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骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』 総勢827名で作り上げた東京公演

達成感と感動に満ちた出演者の表情。公演の最後、観客からの拍手が鳴り止まず、何度もカーテンコールが繰り返された。

 9月の大阪公演に続き、骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』東京公演(第133・134・135回公演)が、11月13日(木)・14日(金)の2日間、東京都品川区の五反田ゆうぽうとホールで行われました。

 骨髄バンクの窮状を知った学生たちが一人でも多くの命を救いたいとスタートした『明日への扉』は、1994年の初演から21年目となり、今年も先輩たちの意思を引き継いだ東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校、東京スクールオブミュージック専門学校渋谷、東京ダンス&アクターズ専門学校、東京フィルムセンター映画・俳優専門学校、東京アニメ・声優専門学校、東京コミュニケーションアート専門学校に加え、仙台コミュニケーションアート専門学校の計7校、総勢827名の学生たちが公演を作り上げました。

 初めてミュージカルを鑑賞したという高校生をはじめ、各業界の企業の方々、保護者や卒業生などで埋め尽くされた満席の会場からは、その想いが伝わる感動の舞台に熱いスタンディングオベーションが贈られました。

 この『明日への扉』は学生たちにとっては産学協同教育の授業の一環として行われ、1年生は入学直後から授業が始まります。舞台上に立つ主要キャストは、劇中同様に『明日への扉』の厳しいオーディションを経て、またダンサーたちも夏休みを返上して稽古を続けこの舞台に上がりました。

 一方、舞台を支えるスタッフ分野の学生たちも講師や先輩に1から指導を受けながら、実践を通して学んでいきます。何もかも初めてという学生たちが、プロの現場のなかでも大規模となるミュージカルを、それぞれの専門の技術で作り上げるこの一大プロジェクト。公演直前に約45トンもの機材を搬入し、12時間もかけて舞台を作り上げました。

 また、学生たちはこのミュージカルのテーマである骨髄移植や白血病については、特別講義や自分自身で学んで公演に臨んでいます。出演者及びスタッフ全員で、骨髄移植への理解と募金協力を呼びかけ、終演後のロビーに出演者も募金箱を持って並ぶと、お財布の中のお小遣いから募金をしてくれる高校生をはじめ、大勢の来場者から気持ちのこもった寄付を持って詰めかけていました。

 ぞれぞれの専門技術で社会に貢献する、その第一歩となる体験ができる『明日への扉』は、学生にとって大きく成長する実践の場となっています。

 お預かりした募金は、毎年卒業式で公益財団法人日本骨髄バンク及び財団法人夏目雅子ひまわり基金に全額寄付をしています。

  • プロと同じく、スーツ姿で来場者の誘導をする学生スタッフ

    プロと同じく、スーツ姿で来場者の誘導をする学生スタッフ

  • TCA フラワー専攻の学生によるひまわりを使った会場装飾

    TCA フラワー専攻の学生によるひまわりを使った会場装飾

  • 舞台を制作したスタッフもステージに立ち、骨髄移植に理解を呼びかけた

    舞台を制作したスタッフもステージに立ち、骨髄移植に理解を呼びかけた

 骨髄移植を経て現在はミュージシャンとして活躍されている久保田誠さんは、初めて『明日への扉』を鑑賞し「内容は分かりやすく隠す事無くシンプルにエンターテインメントとしてうまくメッセージを伝えられていると思いました。内容はもちろんなのですが、あのような大規模な舞台で、演出から音響から全てを学生たちがやるというビジョンが素晴らしかったです。学校のスケールの大きさにもビックリしました」と感動されていました。

 東京公演にご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

この後、『明日への扉』は福岡公演が行われます。

【福岡公演】キャナルシティ劇場
第136回公演/11月29日(土)会場12:30 開演13:00
第137回公演/11月30日(日)会場12:30 開演13:00

詳しくは http://www.asuenotobira.jp/index.html

【骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」】
《主催》滋慶学園COMグループ
《推薦》厚生労働省
《後援》財団法人夏目雅子ひまわり基金
    公益財団法人日本骨髄バンク
    ほか
    
《特別協賛》
    青山商事株式会社「洋服の青山」
    大塚製薬株式会社
    公益財団法人オリックス宮内財団
    株式会社学生情報センター
    コカ・コーラウエスト株式会社

《広告協賛》46社
《地域協賛》144社