文部科学大臣が産業界と連携した質の高い職業教育課程として認定する平成２７年度「職業実践専門課程」に、東京スクールオブミュージック＆ダンス専門学校や東京スクールオブミュージック専門学校渋谷など滋慶学園グループ校の１３校３５学科が新たに認定されました。これで滋慶学園グループ校の同課程の認定は、計５２校２１９学科となりました。これは滋慶学園グループ全専門学校の８２．５３％、全対象学科の７６．５７％にあたり、全国の専門学校の認定率２９．５％、学科の認定率３６．２％という数字と比べて、高い数字を誇っています。職業教育が社会的に注目される中、滋慶学園グループでは、さらに各校がそれぞれの教育の質を高めていきます。

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  平成２７年度の職業実践専門課程に認定された東京スクールオブミュージック＆ダンス専門学校

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  東京スクールオブミュージック専門学校渋谷

最新の実務の知識・技術を身につけられる実践的な学科、全国での認定は約３校に１校

　「職業実践専門課程」は、専門学校のうち、企業等が参画する「教育課程編成委員会」を設置してカリキュラムを編成するなど、企業等と密接に連携して、最新の実務の知識・技術・技能を身につけられる実践的な職業教育に取り組む学科を文部科学大臣が認定する制度で、平成２５年にスタート。初年度４７０校１，３６５学科が認定され、翌２６年度には、２９５校（うち新規校２０３校）６７７学科、さらに今回、２７年度分として２７２校（新規校１６０校）５０１学科が認定されました。

　この結果、これまでに（平成２８年２月１９日現在）、全国の専門学校２，８２３校のうち８３３校（２９．５％）、修業年限２年以上の対象学科７，０２３学科のうち２，５４０学科（３６．２％）が認定を受けていることになります。

　また職業実践専門課程に認定されると、その中から厚生労働省が教育訓練給付金の対象講座に指定する場合があります。離職者が再就職やキャリアアップのために、専門学校の厚生労働省から指定を受けた職業実践専門課程で学び、国家資格などを取得すると、支払った教育訓練経費のうち、４０％が支給（年間上限３２万円）されます。更に、受講修了日から一年以内に資格取得等し、被保険者として雇用された又は雇用されている等の場合には２０％が追加支給されます（合計６０％、年間上限４８万円）。給付は原則２年（資格の取得につながる場合は最大３年）です。
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  東京福祉専門学校

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  日本医歯薬専門学校

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  新東京歯科衛生学校

　滋慶学園グループでは、最新の技術・知識を授業に生かすために、産業界との協同教育にいち早く取組んできました。このため、「職業実践専門課程」の制度発足と同時に、国内各自動車メーカーやフェラーリなど海外メーカーとの連携プロジェクトを行ってきた東京コミュニケーションアート専門学校（ＴＣＡ）自動車デザイン科をはじめ、国際義肢装具協会（ＩＳＰＯ、本部ベルギー・ブリュセル）から世界標準の高等教育を行う専門教育校として、日本で初めて「カテゴリー１」に認定された神戸医療福祉専門学校三田校の義肢装具学科など３７校１２５学科が認定されました。翌２６年度には新規１１校を含む２１校６０学科が、そして今回、新規４校を含む１３校３５学科が認定を受け、これで認定校は計５２校２１９学科となりました。

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  名古屋コミュニケーションアート専門学校

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  京都医健専門学校

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  大阪医療福祉専門学校

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  福岡ベルエポック美容専門学校

連携する企業「（職業実践専門課程は）有意義である」

　文部科学省が行なった職業実践専門課程に関するアンケート調査によると、企業が職業実践専門課程と連携する目的について、「質の高い人材を採用するため」「採用数を安定的に確保するため」と回答しており、回答企業の約９割が、同専門課程は自社が必要とする実践的な専門人材の育成に「有意義である」と答え、今後の連携強化を望んでいます。

　また、専門学校としても、職業実践専門課程の認定を受けたことで、「教職員のモチベーションや意識の向上」が見られ、学生の就職先となりえる企業・業界からの「好意的な評価」を受けられるというメリットがあるとの回答が多かったそうです。さらに学生は企業等と連携した実習・演習等を通して、「社会人としての身構え、気構え、心構えの習得」、「実践的な技能を学ぶことができる」と答えています。

平成２７年度に認定された滋慶学園グループ校の「職業実践専門課程」

平成２５年度、２６年度に「職業実践専門課程」に認定された滋慶学園グループ校の各学科は以下の通りです。