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学校法人滋慶学園の保育事業室 理念の「自己肯定感」を育む保育へ! 全体研修を開催しました

新規開設2園の仲間も加わった全体研修。約170名が参加しました

 学校法人滋慶学園・保育事業室では、平成28年度より保育園全体研修を毎年3回実施しています。今年度の第1回全体研修を5月13日(日)、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモンドで開催しました。

 滋慶学園では現在、都内9カ所で保育園を運営。今年度は兵庫県姫路市で企業主導型の保育園のオープンを控えています。専門学校と同様、保育園でも大切にしているのは「理念の共有」。全職員数は約180名となり、年々増える職員の皆さんに、滋慶学園としてなぜ保育園を運営するのか、そしてどんな保育園をやっていきたいのか、をお伝えする機会として全体研修を大切に考えています。

 特に重要視しているのは、滋慶学園保育園の保育理念である「自己肯定感」を育むことです。「自己肯定感」という言葉そのものは身近になったものの、一体どうやって目に見えない心を育んでいったらよいのか?ということに簡単な正解は見出せません。

 今回の研修では、「自己肯定感」を育むための手法として、自分の長所を集めたポートフォリオ「宝物ファイル」づくりを実践されている一般社団法人「子どもの笑顔」代表理事、岩堀美雪先生をお招きして、講演会とワークショップを行いました。

 岩堀先生が長年、小学校の教師として実践されてきたのは、小学生のお子さんたちに自分自身を見つめなおしてもらい、成長を可視化し、周囲からの愛情や承認を実感する「宝物ファイル」という取り組み。講演会では、小学生時代にその取り組みを行ったお子さんや保護者の「その当時」の、そして「その後」のエピソードをお話していただきました。普段0~5歳のお子さんたちをお預かりしている保育園にとって、子どもたちの「その後」の姿をイメージすることができるのは、「自己肯定感」を育むことへの使命感を改めて感じる機会でした。

  • 「自分を大好きに。家族や友人も大好きに」自己肯定感が身近になりました

  • 公立小学校の教師として長年「宝物ファイル」で子どもたちの自己肯定感を育んできた岩堀先生

 ワークショップでは、保育園の職員である自分自身の「自己肯定感」を向上させるために、そしてチームでの相互理解とフェローシップ発揮の促進を目的として、各自の「宝物ファイル」づくりを行いました。普段一緒に仕事をしながらも、なかなか話す機会の無い、各自の「夢」や「願い」を共有したり、お互いの素晴らしい点を言語化して贈りあう体験は、大変貴重なものでした。

 職員の皆さんからの振り返りでは、子どもたちに対する専門職としての気づきだけでなく、自分自身やチームメンバーとの関係性についても、多くの気づきやチェンジのきっかけが得られたことが読み取れました。

職員の振り返りから(一部抜粋)

・ありのままの自分を好きでいられる、それが大切なんだということを学びました。子どものころに「自己肯定感」が低い子は、大人になってその影響が出やすく、決断力、行動力、粘り強さなどにも関係することも改めて感じ、「自己肯定感」の必要性を再確認しました。

・些細なことの一つひとつが子どもたちの人生を左右してくるということがわかりました。現在受け持っているクラスの子どもたち、保育園にいる子どもたち一人ひとりの人生に関わっているということを意識して、保育していきたいと思います。

・その人の良さを認め、喜びを感じてもらう言葉をかけて、人生を豊かに過ごさせてもらえる。言葉かけの重要さを考えさせられました。

・同じ園内にいる職員だが、一人ひとりが思っていること、やっていることなどを知ることができ、お互いを認め合うこと、自分を振り返り肯定することができた。グループワーク、話し合うこと、共有することの楽しさや大切さを感じた。

 
 保育・給食・看護…それぞれの立場で日々試行錯誤している保育園の職員の皆さんが、より身近に、より具体的に「自己肯定感」を感じ、主体的に学び取る研修になりました。

(滋慶学園保育事業室 尾上 奈緒子)