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地域創生に取り組む「美作市スポーツ医療看護専門学校」が開校 入学式を行ないました

地元の熱い期待を受けて開校した「美作市スポーツ医療看護専門学校」の入学式。1期生を代表して看護師をめざす芦田さんが宣誓しました

 地域創生のため、学校法人大阪滋慶学園が地元自治体との“公私連携”によって取り組む第3弾として、岡山県美作市に設立した「美作市スポーツ医療看護専門学校」が開校、山間の町が桜色に染まる4月7日(土)に栄えある1期生の入学式が行なわれました。美作市の萩原誠司市長や美作市議会の鈴木悦子議長をはじめ、近隣の自治体や地元の医療・福祉・スポーツ関係、各団体や教育機関、企業などのご代表、保護者の皆さまにご臨席いただく中、看護学科、柔道整復スポーツトレーナー学科、介護福祉学科の3学科の新入生を代表して、看護学科の芦田乃依瑠さんが「自然豊かな地域愛溢れる美作の地で、スポーツ、福祉、医療の業界で活躍できるスペシャリストを目指して、精一杯努力し学びます」と、力強く決意を述べました。

初代 黒瀬学校長が「果敢に挑戦しよう」「地元に愛される学校にしよう」など“3つのお願い”

訓辞する初代学校長に着任した黒瀬学校長

 岡山県津山市にある総合病院津山中央病院の病院長を勤めた黒瀬通弘学校長が本校の初代学校長として新入生に訓辞を行いました。長年、外科医として活躍してきた黒瀬学校長は「今の緊張感を持続し、1期生としてこの学校の伝統を創るのは我々だという気概を持って下さい」と激励したあと、①失敗を恐れずに何事にも果敢に挑戦しよう、②地域の方々との交流を密にし、地元に愛される学校にしよう、③卓越した専門的知識や技術はもちろん、社会性や協調性、人間性を培って欲しいと、3つのことを学校長として要請、「最後まで力を抜かずに取り組んで下さい。そして皆んなでそれぞれの目標を達成出来ることを信じています」と結びました。

浮舟総長 「1期生としてつくっていくネットワークを大切に」

 理事長として大阪から駆けつけた滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が挨拶に立ち、 美作市からの熱い要請によって本校が、滋慶学園グループ74校目の学校として誕生した経緯や、滋慶学園グループの「職業教育を通して社会に貢献する」というミッション、建学の理念について述べました。

 その上で浮舟総長は、「皆さんはスペシャリストとして、即戦力としての知識や技術を身につけます。そして皆さんが目指す仕事に就くには、国家試験に合格しうる力をつけなければいけません。職業人としての身構え、気構え、心構えも大切です。また皆さんの仕事はどこの国に行っても出来る仕事です。専門英語の大切さはもちろん、その国の文化や伝統を尊敬する国際的な感性を海外研修などを通して身に付けて行って下さい。地域の方々とのネットワークを大切にして、学びの習慣、良い生活習慣を在学中に身に付けていって下さい。新しく出来た学校の1期生として、皆さんと先生方と、そして地元の方々と一緒になって素晴しい学校として発展させていって欲しいと願っています。自分の目的、目標をしっかりと定めて歩み出して下さい」とエールを贈りました。

  • 浮舟総長が1期生を激励

  • 開校を祝っていただく美作市の萩原市長

美作市の萩原市長 「1期生はずっと1期生。大きな意義と責任がある」

 美作市の萩原市長は、「さきほどから皆さんの姿勢や目線を見て嬉しく思っています。目標をしっかりと考えた上で、この専門学校を自分の意思で選択した結果としての目の力を感じます。最初はここにあった高校の跡地を活用できないかという議会からの提案でした。滋慶さんに引き受けていただいてこの間、いろんな方々のご協力があって本日の開校を迎えました。今、総長が言われたネットワークは大切です。人間は一人で仕事することはほとんど不可能です。ここを基点にネットワークが広がっていくことが必要です。秋には海外からも入学生が入ってこられて、新しいネットワークが広がっていくと思います。1期生はずっと1期生なのです。今後30年ほどは卒業生の集団のリーダーとして方向性を付けていく、大きな意義と責任がある、それをよく選んで頂いたことを心から嬉しく思います。これからの成長、目標の達成を心から祈念します」と祝福の言葉を頂きました。

ラサール博士 「Be open!」

リサ・ラサール博士からも祝辞

 本校の教育提携校である米レッドランズ大学(University of Redlands)言語病理学部学部長のリサ・ラサール博士からは、「レッドランズ大学は美作市スポーツ医療看護専門学校とのパートナーシップを栄誉に思っています。新入生の皆さまはこれから多くのことを学び、そのことは卒業後も続いていくでしょう。人類の健康、ヘルスケア、科学の進歩、効果的な治療法といった問題に全力で取り組まなければなりません。『Be open!』。これからの人生、常に心の窓を開けて置いて下さい」と温かいメッセージを発していただきました。

 来賓紹介や祝電披露が行なわれた後、入学生全員が起立し、3学科を代表して看護学科の芦田さんがスペシャリストとしての責任と自覚を持って仲間と共に学ぶ決意を宣誓しました。新入生は背筋をピンと伸ばして整列し、医療の道に踏み出す新入生たちの堂々と自信に溢れた所作に、会場から安心感と共に大きな拍手が起きていました。

DCIM100MEDIADJI_0341.JPG自然に溶け込んだ美作市スポーツ医療看護専門学校

 このあと、二部ではこれから始まる看護学科、柔道整復スポーツトレーナー学科介護福祉学科の各学科の教育プログラムの説明などが、動画などを使って行なわれました。本校のすぐ横には美作市立大原病院や特別養護老人ホーム「やすらぎ荘」、また市内には野球やソフトボール、サッカーができる多目的グラウンド、テニスコートなどを完備した勝田総合運動公園や文化ホールなどがあります。豊かな自然の中で、新入生たちは、専門教育を受けながら、さまざまな地域密着型の活動も開始していきます。