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姫路医療専門学校 竣工式 健康・生きがい・キャリア開発の交流拠点として4月開校へ 

4月に開校する姫路医療専門学校はJR姫路駅から4分と便利

 JR姫路駅前の再開発プロジェクト「姫路キャスティ21」の一環として、滋慶学園グループの姫路医療専門学校の校舎が完成し、2月20日(火)に竣工式が行われました。「すべての世代の健康・生きがい・キャリア開発の交流拠点」をめざし、グループの学校法人神戸滋慶学園が、フィットネスジムやサービス付き高齢者住宅など様々な施設とともに整備をしてきたもので、4月の開校に向け急ピッチで準備をすすめています。地域の医療を支えるプロフェッショナルを育てる学校として、今後の発展が期待されています。

 姫路医療専門学校は8階建て延べ6181平方メートルで、作業療法士科、言語聴覚士科、臨床工学技士科(いずれも3年制)、言語聴覚士専科(大卒課程)を設置し、定員は440人。明るくおしゃれな内装です。

 竣工式には姫路市の石見利勝市長をはじめ、建設を担当した飛島建設の乗京正弘代表取締役社長、JR姫路駅の舘勝則駅長、自治会の代表者ら関係者約90人が集まりました。滋慶学園グループからは浮舟邦彦総長をはじめ、神戸滋慶学園の斎藤満知子常務理事、滋慶サービスの森田眞佐樹社長、ジケイ・スペースの覚野廣久代表取締役らが出席。神事のあとセレモニーが行われ、浮舟総長、石見市長、姫路医療専門学校の小川恭一校長、飛鳥建設の乗京社長の4人がテープカットを行いました。

  • テープカットをする飛島建設の乗京社長、姫路市の石見市長、滋慶学園グループの浮舟総長、姫路医療専門学校の小川校長(左から)

  • 挨拶をする浮舟総長

 建築主を代表して挨拶に立った浮舟総長は、「滋慶学園グループは、職業人教育を通して社会に貢献していくというミッションのもと、産学連携で即戦力の技術者、スペシャリストを育て、それぞれの業界に送り出すという特色があり、本校も地域に密着した学校として発展させていただきたいと思います。今年の夏以降、保育園や医療サービス付き高齢者住宅、クリニックなどの施設も開業するよう準備をすすめており、子どもから大人、お年寄りまでが集い、交流できるゾーンとして発展していただければいいと考えています」と話していました。

 また、石見市長は「駅前の再開発にあたって、姫路市として一番に願っていた医療系の学校、作業療法、臨床工学、言語聴覚の専門学校に来ていただくことができました。ここで若者が賑わいをつくってくれ、これからの長寿社会で大事な役割を担う医療技術者として育ってくれるということを、皆さんとともにお祝いしたい。東側の6.6ヘクタールの土地には(4年後に)県で一番大きい約740床の県立病院ができる予定です。そこでは大学と一緒になって、工学の面から医療を支える医工連携の研究や高度医療の研究をすすめるという計画もあります。地域の皆さまには、姫路医療専門学校を盛り立て、若者たちを応援していただきたいと思います」と祝辞を述べました。

  • 来賓の祝辞を述べる石見市長

  • 乗京社長(左)には感謝状が贈呈されました

 神戸滋慶学園が整備をすすめている「健康・生きがい・キャリア開発プロジェクト」ではすでに昨年7月、2階建て延べ1,888平方メートルのフィットネス棟がオープン。「レフコ」のブランド名でフィットネスジムを全国展開する株式会社ヒカリが滋慶学園グループと連携して運営しています。姫路医療専門学校の東側では、4階建て延べ3424平方メートルの「健康・生きがい開発棟」が今年7月までに完成し、医療サービス付き高齢者住宅(約40戸)、通所型のリハビリテーション施設(約80人)、クリニック、保育所などが順次、開業する予定です。姫路医療専門学校とあわせ、JR姫路駅前で多世代交流プログラムがはじまります。

 

最新の設備・機器を完備し、学びの「質」を高める学習環境

 姫路医療専門学校は最新の設備・機器をそろえています。1階は200人が収容できる階段型の大講義室や、地域のお年寄りや子どもたちが利用できるレクリエーション室、さまざまな作業療法の知識と技術を養う織物・手工芸・絵画・木工などの実習室になっており、地域の人々の多世代交流の場にもなります。

  • 200人が収容できる大講堂。一般向けのセミナーも可能です

  • レクリエーション室は地域の方々にも利用していただけます

 建物の2階は歩行者デッキでJR姫路駅と連結しており、駅から4分という立地の良さ。おしゃれで開放感あふれるメインエントランスや受付が出迎えてくれます。図書室やパソコンルームもこのフロアにあります。

  • エントランスホールは開放感あふれる明るい雰囲気です

  • 図書室では学生たちがゆっくり勉強できます

 3階は学生や教師が集い、交流を深める学生ホールになっており、ランチをとるなど憩いの場であり、グループワークにも利用できます。また言語聴覚士に必要な検査や訓練を実践的に学ぶ施設があり、マジックミラー越しに訓練の様子をチェックする観察室、録画できる設備も整っています。

  • 学生ホール。机を組み合わせてグループワークもOK

  • 小児訓練室。言語聴覚士に必要なスキルを学びます

 さらに4階は人工心肺装置や人工呼吸器、血液透析装置などの生命維持管理装置を備えた臨床工学科の実習室と、高齢者や障がいのある人たちが生活しやすくなるよう食事や入浴などの指導・援助法を学ぶ作業療法士科の日常動作訓練室になっています。

  • 最新の医療機器をそろえた臨床工学科の実習室

  • 日常生活の援助法を学ぶ作業療法士科の実習室

 5階から8階は、装具加工室、基礎医学実習室、普通教室、演習室、講堂など。同校では、地域を身近に体感できる実践教育を通じて、未来の医療を担うプロフェッショナルを育てていきます。