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大阪医療技術学園 大阪医療福祉 大阪医療看護 3校合同の卒業式が挙行されました

大阪医療技術学園、大阪医療福祉、大阪医療看護の3専門学校合同の卒業式で、祝辞を述べる浮舟邦彦総長

 学校法人大阪滋慶学園の大阪医療技術学園専門学校と大阪医療福祉専門学校、大阪医療看護専門学校の合同卒業式が3月12日(月)、大阪市中央区のホテルニューオータニ大阪で行なわれました。厳しい実習や国家試験を乗り越えて医療・看護職や福祉職に身を捧げる学生たちが“最後の授業”を終えて、卒業証書と専門士称号授与書を手に巣立っていきました。

 病院や医療機器メーカー、薬品会社、福祉施設、高等学校などから100名を超えるご来賓の皆さまにご臨席いただく中、学校法人大阪滋慶学園の学校長も務める橋本勝信常務理事が各学校長を代表して告辞。橋本常務理事は、「医療・ヘルスケアの分野は“地域完結型”への移行に伴い、医療、介護、福祉の連携が強く求められています。皆さんは身につけた専門知識と技術を生かして、患者さんら多くの方から『ありがとう』『助かりました』と、声をかけてもらえるように頑張ってください」と述べ、いい仕事をするためには、成長の種をまき続けてキャリアアップしていって欲しい、と激励の言葉を贈りました。

 続いて、大阪医療技術学園専門学校・臨床検査技師科の伏見祥広さんと大阪医療福祉専門学校・言語聴覚士学科の日浦麻緒さん、大阪医療看護専門学校・看護学科の長澤由菜さんの各校の卒業生代表3名に、橋本常務理事より「よく頑張りました」と、卒業証書と専門士称号が授与されました。

  • 各校総代に橋本常務理事から卒業証書と専門士称号の授与

  • 理事長賞や学校長賞など各賞が贈られました

滋慶学園グループの浮舟総長 「学び続けるということを大切に」

 学校法人大阪滋慶学園を代表して、滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が祝辞を述べ、「卒業式は決してゴールではありません。これからがスタートなのです。皆さんお一人お一人のキャリアを作り上げていかなければなりません。プロが成長していくためには、一つの原則があると思います。まず、仕事を通して成長していくということです。どうか仕事を通して成長していくのだという思いをしっかりと持って下さい。

 社会は大きく変化していきます。医療、福祉の世界も大きく変化していくでしょう。そういう中で、学び続けるということを大切にして欲しいと思います。学校のいたるところに『今日も笑顔であいさつを』という標語があったと思います。笑顔であいさつをすることは、コミュニケーションの原点です。その素晴しいあいさつの習慣を皆さんの職場にも持っていって下さい」と、祝福しました。

the City College of San Francisco副学長からも祝辞

サンフランシスコ市立短期大学のローランド博士

 本校と1999年以来の交流を続けている海外提携校のサンフランシスコ市立短期大学(the City College of San Francisco)副学長のテレサ・ローランド博士からもお祝いの言葉をいただきました。同博士は「ヘルスケアの世界をより良いものにするために、卒業後も学び続けてください。そして皆さんの輝かしい未来と今後のキャリアの成功、目的の達成をお祈りします」と、新たな旅立ちを祝福していただきました。

 また、急遽、来日できなくなった、2002年から本校と合作教育をスタートさせてきた上海市立上海健康医学院の鄭瀋芳・校務委員会主任からのお祝いのメッセージや、各業界団体の御代表からの祝電が披露されました。

柳川さんら5名に大阪府知事賞 皆勤賞は137名

皆勤賞と精勤賞を受ける大勢の卒業生の皆さん

 各賞の授賞式が行なわれ、大阪府知事賞が大阪医療技術学園専門学校の柳川まゆらさん(医療診療科)と伏見祥広さん(臨床検査技師科)、大阪医療福祉専門学校の鵜澤莉奈さん(診療情報管理士学科)と矢野悠夏さん(視能訓練士学科)、大阪医療看護専門学校の岡聖菜さん(看護学科)の5人に贈られたのをはじめ、在学中に優秀な成績を修めたり、素晴しい行いをした学生にそれぞれ理事長賞や学校長賞をはじめ、JESC(滋慶教育研究所)奨励賞など各賞が贈られました。

 さらに、3年間休まずに講義や実習に参加した137名に上る卒業生に「皆勤賞」が贈られ、代表の大阪医療福祉専門学校・作業療法士学科の石川晃恵さんに賞状が手渡されると、式場にひときわ大きな拍手が湧き起こりました。

我が子の成長に保護者も涙

  • 謝辞を述べる各校代表

  • 保護者の方に花束を贈る卒業生代表

 最後に、各校を代表して大阪医療技術学園専門学校の阪口希映さん(言語聴覚士学科)と、大阪医療福祉専門学校の山本英作さん(理学療法士学科)、大阪医療看護専門学校の夏秋乃々花さん(看護学科)の3人が、それぞれ日々の学びや学園祭や体育祭などの思いでをはじめ、病院や施設での臨床実習や国家試験勉強での厳しい壁をクラスメイトや先生、家族のサポートで乗り切ったことへの感謝の言葉を述べました。それぞれ「3年間で学んだことを生かし、理想とする医療の専門職を目指します」と、社会人としての新たな一歩に向けて決意を述べました。

「ひまわりの約束」を歌う大阪医療福祉専門学校ゴスペル部の卒業生と、姉妹校のOSMの学生ら

 式場の後部には、大勢の保護者の方々が成長した我が子の姿をじっと見守っていましたが、中には感極まったのか、ハンカチを目にあてておられるお母さんの姿もありました。式典後の保護者会では、障がいを抱えた我が子が理学療法士として卒業式の日を迎えることが出来たと、お母さんが感無量の表情でお礼の言葉を述べられるなど、それぞれの心に残る素晴しい式典となりました。

産学連携賞が卒業生42人に贈られました

 式典終了後、第二部として産学連携賞の授賞式が行なわれました。各校とも業界と連携して、課題に挑戦する活動などを行なっており、その中でも優秀な活動を行なった卒業生に各業界からの賞が授与されました。公益社団法人「大阪府臨床検査技師会」会長の竹浦久司様から同会会長賞が大阪医療技術学園専門学校・臨床検査技師科の今井伸弥さんに贈られたのをはじめ、同校の卒業生19名に各業界団体から13の産学連携賞が贈られました。

 また公益社団法人「大阪府理学療法士会」会長の山川智之様から、公益社団法人日本理学療法士協会優秀賞が大阪医療福祉専門学校・理学療法士学科の森茉唯さんに贈られたのをはじめ、同校の卒業生21名に各業界団体から11の産学連携賞が贈られました。最後に公益社団法人「大阪府看護協会」会長の高橋弘枝様から大阪医療看護専門学校・看護学科の峯千晶さんら2名に同会会長賞などが贈られました。