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「女性の力で笑顔溢れる歯科業界にしていきます」 新大阪歯科技工士専門学校&新大阪歯科衛生士専門学校 204名が卒業しました

新大阪歯科技工士と新大阪歯科衛生士の両専門学校の卒業式。今まで男性がほとんどだった歯科技工分野で女子卒業生の姿が目立ちました

頼られる技工士になるよう頑張ります!
笑顔を守れる歯科技工士になりたい-。
世界的に活躍する歯科衛生士さんになる!

歯科技工科 女子卒業生が過去最高の4割

 歯科医療界を支える関西屈指の歯科技工士養成校である新大阪歯科技工士専門学校と、姉妹校の新大阪歯科衛生士専門学校の卒業式が3月22日(木)、大阪・新大阪のホテル大阪ガーデンパレスで行なわれました。CAD/CAMなどコンピューター化によって、歯科技工士が働く職場環境は明るいイメージに一新しつつあり、歯科技工科Ⅰ・Ⅱ部の卒業生の約4割を女子学生が占めました。卒業生総勢204名は“お口の専門職”らしく、それぞれの笑顔溢れる未来へのメッセージを胸に、晴れやかな表情で社会人として旅立っていきました。

 国家斉唱に続き、歯科技工科Ⅰ部(昼間部)、Ⅱ部(夜間部)、専攻科ごとに一人ずつ名前を読み上げられたあと、専攻科を代表して総代の赤尾芳輝さんに作田守学校長から修了証書が授与されました。続いて振袖に袴姿の歯科技工科Ⅱ部総代、安藤逸樹さんとスーツに身を包んだ歯科技工科Ⅰ部総代、塩田拓実さん、そして新大阪歯科衛生士専門学校の昼間部総代、押谷礼乃さんと、ただ一人の男子学生として頑張ってきた夜間部総代、有村俊介さんに、それぞれ産業界と連携した優れた教育機関と文科省が認定する「職業実践専門課程」を終えた卒業生として、卒業証書と専門士称号が授与されました。

 さらに、雨の日も風の日も休まずに学校や実習先に通った123名の卒業生に皆勤賞と精勤賞が贈られ、代表して新大阪歯科技工士専門学校 歯科技工科Ⅰ部の吉村啓吾さんに、「よく頑張りました」と賞状が贈られました。

作田学校長 告辞 「皆さんの仕事は健康寿命を守る職業」

告辞を述べる作田学校長

 学校長、告辞では、まず作田学校長は「在学中にお世話になった多くの方、支援してくれた保護者の方に感謝の気持ちを忘れないように」と述べました。そのあと、歯科業界における高い求人倍率のおかげでそれぞれが希望する就職先を見つけることが出来たことを祝福すると共に、高齢化と健康寿命の延伸で益々、オーラルケアが重要になると話し、「オーラルケアを担う皆さんの職業は患者さんから感謝され、専門職として社会からも高い評価を受けます。どうか笑顔で元気に頑張ってください」と激励の言葉を贈りました。

 在学中に優秀な成績を修めたり、尊敬されるような行動を行った学生に贈られる各賞の表彰式がおこなわれました。大阪府知事賞が新大阪歯科技工士専門学校Ⅰ部の大田未優さんと、新大阪歯科衛生士専門学校夜間部の藤浪加奈江さんに贈られたのをはじめ、各賞が次々と贈られました。
 
 また宮川藤一郎理事長が祝辞を述べ、「前に踏み出す力」や「考え行動する力」「問題を解決する力」など社会人基礎力やセルフマネジメントの大切さに触れ、「歯科医療の業界は日進月歩の変化を遂げています。学び続け、研鑽し続けることを忘れないで下さい」と、はなむけの言葉を贈りました。

 来賓のご紹介に続いて、一般社団法人大阪府歯科技工士会会長で本校卒業生でもある清水潤一様と、公益社団法人大阪府歯科衛生士会会長の橋場佳子様からご祝辞をいただき、それぞれ業界のリーダー、先人として、新たに業界人となる卒業生を励ましていただきました。

  • 祝辞を述べていただく大阪府歯科技工士会の清水会長

  • 大阪府歯科衛生士会の橋場会長

浮舟総長 「成功の“原則”を大切にしてほしい」と激励

卒業生にメッセージを贈る浮舟総長

 滋慶学園グループの教職員を代表してスピーチに立った浮舟邦彦総長は、グループ発祥の学校である新大阪歯科技工士専門学校への思い出に触れ、草創期の卒業生が今、同窓会長や歯科技工士会の要職についておられることや、当時の先生のお孫さんが卒業生の中におられると紹介。卒業生一人ひとりに向って、「世の中の成功している人たち見ていると、うまくいくにはそこに一つの“原則”があるように思うのです」と話を始めました。「そういう人たちは本当に自分の仕事が好きで一生懸命やっておられます。それから職場を大切にしておられます。仕事はいい仕事ばかりではありません。むしろ問題があるほうが多いのです。でもどんなに問題があってもくじけずめげないでコツコツとやっておられる。それが成功したこと、失敗したことの経験として積みあがって行くのです。その経験がその人のキャリアを造っていくのです」と述べ、時代の変化に合わせて自己研鑽を積んで学び続けていくことの大切さ、マネジメントの重要性、人間関係の大切さなどをはなむけの言葉として贈りました。 

卒業生を代表して歯科衛生士夜間部の小川さんがお礼

 最後に、新大阪歯科衛生士専門学校夜間部の小川瑞希さんが卒業生を代表してお礼の言葉を述べました。小川さんは「幾度となく壁にぶつかることもありました。そんな時、多くの方々の支えがあったから、今日この日を迎えることが出来ました」と、先生方やクラスメイト、家族に感謝の気持ちを伝えました。

  • 両校のゴスペル部と東洋医療専門学校とOSMによるお祝いの歌

  • 卒業生を代表してお礼の言葉を述べる小川さん

  • 式場から社会人として旅立つ卒業生。”女性歯科技工士”が目立ちました