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3大会連続の五輪出場の福島さん リオ五輪での悲願の準決勝進出は成りませんでした

リオ五輪200m予選に出場した福島千里選手=NHKテレビ(BS)より

 北海道ハイテクノロジー専門学校職員で北海道ハイテクAC所属の福島千里選手は8月15日(月)、リオ五輪の女子200m予選の7組に登場、いつもの低い姿勢からのスタートで一時、後続を大きく引き離しトップに立ちましたが、100mをすぎたあたりからスピードに乗れず、23秒21の5位に終わり、2着以内の悲願の準決勝進出はかないませんでした。

 北海道ハイテクノロジー専門学校では、正垣雅規理事をはじめ、北海道メディカル・スポーツ専門学校北海道エコ・動物自然専門学校の教職員や学生、地元の応援団がイベントルームに集まり、ライブ映像を前に、バルーンやうちわを叩いて「福島! がんばれ~!」と懸命に声援を送りました。スタート直後の快走に、思わず立ち上がって声援を送りましたが、残念な結果に、会場は一瞬、言葉を失いました。

 福島選手は世界選手権では準決勝進出を果たしていますが、北京大会、ロンドン大会と2度のオリンピックは予選で姿を消しており、今大会は、6月の日本選手権で22秒88の日本記録で優勝した勢いから、初の準決勝進出に期待がかかっていました。しかし、トレーニング中に筋肉に違和感を覚え、13日の100mは棄権、その後の状態が心配されていました。

 レース後、「終わっちゃったなあ、という感じです」とちょっと寂しげな表情でTVのインタビューに答える福島選手。その風邪でもひいたような鼻声から、体調を崩していたのか、涙がこみ上げてきていたのか、分かりませんが、「このレース1本に絞って出来る限りの調整をしてきたので、後悔はひとつもありません。足も問題ありませんでした」と、言葉を選びながら答える健気な様子に、ビューイング会場からは、「良く頑張った」「まだ東京があるよ」とねぎらいと励ましの声が聞かれました。

  • 総勢150名が参加

    総勢150名がかけつけて福島さんを応援しました

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    応援メッセージが並ぶ寄せ書き

  • 北風選手・吉岡マネージャーも参加

    ハイテクACの北風さんと吉岡マネージャーも

 「気持ちを切り替えて全力で頑張る」って福島選手からのメールを受け取っていたハイテクACの吉岡佳菜絵マネージャーも、ハイテクACの北風沙織さんらとともに「かっこよかったです」と晴れの舞台を疾走した福島選手にエールを送っていました。

 またお盆の休みでTV観戦していた浮舟邦彦総長も「惜しかったです。よく頑張りました」とねぎらいの拍手を贈っていました。

 日本女子短距離としては3大会連続のオリンピック出場という偉業達成、お疲れ様でした。福島さん。

 皆さま、応援ありがとうございました。