吉田学校長式辞

　開式後、東京福祉・埼玉福祉のゴスペルクワイヤーによる国歌斉唱に続き、各校総代への卒業証書授与の後、13校を代表して東京医薬専門学校、日本医歯薬専門学校の吉田多摩夫学校長が式辞を述べました。吉田学校長は卒業生の在学中の努力を称えるとともに「物事を完結することの大切さと喜びを噛みしめ、現場力を備えて将来はそれぞれの職場でリーダーシップがとれる人材となるよう頑張って下さい」と力強いメッセージを贈りました。

次に、東京バイオテクノロジー専門学校の2名が就職内定をしている株式会社崎陽軒の祝電紹介に続き、震災後被災地支援の一環として東京福祉専門学校が継続的にボランティアを進めている、岩手県釜石市の特別養護老人ホーム　仙人の里の鹿野正治さんから、祝電と挨拶がありました。

JEST室長でもある平田豪成常務理事から奨励賞授与

皆勤賞、精勤賞の表彰に続き、
東京医薬専門学校、
東京ベルエポック製菓調理専門学校、
ベルエポック美容専門学校、
日本医歯薬専門学校、
東京バイオテクノロジー専門学校、
埼玉ベルエポック製菓調理専門学校
の受賞チームへJESC奨励賞が授与されました。

浮舟総長祝辞

　皆勤賞の授与の後、滋慶学園グループ浮舟邦彦総長が祝辞を述べました。「一人ひとりの成長した姿、そして様々な在学中の困難を乗り越えてきたことをしっかりと認めることが大切であり、そしてこれからの職業人生活において学び続ける好奇心を持ち、さらに成長していく強い意志を持ってください。そのための人間関係におけるコミュニケーションの大切です」。さらに卒業後の支援についても話をされ、3000人の卒業生全員が真剣に聞き入っていました。

承認メッセージに涙する卒業生

　今回の卒業式では、承認のメッセージの開封が行われました。卒業生は在学中の振り返りの授業の中で、卒業後のポートフォリオの一環として振り返りシートを作成しました。そのシートを読んだ、それぞれの学生の保護者・家族や高校時代の恩師からの承認のメッセージをいただきました。卒業生はその承認メッセージをこの日初めて開封して読むことになり、思いがけないメッセージに会場内は笑顔や感動の涙であふれました。

卒業生代表による決意の言葉

　最後に代表学生が「決意の言葉」を読み上げました。岩手県宮古市で震災を経験し、地元の病院に就職内定した東京福祉専門学校の作業療法士科の卒業生です。震災時の混乱による進学への葛藤や在学時の実習先の経験による作業療法士になることへの強い決意が力強い言葉に込められていました。この言葉を聞きながら、卒業生も全員が職業人としての旅立ちに強い決意を固めることが出来たのではないでしょうか。

　式の最後は東京福祉・埼玉福祉のゴスペルクワイヤー先導による「旅立ちの日に」を全員で合唱しました。

　式典の終了後には保護者会が行われ、就職状況や資格合格状況が報告がされました。また、浮舟総長と学校法人科学技術学園、東京滋慶学園の中村道雄理事長が、資格取得、キャリアアップ、転職、再就職など、本学園の卒後支援の考え方と体制を話しました。