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大阪医療福祉専門学校のメディカル・トレーナー部 120回を超える活動を通しスポーツでのケガや障害を予防

2018.11.26

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日本高校ダンス部選手権 ダンススタジアムで準優勝に輝いた久米田高校。「メディカル・トレーナー部」がサポートしています

 中学校・高等学校の部活動を医科学的にサポートする大阪医療福祉専門学校の「メディカル・トレーナー部」は5年前から、顧問の教員(菊地淳先生)が学生を引率して運動部の練習に赴き、地域の医療機関とも連携しながら健康・安全面の指導を行っています。熱中症対策や救命講習、生徒のスポーツ外傷や慢性的な障害、女子アスリート特有の貧血などの予防啓発が主な内容です。最近では、高等学校や地域の子ども会からの依頼を受け、学生と共に“出前授業”も行っています。この夏で100回を超え、今や約120回の活動実績となったのを機に、これまでの活動を振り返りました。

医療ボランティアをしてきたダンス部は全国大会で準優勝

 メディカル・トレーナー部は、2013年6月の創設以降、毎週活動を行っており、これまで学校の部活動、出前授業、市民マラソン大会、講習会など、多くの医療ボランティアを行ってきました。
 ※別紙の通り。2018年11月12日現在で119回にわたる活動を実施しています。なお、定期メディカル・サポートの場合、初回のみ記載しているので、実際の回数ははそれ以上になります。


メディカルトレーナー部の活動を紹介するサンケイスポーツ紙面

 最近の話題としては、菊地先生が発起人となってスタートした本校主催の「高校運動部のマネージャー対象トレーナー講習会」(大阪府教育委員会・大阪高等学校体育連盟後援)が、東京オリンピック・パラリンピック競技組織委員会認証「東京2020応援プログラム」に認定されたことです。この講習会は医師と連携し、生徒・指導者を対象に、救命講習、熱中症の予防と対策、怪我の応急処置方法やテーピング方法の指導、貧血や無月経など女子生徒特有の症状に対する取り組みなど、学校部活動での外傷、成長期のスポーツ障害の予防のための活動を実施。メディアにも取り上げられました。

 また、継続的に医療ボランティアを行ってきた大阪府立久米田高校ダンス部が、今年夏の日本高校ダンス部選手権・スーパーカップダンススタジアムで見事、準優勝に輝いたことも大きな成果といえます。

 
 

部活動や市民マラソン等での主な活動実績と、トレーナー講習会

【中学校・高等学校部活動(2018年度実績)】
1. 大阪府立久米田高校ダンス部(岸和田市、2014年から継続)
2. 大阪府立門真西高校男子バスケットボール部(門真市、2017年から)
3. 京都成章高校バスケットボール部(京都市、2017年から)
4. 大阪府立香里丘高校硬式野球部(枚方市)

【中学校・高等学校出前授業・講習会(2018年度実績)】
1. 大阪星光学院中学校(大阪市天王寺区、2017年から)
2. 大阪星光学院高等学校(同上、2017年から)
3. 大阪府立香里丘高等学校(枚方市)
4. 大阪府立島本高等学校(島本町、2017年から)

【市民マラソン大会救護ボランティア(2018年度実績)】
1. なにわ淀川ハーフマラソン(大阪市淀川区)
2. 芦屋さくらファンラン(芦屋市)
3. 水都大阪ウルトラマラニック(守口市)
4. 武庫川ゆりかもめウルトラ70km(宝塚市)
5. 企業対抗駅伝・大阪大会(大阪市淀川区)
6. 長居パークマラソン(ヤンマースタジアム長居/東住吉区)
7. ランナーズ24時間リレーマラソンin舞洲(此花区)
8. 滋賀30K(滋賀県野洲市)
9. 大阪30K・秋大会(大阪市淀川区)
10. びわ湖高島栗マラソン(滋賀県高島市)
11. 大阪・淀川市民マラソン(守口市)

【子ども会での講習会(2018年度実績)】
1. 大阪市港区子ども会育成連合会(港区)
2. 池田市剣道居合道協会(池田市)

【高校運動部マネージャー対象「トレーナー講習会」】
本校にて、大阪府はじめ近畿2府4県の高等学校を対象に、2016年から2018年3月まで計11回開催。
・(第1回)2016年 7月15日
・(第2回)2016年 7月16日
・(第3回)2016年 8月19日
・(第4回)2016年12月19日
・(第5回)2016年12月20日
・(第6回)2017年 3月27日
・(第7回)2017年 3月28日
・(第8回)2017年 7月27日
・(第9回)2017年 7月28日
・(第10回)2018年 3月 5日※
・(第11回)2018年 3月 6日※
※ 第10回からは、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会認証「東京2020応援プログラム」として開催。

