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陸上日本選手権 北海道ハイテクノロジー専門学校の新星、島田選手100mの決勝進出ならず

大きなストライドで懸命に追い上げる北海道ハイテクノロジー専門学校1年の島田雪菜選手(手前)。”福島2世”をめざすこれからが楽しみな期待の新人です

 第101回日本陸上競技選手権大会が23日(金)、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居で始まり、滋慶学園グループの北海道ハイテクノロジー専門学校の学生で、北海道ハイテクAC所属の新鋭、島田雪菜選手が100mに、ベテランの同AC所属の京谷萌子選手が走高跳にそれぞれ出場しました。

 島田雪菜選手は、北海道ハイテクノロジー専門学校の医療事務学科1年生。福井県立敦賀高校時代に陸上を始めて、高校2年の日本ユース陸上では200mと400mに優勝、昨年高校3年の岩手国体(少年女子)では100mと400mに準優勝するなど、高校での最高タイムでは北海道ハイテクノロジー専門学校の先輩でもある女子短距離界の女王、福島千里選手の高校時代を上回る大型新人です。

 福島千里選手がプロとして独立した後の北海道ハイテクACの期待の新人として、この日午後7時40分からの準決勝に登場した島田選手は、北海道ハイテクACの大先輩でもある福島千里選手と同じ1組に登場。第1レーンに立った福島選手とは、最も遠く離れた第9レーンでスタートしました。

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電光掲示板に表示された島田選手の成績。いつの日にか”福島2世”に、の想いがきらめく

 準決勝は午後3時すぎに予定されていた100m予選の中止により、今大会の緊張感漂う初戦となりました。北海道ハイテクACでは、連日、福島選手とともに練習を行なっている島田選手ですが、この日はレーンが離れすぎていたために調子が狂ったのか、午後7時現在の気温26.5度、湿度50%という大阪の気候条件が北海道暮らしの島田選手にとって調子がくるったのか、結果は12秒02の7位に終わりました。11秒69の自己ベストを持つだけに、悔しい準決勝敗退となりました。

 晴れの舞台で大先輩の福島選手と一緒に走れたことは、島田選手にとって、明日への大きな一歩となるのではないでしょうか。

 

003惜しくも174のバーを落とすディフェンディングチャンピオンの京谷選手

 福島千里選手は、終盤流し気味でゴールし、11秒55の貫禄の2位で、大会2日目の24日に行なわれる決勝に進みました。
 島田選手は24日の200mにも出場します。

 また、昨年の第100回記念大会で1m78を跳んで優勝した京谷選手は、この日の走高跳決勝で、最初のバー1m65を軽く1回でクリア、続く1m70は、2回目でクリアしましたが、1m74で惜しくも3回ともバーに接触して、14位に終わりました。