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第24回JESC学会 研究6題 事例発表21題 全国で2,000人が参加して開催されました

2017.12.28

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第24回滋慶教育科学学会。研究発表の奨励賞に選ばれた東京医薬の兼子先生と鈴木先生に浮舟総長から賞状と副賞が贈られました

 滋慶学園グループの教職員が、革新的な実践教育や多様な取り組み、研究の成果などをまとめあげて発表する滋慶教育科学研究所(JESC)主催の「第24回 滋慶教育科学学会」が12月7日(木)、東京・舞洲のシェラトン・グランデ・トーキョーベイで開催されました。今回はメイン会場を含め全国8地区10拠点で約2,000人が参加する中、古島暉大常務理事の総合司会で、研究6題、事例21題が発表されるとともに、教育部会の活動報告や国家試験対策センター報告などが行なわれました。今年は反転授業やアクティブラーニング、国家試験対策など教育の質向上への取り組みが目立ちました。

浮舟総長 「教員スタッフの教育力、実践力が重要」

4752802開会の挨拶をする浮舟総長

 学会の冒頭、浮舟総長が「学生の皆さんに卓越した実践力と問題を解決していく創造力を身につけてもらうために教員スタッフの皆さんの教育力、実践力が重要です。そういう研鑽の場としてこのJESC学会が滋慶学園グループの発展を支えてきたと言っても過言ではないと思います」と、学会の意義について述べ、午前中の研究発表がスタートしました。

 東京医科歯科大学大学院教授などを歴任した東京医薬専門学校日本医歯薬専門学校の学校長、須田英明先生が座長を務め、一組10分、質疑5分の時間枠で、東京医薬の言語聴覚士科の兼子由紀先生と臨床工学技士科の鈴木崇洋先生による「『認知特性』を用いた個別学習支援~国家試験まで、55日間の取組み」を皮切りに計6題が次々と発表されました。

1位の奨励賞は認知特性を学習支援に生かした東京医薬の兼子・鈴木両先生が受賞

04滋慶学園グループの年末の風物詩となった滋慶教育科学学会。今年も盛大に開催されました

 各校の学校長や顧問の先生方約50名による審査の結果、1位の奨励賞には、トップバッターに登場し認知特性を学習支援に応用するという卓越した発想力を示した東京医薬専門学校の二人の先生による発表が選ばれ、2位の努力賞に、先輩後輩の学生関係をうまく使って学年全員の国家試験合格を果たした福岡医健専門学校の教務部長兼作業療法科長、河口青児先生が発表した「低学年次からの国家試験対策に関する一考察-異学年合同授業を通して-」が選ばれました。また3位の審査員特別賞には、学費納入の意義を訴えて短期間に大きな成果を上げたベルエポック美容専門学校の学生サービスセンター長、東健一先生が発表した「学費納入率向上を目的とした問題解決サイクルにあてはめた学費徴収に関する取り組み」が、それぞれ選ばれ、浮舟総長から賞状と副賞が贈られました。

 発表ごとに活発な質疑応答が行なわれ、最初の東京医薬の発表では、「この手法はすべての学科に当てはまるのか」、「成績が上がる時期はどのタイミングか」、「学生たちは自己肯定感をもてたのか」といった質問が出て、兼子先生と鈴木先生が「今後の検証課題としたい」、「成績が上がったのは認知特性検査を行なった時期と重なる」、「自己肯定感は間違いなく上がっている」と、それぞれ回答、一題目の発表から滋慶学園グループらしい活発な意見交換が行なわれました。

2会場を使いDO防止への取り組みなど計21題のケーススタディを発表

4752812会場からは矢継ぎ早の質問が飛びました

 午後は事例発表があり、2会場で計21題の報告がありました。DO防止への積極的な取組み事例が6題と最も多く、次いで学習指導・教育改革が5題、国試関係が3題などとなりました。
 
 東京福祉専門学校のキャリアデザイン・コミュニケーション科の山岸有里先生は、「日常の支援に困難を感じる学生への新しいアプローチ~レジリエンスと認知特性強化を用いた取り組み~」と題して発表。視覚による記憶力がいい、注意力が高いなど学生の認知特性のスタイルに合わせて、長所を伸ばす方法で進路選択などに活用したところ、効果が出たという発表でした。

 AIやゲームなどのコースもあり、多くの留学生が在籍する東京デザインテクノロジーセンター専門学校のキャリアセンター、吉井瑞先生は「TECH.C.の日本人学生・留学生の就職サポート『第一専門職へのこだわり』」と題して技術ビザを活用して留学生全員を志望する第一専門職につかせてきた実績を紹介。また、大阪スクールオブミュージック専門学校のプロミュージシャン科学科長、磯崎澄先生は「軽音部」を創設、学生の自主性を育むことによってDO率を下げた活動を、「ひとり一人に合った居場所づくり『軽音部』創部とその取り組みについて」というテーマで発表しました。

4752813タイのマヒドン大学での臨床実習について発表する神戸・三田校の佐々木先生

 このほか、札幌ベルエポック美容専門学校 教務部部長 藤本佳奈先生による「美容師国家試験におけるダブルスクール生 合格率100%の事例~ヘアメイク科4月生の3年連続100%達成についての報告~」や、大阪医療福祉専門学校 理学療法士学科 田中研志先生による「理学療法士学科の広報分析と入学前教育の取り組みについて」、神戸医療福祉専門学校三田校 義肢装具科4年生学科長 佐々木伸先生による「過去6年間の海外での臨床実習の実績~タイ・マヒドン大学に於いて~」など、国家試験合格率向上への取り組みなど、教育・就職・学校運営など様々な事例が報告されました。

 このあとバイオサイエンス教育分科会や医療教育分科会など教育部会10分科会の代表と国家試験対策センターから報告が行なわれ、九州大学大学院と連携して研究に取り組んでいる生涯教育分科会からは、卒業生研究の途中経過報告等が行なわれました。

浮舟総長 総評
 総評に立った浮舟総長は、「素晴しい学会だったと思います。何かお腹が一杯になったような特別な感じがしています。研究もそうですが、ケーススタディが素晴しかったと思います。引き続き研究を続けて、研究課題として発表して欲しいと思うものもありました。いずれも地に足のついた現場感覚のある素晴らしい課題、テーマの発表でした」と、発表者の健闘を称えました。 

 

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