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東京ゲームショウに滋慶学園グループ6校出展 メディアでも紹介されました

TECH.C.のブースとOCAのブース

 世界最大級のゲームのイベント「東京ゲームショウ2018」が9月20日(木)~23日(日)まで、千葉市の幕張メッセで開かれました。過去最大となる668の企業と団体が出展。入場者は最多の29万8000人を記録しました。滋慶学園グループからは、東京デザインテクノロジー専門学校(TECH.C.)、OCA大阪デザイン&IT専門学校(OCA)、東京コミュニケーションアート専門学校(TCA)、名古屋デザイン&テクノロジー専門学校(NCA)、福岡デザイン&テクノロジー専門学校(FCA)、仙台コミュニケーションアート専門学校(SCA)の6校が出展。大勢のファンの注目を浴び、メディアに紹介される学校もありました。

バーチャルアイドルとコミュニケーション TECH.C.

 中でも目を引いたのがTECH.C.の公式VTuber(バーチャルユーチューバー)。TECH.C.のバーチャルアイドル「てくしぃ」ちゃんが登場して、来場者とコミュニケーションをとります。VチューバーとはVRやセンサーなどを使うことで、人の手などの動きを3DCGキャラクターに反映することができる仕組みで、人気が高まっています。

 ブースの前に行くと、「ねえねえ、遊ぼうよぉ~…」と「てくしぃ」が声をかけてきて、興味を示すと「うれしい!どこから来たの?えっ、中国!?」などと会話をしたり、一緒にじゃんけんをしたりして遊びます。スーパーゲームクリエーター専攻(4年制)の学生が中心となり、今回の出展に合わせて制作。センサーの技術、VRの技術など多岐にわたる要素を駆使して完成させました。

  • 「てくしぃ」とじゃんけん

  • “てくしぃの中の人”も公開していました

 本当にアイドルと話をしている気分になるのもうなずけます。姉妹校の東京ダンス&アクターズ専門学校で、声優やアニメ歌手、ミュージカル俳優をめざす女子学生4人が交代で「てくしぃ」を演じているのです。ゴーグルを装着した学生がセンサーを手に動きながら話をすると、そのとおりに『てくしぃ』が動く仕組み。舞台裏も公開しており、“てくしぃの中の人”ということで4人のプロフィルも紹介していました。

「てくしい」ちゃんはオリコン・ニュースでも紹介されました。
https://www.oricon.co.jp/news/2119919/full/

 TECH.C.は学生の半分以上がゲーム業界を目指すまでに成長しており、意欲的なゲーム作品15タイトルを出展していました。

ママチャリを使ったVRゲーム 朝の番組「おはスタ」で紹介されました! OCA

 OCAのブースで人気を集めたのは、自転車をコントローラーとして使用するVRシューティングゲーム「ママチャリオット」。暴走したモンスターたちの潜む荒野で、ママチャリを改造した新兵器を使い、襲いかかるモンスターを倒していく…というストーリーです。VRゴーグルを装着してママチャリに乗り、ハンドルを左右に動かして襲ってくるモンスターに狙いを定め、ペダルをこぐことによって弾を発射。次々に現れるモンスターを攻撃するためには、全力でペダルをこぎ続けなければならない、という単純なゲームです。みんな夢中でペダルをこいでいました。

 ゲームの中で戦闘兵器として、自転車をこぐというユニークな組み合わせに、ブースを訪れたフィットネスクラブの関係者も興味を示していました。

  • ママチャリに乗って弾を発射する「ママチャリオット」

  • OCAの産学連携プロジェクトの紹介

初音ミクを起用した大阪府警のサイバー犯罪の防犯ビデオ

 もう1つのVRゲームは宇宙からの侵略者を倒すゲーム。コントローラーとマイクを持って、思い切り「ボーイスゥ!」と叫び、声のパワーでビームを発射させる「ボイスペース」にも多くの人が挑戦していました。これらのVRゲームはテレビ東京系列の情報番組「おはスタ」でも紹介されました。

 このほか、今年度の企業プロジェクトで、人気のあるゲームのキャラクター制作に取り組み最優秀賞を獲得した作品や、大阪府警サイバー犯罪対策課とコラボレーションによる初音ミクを起用した防犯ビデオの作品などが展示されていました。

デジタル空間からの脱出ゲームに人気 TCA

学生たちが「脱出ゲーム」の前で記念写真

 TCAは14年連続の東京ゲームショウ出展となりました。VRやKinect(コントローラーを用いず、ジェスチャーなどでプレイができる体感型ゲームシステム)を利用した学生作品、企業とのコラボレーション作品を多数展示しました

 人気を集めたのは、Kinectを使った脱出ゲーム「Escape from ix Riddle」。巨大マルチモニターに囲まれた部屋で、体をコントローラーにして動き、デジタル空間から脱出を果たすという遊びです。アトラクションリズムゲーム「CYPHER」は、2台のタッチパネルを連動した対戦型リズムゲーム。音楽に合わせてタッチしてコンボを繰り出し、自分が選んだイラストのスペースを広げていくというゲームも注目でした。ほかにも各チームの特色を活かしたオリジナルゲームがたくさん出展されました。

  • 「脱出ゲーム」を楽しむファン

  • 「英雄クロニエル」のキャラクター

 また、ゲーム「英雄クロニクル」のキャラクターデザインコンテストのファン投票で、3部門中2部門で1位を獲得した作品をはじめ、人気ゲームのキャラクターのデザインなども展示・紹介されていました。

企業の可愛いキャラクターを使ったゲームも NCA

 NCAでは、岐阜県でゲームの企画・開発を行なっている企業、FELISTELLA(フェリステラ)の協力による企業プロジェクトとして、同社のマスコット「ステラちゃん」のキャラクターと、社内猫「本部長」のキャラクターを使った簡単に遊べるカジュアルゲームを作成。それぞれのチームに分かれて制作した個性豊かな作品を展示しました。

  • 企業のキャラクター「ステラちゃん」を使ったゲーム

  • 魔界戦記「ディスガイヤ」のアニメーション

 また、岐阜県のゲームソフトの会社「日本一ソフトウェア」の代表的なゲーム「魔界戦記ディスガイア」シリーズの15周年を記念して制作したアニメーションも紹介していました。

学生のオリジナルゲームを多数展示 FCA

 FCAでは、学生が作った30タイトル以上のたくさんのオリジナルゲームを展示していました。多くの一般客やゲーム会社の人たちがブースを訪れ、福岡から来た学生スタッフが熱心に案内をしていました。

  • FCAのブースでファンを案内する学生たち

  • 壁をすり抜けてゴールを目指します

 また、今回展示した学生たちのゲーム作品は来年2月15日(金)~17日(日)にアクロス福岡で行われる、FCAの卒業進級制作展で展示予定です。

e-Sportsの新コース開講もしっかりPR  SCA

 SCAも学生が企画・制作したゲームをブースで紹介。学生たちがブース前で「ブリキのタマシイ」「釣りの魚の目線」「MIRROR WORLD」などのタイトルのユニークな作品をアピールしていました。

  • SCAのブース

  • 来春開講のe-Sportsの新コースの紹介

 今回の東京ゲームショウのテーマのひとつはe-Sports。SCAでは、来年春からこのジャンルで活躍するプロフェッショナルを育成する「e-Sportsプロゲーマー専攻・イベントスタッフ専攻」の2コースを開講する予定とあって、フライヤーを配布してPRにもつとめました。