参加学生相互の意識高揚、成績向上などの効果も

 中学校・高等学校の運動部での医療ボランティアの活動として、これまで大阪府立三島高校ハンドボール部、大阪府立久米田高校ダンス部、大阪府立摂津高校硬式野球部、大阪星光学院中学・高校陸上部、大阪府立門真西高校男子バスケットボール部、京都成章高校バスケットボール部、大阪府立香里丘高校硬式野球部に赴いてきました。それぞれの部において生徒の体調管理、怪我の予防、成長期特有のスポーツ障害に対する専門的な対応を指導することにより、出場機会が多すぎる主力選手を中心に怪我人が減少しました。年齢や性別、体格や体力に応じた適切なトレーニング方法を指導することで、チームのレベルアップにも繋がっています。

 なかでも、大阪府立久米田高校ダンス部での活動は5年目を迎え、ダンス部員に特有の腰痛などの症状を最小限に抑えると同時に、女子アスリート特有の貧血などの対策を早期から行うことで、発症者を減らすことに繋がりました。同ダンス部は、今夏の日本高校ダンス部選手権で見事、準優勝の成績を収めています。また府立香里丘高校硬式野球部では、試合日は毎回コンディショニングなどのサポートを行った結果、主力投手が怪我を抱えながらも、今夏の全国高校野球選手権大会・北大阪大会でベスト8に入るなど、チームの成績向上をもたらしました。

  • 準優勝を祝う会に招かれ、感謝のメッセージにみんな感激しました

  • ダンス部の部員たちのメディカル・サポートをする菊地先生

 本校メディカル・トレーナー部員の学生にとっては、こうした活動によって上記のような結果に繋がることを経験し、学生相互の意識高揚、活動意欲の向上をもたらしています。またメディカルト・レーナー部の活動は、対象となる学校・生徒に負担とならないよう、必要経費の捻出、特に医療物品については、メーカーから協賛品として提供していただくなど、運営コスト削減についても自助努力を行っています。

 そうした活動を通じ、同部に所属する本校学生の授業出席率や成績(特に実習成績)は一般学生の平均と比べて高い水準(実習成績は平均点で1割以上回る)となるなど、注目すべき好影響が出ているのです。

  • 保健体育授業でテーピングの実技講習

  • 学生の表情も真剣です

波及効果で活動の領域広がる 学校スポーツから青少年育成活動の領域へ

 活動実績は、主に本校のHP(ブログ)、SNSなどで紹介しており、高校運動部マネージャー対象「トレーナー講習会」の活動実績は、東京2020オリンピック・パラリンピック「参画プログラム」のHPで紹介されています。

 また、中学校・高等学校の部活動を通じてメディカル・トレーナ部の活動が紹介され、学校法人大阪星光学院(中学校・高等学校)をはじめ、高校バスケットボール部、バレーボール部、陸上部などから、成長期のスポーツ障害予防方法について問い合わせをいただくなど、情報交換を通じた新たな連携が生まれています。高校の部活動に在籍する生徒や顧問の先生、父兄などからも相談の電話連絡をいただくことも多く、学校スポーツの安全に対する関心の高まり、予防啓発に繋がっています。

 現在、出前授業として学期毎に講習を行っている学校法人大阪星光学院では、本校メディカル・トレーナー部の活動について、学校スポーツにおける熱中症や外傷、成長期のスポーツ障害に対し、医療機関と連携して専門的かつ具体的に生徒個々に指導を行うことが出来る貴重な機会ととらえてくれています。当初は高等学校の運動部員のみを対象に行っていましたが、今年度からは一般生徒も参加可能となっています。更には中学校の運動部に所属する生徒全員が対象となるまで拡大するに至りました。

 また、大阪市港区子ども会育成連合会は、インターネットで本校のメディカル・トレーナー部の活動を知ったようで、地域のスポーツ少年団などの指導者から「成長期の子供たちに外傷ではなく、骨の痛みの訴えが多いことで悩んでいる」という相談を受けました。これがきっかけとなって、今年から同連合会で講習会を実施させていただくことになりました。

 続いて、池田市剣道居合道協会からのご依頼で、少年剣道を指導する有段者の方やご父兄に対し、同様の講習会を開かせていただきました。

 こうした活動を通じ、学校スポーツだけでなく、地域の青少年育成の領域でも、スポーツに起因する病気や怪我に対する注意喚起、対策と予防の必要性をますます感じています。

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