門人材育成支援事業への取組み

  • i-padを使った音楽教育への取組み紹介

    i-padを使った
    音楽教育への取組み紹介

  • 合格率100%学科を発表する国家試験対策センターの稲岡センター長

    合格率100%学科を発表する
    国家試験対策センターの稲岡センター長

 浮舟総長からは「事例発表でのそれぞれの取り組みは本当に素晴らしいものばかりだった。ぜひそれぞれが参考にして自分の学校、学科で活用していただきたい。1校では出来ないことをネットワーク力によって可能に出来るのが滋慶学園グループである。研究発表は賞を受けた2題が飛び抜けていたが、いずれも素晴らしい発表であった。国家試験対策センターについては、学生のモチベーションを上げて全員が合格するまで面倒を見ていかなければいけない。この20年目を契機としてこれから30年、40年とこの滋慶教育科学研究所を中心として職業教育としての教育の質を上げてゆきたい。この20年間、研究所を引っ張っていただいた近藤先生に改めて御礼を申し上げたい」と閉会の辞がありました。

開会前に行われた「第4回滋慶学園グループ英語スピーチコンテスト」入賞者の表彰式開会前に行われた「第4回滋慶学園グループ英語スピーチコンテスト」入賞者の表彰式

 またこの日、学会に先立って、第4回滋慶学園グループ英語スピーチコンテストの入賞7名への表彰式が行われ、オーストラリア・ブリスベンやアメリカ・フロリダ州ペンサコーラへの「5週間の語学留学奨学金」が授与されました。受賞者を代表して見事、優勝した台湾から留学中の東京福祉専門学校 社会福祉科、李季銘さんが「親の愛があるからこそ私はできる:日本と母国の社会福祉の架け橋に」と題して英語によるスピーチを行い、会場からは大きな拍手が贈られました。

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