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東京2020 江戸川区がホストタウンを務めるオランダの特別講義 東京メディカル・スポーツ専門学校で行なわれました

国際パラリンピック委員会理事、リタ・ファン・ドリエル氏の講義

 東京2020オリンピック・パラリンピック大会にむけ、参加国との相互交流を図る国の「ホストタウン」構想で、東京都江戸川区はオランダ王国のホストタウンとして登録されています。東京2020大会開催都市の江戸川区で、オランダとの国際交流を促進することにより、区民のオリンピック・パラリンピックに対する興味・関心を高め、ボランティアへの参加意識や、外国人観光客の受け入れ意識の向上につながるなど、大会の機運を醸成していく効果が期待できます。

 その活動の一環である江戸川区主催の国際交流イベント「Game Changer(パラスポーツで社会を変える) プロジェクト 2018」で、オランダオリンピック委員会・スポーツ連合のメンバーらが来日。「パラスポーツフェスタえどがわ」などで交流のある東京メディカル・スポーツ専門学校(TMS)で特別講義をしていただきました。

 特別講義は6月29日(金)1~2時限で本校の理学療法士科Ⅰ部2年生を対象に実施しました。まずは3人一組で視覚障がいの体験用ゴーグルを使用し、視覚障がい者役、ガイド役、それを客観的に見ている人の役という設定のサポート実習から入り、それぞれの役ごとにどう感じたかを発表しました。また、オランダのパラスポーツの状況や教育内容についての講義もありました。

  • 視覚障がい体験実習

  • 通常と競技用の車椅子の違いを説明するリタ氏

手に障がいがある方の柔道指導案を検討

 2時限目は本校の柔道場で、車椅子と競技用車椅子の違いを学び、車椅子スポーツ中の写真を見て感じたことを話し合うグループワークとシェアなどを行いました。また、いくつかのテーマ別の議論、例えば「障がいを持った人が柔道をするにあたり、どうするか」というテーマでグループワークを行い、それをシェアする、という全体的にアクティブラーニングを取り入れた講義方法が大きな特徴でした。

全員で集合写真

 この日は、日本スポーツ振興センターや足立区などの自治体からも10名ほどの視察があり、江戸川区の広報からも取材カメラが入るなど、東京2020大会に向けてスポーツ団体や自治体のパラスポーツに対する関心の高さが伺えました。

 今後も2020年まで交流が続きますので、パラスポーツ先進国であるオランダから様々な学びを学生達に提供できるよう、貴重なコラボレーションを進めていきたいと思います。

東京メディカル・スポーツ専門学校 事務局長 松川 勝吉)