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幕末に活躍した偉人たちがキャラクターに COMグループの学生が制作  「幕末明治 福井150年博」でクイズラリーを盛り上げ

テレビCM

 NHK大河ドラマ「西郷どん」にも登場する幕末の偉人たち10人のキャラクターを滋慶学園COMグループの学生らが制作。福井県で行われているイベント「幕末の地を巡る謎解きクイズラリー」のキャラクターとして活用されています。福井市をはじめ県内の実施エリアの各地で、ラリーの5カ所のミッションポイントのクイズに答え、全問正解すると松平春嶽、橋本左内、西郷隆盛、坂本龍馬らのキャラクターカードがもらえるというものです。各ポイントにはキャラクターが描かれた旗が立っており、ポスターやグッズ、テレビCMなどにも登場。学生たちの作品がイベントを盛り上げています。

 「幕末の地を巡る謎解きクイズラリー」は、福井市立郷土歴史博物館、県立歴史博物館をはじめ福井県各地を舞台に繰り広げられている「幕末明治 福井150年博」の夏からのイベント。11月30日まで行われています。

  • 三国町の歴史と文化を伝えるマチノクラにて 

  • えちぜん鉄道の三国駅舎にて

  • 福井グリフィス記念館

  • 養浩館庭園では名前を付けた人がクイズに

 登場する10人のキャラクターは、いずれも福井県にゆかりのある歴史上の人物です。松平春嶽は福井藩主で激動の幕末で日本の舵取りを担った人物として知られ、橋本左内は春嶽の右腕として、国政や外交に尽力。西郷はこの2人とも親交がありました。龍馬も福井を訪れ、春嶽や福井の他の偉人たちと交流を深めたといわれています。

 このほか、新政府の財政の基礎を築いた由利公正、尊王攘夷の主導者として奔走した梅田雲浜、福井に生まれた歌人で国学者の橘曙覧(あけみ)、熊本藩士で春嶽に招かれて政治顧問となった横井小楠、維新後の福井で化学などの教師として教育に尽くしたウィリアム・E・グリフィス、小浜出身の京都の芸姑で木戸孝允(桂小五郎)の妻、木戸松子がキャラクターになっています。いずれも若者や女性を意識したイラストで、親しみやすい作風です。


クリアファイル

 これらのキャラクターは昨年、名古屋デザイン&テクノロジー専門学校、東京コミュニケーションアート専門学校、OCA大阪デザイン&IT専門学校の学生が作成しました。クイズラリーのプレゼントにつかうキャラクターカードのほか、ポスターやホームページ、テレビCM、雑誌の広告、グッズとしてクリアファイルなどのデザインとして描かれています。

 
 「幕末明治 福井150年博」を開催するにあたり、福井県観光連盟では、幕末の歴史について若者や若い女性に興味を持ってもらいたいと、滋慶学園グループに偉人たちのキャラクター制作を依頼。デザイン系のコースがある滋慶COMグループの専門学校7校の学生たち約170人が企業連携プロジェクト「幕末明治福井の偉人キャラクター制作事業」として取り組みました。それぞれのキャラクター部門で最優秀賞に選ばれた名古屋デザイン&テクノロジー専門学校など3校の学生の10作品が採用されたというものです。

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 このプロジェクトは、滋慶学園COMグループの専門学校の名誉教育顧問で、歴史作家の加来耕三先生の協力、アドバイスもあって実現しました。

 「幕末の地を巡る謎解きクイズラリー」は、福井市、坂井市、鯖江市、越前市、小浜市の5つのエリアで実施。幕末の偉人たちにゆかりがある各エリアの5施設のミッションポイントを巡り、幕末明治に関するクイズに答えてゆきます。全問正解すると偉人が描かれたキャラクターカードをプレゼント。3エリア以上をクリアすると10人の偉人のプレミアムカードのほか、抽選でオリジナルグッズなどがもらえます。

(名古屋デザイン&テクノロジー専門学校 教務部 仲山陽子)