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初の産官学連携 十日町市、株式会社当間高原リゾートと3者による連携協定を締結しました! 

調印式を終えて握手をする関口芳史市長、浮舟邦彦総長、真保敏一社長(右から)

 滋慶学園グループは11月3日(金)、新潟県十日町市及び株式会社当間高原リゾートと、多様な分野で相互に連携し人的・知的交流を通じて地域社会の発展と教育の充実などに資することを目的に、連携協定を締結しました。

 十日町市は、新潟県南部に位置し、雄大な「あてま高原リゾート」、日本三大薬湯の一つ「松之山温泉」、棚田ランキング第一位の「星峠」など、美しく豊かな自然に包まれています。東京駅から十日町駅までは、上越新幹線を利用し越後湯沢駅で下車、ほくほく線に乗り換えて、最短2時間で行くことができます。

国宝「火焔型土器」(十日町市博物館蔵)

 市の中央を信濃川が流れ、雄大な河岸段丘上からは5000年前の縄文時代中期に作られた火焔型土器が多数出土。縄文時代の土器としては唯一の国宝に指定されています。十日町市は「選ばれて、住み継がれるまち、とおかまち」を基本構想に掲げ、地方創生に取り組んでいます。また、世界最大級の野外アート展として知られる「大地の芸術祭」が行われているほか、サッカー・ワールドカップ日韓大会を機にクロアチアとの交流が始まったことから、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会ではクロアチアのホストタウンにも認定。過去、現在、未来が融合された文化都市です。

 「あてま高原リゾート」は十日町市の当間高原地域にある一大総合リゾート施設で、「ベルナティオ(美しきふるさと)」の名称で親しまれています。1996年(平成8年)10月に開業し、敷地は総計460haと東京ディズニーランドの約10倍。子供たち向けにも、雄大な自然を活かした自然学校が開かれています。滋慶学園グループとは、3年前から交流が始まり、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校(TSM)のゴスペルアンサンブルは30回を超えるコンサートを実施、28年7月には特別親善大使第1号に認定されています。また、デザイン系では、ペーパーバッグやロゴデザインの制作、ウェディングでは自然の中で行なうラスティックウェディングの企業課題等を頂くなど、学生の実践教育の場となっています。グループの理科実験教室「サイエンス倶楽部」の実習の場としても、年間500名近くの小中学生が自然を体験しています。こうした産学協同プロジェクトが実を結び、この度、十日町市及び株式会社当間高原リゾートと、地方創生を目指して連携協定を結ぶに至りました。

 11月3日の締結式で、関口芳史市長は「音楽はもとより、当市が直面する医療・介護及び産業分野における人材や技術の登用をはじめ、大地の芸術祭や当市のイベントに多くの学生に関わってもらうことで、各事業の更なる充実につながることを大いに期待しています」と挨拶。これを受けて、浮舟邦彦総長は「多様な分野で連携・協力し、教育・観光・文化などの施策において、十日町市の地方創生、地域活性化のお役に立てればと思います。また、学生たちにとっても実りある学びの場になることを期待しています」と挨拶しました。また、当間高原リゾートの真保敏一社長は「滋慶学園グループが持つ、幅広い分野における『叡智』『技術』『ネットワーク』を活かし、協定締結を契機に、自社の経営理念である『人を活かし、お客さまに感動をお届けし、地域とともに発展する』の実現に向けて、一層力強く取り組んでいきたい」と話されました。

 同日午後開催された、越後妻有文化ホール「段十ろう」の竣工・開館記念式典のこけら落しで、TSMの講師と学生で編成されたゴスペルユニット「THE SOULMATICS with TSM Gospel Ensemble」(指揮:池末信先生) が演奏し、その圧巻のパフォーマンスでご来賓の皆様を魅了しました。

 なお、調印式及びパフォーマンスの様子は、新潟日報や十日町新聞、妻有新聞など多くの地元紙に掲載されました。

  • 講師たちの洗練されたディズニーメドレー

  • 学生のゴスペルアンサンブルを加えたパフォーマンス

  • お客さまと一つになった、テラスでの温かな演奏

 今後、三者一体となって、様々な分野での実践的な活動を通じて、地方創生と地域活性化を実現することを誓い合いました。

(滋慶学園グループ 特別顧問 土田雅彦)