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2018年開校めざす「美作市スポーツ医療看護専門学校」(仮称)の地鎮祭が行なわれました

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    「地域を活性化できるような尖った人材を育成していきたい」と決意を述べる浮舟総長

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    「新しい学校が地域活性化の全国モデルになって頂きたい」と語る美作市の萩原市長

 地域活性化を掲げる岡山県美作市からの誘致を受けて学校法人大阪滋慶学園が開設を決めた「美作市スポーツ医療看護専門学校」(仮称)の地鎮祭が12月13日(火)、建設予定地の同市古町1701の旧県立大原高等学校跡地で行われました。2018年度の開校をめざしており、大阪滋慶学園としては、島根県出雲市と連携して開校した出雲医療看護専門学校、鳥取市と連携して開校した鳥取市医療看護専門学校に次ぐ中国地区3校目の医療系専門学校となります。

 この日の地鎮祭は、施工会社が主催、地元大原神社の三星公正宮司の斎主で行なわれ、大阪滋慶学園理事長でもある浮舟邦彦滋慶学園グループ総長と橋本勝信常務理事をはじめ、大阪滋慶学園や滋慶学園グループの幹部らが出席しました。また地元からは、美作市の萩原誠司市長や同市議会の山本雅彦議長をはじめ、兵庫県佐用町の庵逧典章町長、みまさか商工会の則本孝会長ら約60名の皆さまが列席されました。 

 斎主による清めの儀式に続いて、設計管理会社代表による刈初之儀や浮舟総長と橋本常務理事による鍬入之儀、各団体代表による玉串奉奠などの神事が粛々と執り行われ、参列者全員で工事の無事を祈って、地鎮祭は無事に執り行われました。

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    大原神社の宮司さんに工事の無事を願って清めの儀式を行なって頂きました

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    鍬入之儀を執り行う浮舟総長

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    大阪滋慶学園の橋本常務理事

美作市の萩原市長「(学校による地域活性化の)全国モデルになればと願っています」

 続いて、参列者を代表して萩原市長が挨拶に立たれ、大阪滋慶学園の誘致に至った経緯について「色んな方面の方からのアドバイスによって、誘致をお願いに行きましたが、学園としては簡単ではなかったと思います。しかし最終的に当市を適地と判断していただいたことに感謝しています。これには、佐用町をはじめ近隣の市町村の方々のご協力や、何万という地元の先人の思いとご尽力によって智頭急行線が存在してくれたことが、今回の結果につながったと思っています。
 大阪滋慶学園の皆さんはさすが教育のプロ、面白い学校を構想していただいています。この山間部の街に若い声が響きわたり、元気を取り戻すことによって全国に示すモデルになればと願っています。そうなれば滋慶学園さんの名も全国に響きわたると思います。この学校が学園発展の礎の一つになることを願っています」と学校進出による地元活性化への期待を込めて話されました。

 次に施工者を代表して、建設会社のご代表が「職員一同、近隣に極力ご迷惑をかけることのないように、持てる技術を結集し地元の協力業者の皆様と一緒になって、しっかりと気を引き締めて工事に当たらせていただきます」とあいさつを行なわれました。

浮舟総長「地域を活性化できるとがった人材を育成し、地元の皆さんと一緒に多くの花を咲かせたい」

 最後に、工事発注者を代表して浮舟総長が「お話を頂いた時、躊躇したのですが、市長さんをはじめ市関係の方々の町の将来に賭けるすごい情熱に圧倒されて、これは何かしなければと、お引き受けさせていただいた次第です。医療や福祉は地域の活性化になくてはならない重要な地域の産業です。その人材の育成は地域で行い、地域で就職して地域の皆さんのお役に立つ、こういう循環がこれからの日本には重要だと思ったからです。
 この地を訪問してみると、湯郷には素晴しい女子サッカーチームがあるし、素晴らしいスポーツ施設が沢山ありました。地元の方のスポーツにかける情熱も強く感じて、医療や福祉に加えて、スポーツ人材の育成も視野に入れることにしました。また当市はベトナムの大学とも提携されており、そことの連携という夢のある話も進めることが出来ればと思っています。
 今では、一つの小さな学校という種から多くの花が咲きそうな芽が出てきているような感覚を持っています。ちょっととんがっていて、ピカッと光るような人材を育成し、地方再生や活性化のお役に立っていける、我々と市長さんを始め、皆さんと一緒になって、そんな花を咲かせていけるのではないかという思いが強くなってきているところです。何といっても地元の方々の学校です。今後ともぜひご支援、ご鞭撻をお願いいたします」と挨拶し、参加者の皆さまから大きな拍手を頂きました。

006新校舎建設予定地の向かいにある美作市役所大原総合支所に掲げられた学校建設を歓迎する垂れ幕

 大阪滋慶学園では、美作市スポーツ医療看護専門学校(仮称)とともに、通信制の高等学校の開校も計画中です。美作市は宮本武蔵の出身地といわれ、岡山県の北東部に位置し兵庫県、鳥取県と接しています。新校舎建設予定地の向かいにある美作市役所大原総合支所には、「歓迎 美作市スポーツ医療看護専門学校/滋慶学園高等学校美作キャンパス 美作市」の垂れ幕が設置され、学校建設への期待の大きさが伝わってきました。
 なお、専門学校の建設予定地は智頭急行線の大原駅から徒歩5分ほどのところにあり、このあと、鉄骨造り4階建て、延べ床面積4147.5平方メートルの校舎の建設工事に取り掛かることになっています。現時点では、看護師や柔道整復スポーツトレーナー、介護福祉士、日本語などの養成をめざす3~4年制の学科の設置が予定されています。