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「森は海の恋人」の畠山重篤さんがレクチャー! 大阪ECOの学生が「うなぎの森 植樹祭」に参加しました

2019.05.24

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「森は海の恋人」を提唱している畠山重篤さんと大阪ECOの学生ら

 森の腐葉土の栄養分でプランクトンを豊富にし、淀川のウナギを増やそうとの願いを込めた「第7回 うなぎの森 植樹祭」が5月12日(日)、大阪府高槻市の神峯山寺の山で行われ、約250人が参加。大阪ECO動物海洋専門学校の学生ら15人も、朝から山にのぼり、初めての植樹を体験しました。

 森と川と海がつながり豊かな魚介類を育むことをアピールする植林運動「森は海の恋人」の提唱者で、気仙沼の牡蠣養殖業者、畠山重篤さんがゲストで参加。畠山さんは京大フィールド科学教育研究センター社会連携教授でもあり、国連フォレストヒーローズの受賞者です。学生たちは植樹の体験だけでなく、漁師さんの森づくりの意義や、自然のサイクルについて学びました。

 「うなぎの森 植樹祭」は木材産業の団体・大阪府木材連合会が主催。大阪府森林組合や大阪市漁業協同組合、大阪みどりのトラスト協会などが協力しています。開会式では「大阪ECO動物海洋専門学校の学生の皆さんも参加してくださっています」と紹介され、全員立ち上がって会釈をしていました。

  • 大勢集まった植樹祭。ECOの学生たちも参加!

  • 神峯山寺のご住職と修験の方々

 大阪府木材連合会の津田潮会長(津田産業社長)の挨拶の後、気仙沼から駆けつけた畠山さんがスピーチ。「ウナギはサケと違って人が住んでいる場所からそう遠くないところで成長します。淀川で沢山のウナギが獲れることを知って私は驚きました。ウナギが多いということは、大阪から京都の淀川周辺地域の方々は心が優しいということです。素晴らしいことです。『うなぎの森 植樹祭』を世界にもっとアピールしようと思っています」と語りました。

  • 植樹祭への熱い思いを語る畠山さん

  • 「森里海連環学」を提唱する田中名誉教授

 沿岸性魚類の生態を研究し「森里海連環学」を提唱している舞根森里海研究所所長の田中克・京大名誉教授は、創建から100年になる明治神宮の森を未来につなげる動きや、宮崎県で始まった海山交流植樹祭について紹介。「令和の時代は、森に暮らしながら海を思う、海に暮らしながら森を思う…。離れていても色んなことが繋がっていることを見直し、大事にする世の中にしないといけないと思います」と話しました。

 植樹はヤマザクラやクヌギ、イロハモミジ、シバグリ、ヤマボウシなど10種類の広葉樹280本を参加者全員で植えました。大阪ECOの学生たちもスコップで穴を掘り、肥料を入れて土を戻して固め、自分たちの名前を書き込んだプレートを苗木にくくりつけていました。

  • 初めて植樹を体験する学生たち

  • 大漁旗がたなびく山での植樹

 植樹祭のあとは高槻森林観光センターに移動して、バーベキューの交流会です。畠山さんは気仙沼から持ってきた新鮮な生の牡蠣を一人ひとりにふるまってくれ、学生たちもレモンを絞って美味しそうに食べていました。

 畠山さんは、話を聞きにきた学生に1989(平成元)年から続いている漁師さんの森づくり「森は海の恋人」の意義をレクチャー。英語ではどう訳するのか質問され、「恋人を直訳するとloverとかdarlingになるかもしれませんが、少しニュアンスが違います。皇后様だったときの美智子さまが、long forという熟語をつかったらどうですか、とヒントをくださった。お慕い申しあげるという意味です」と教えてくれました。

  • 新鮮な牡蠣をいただきました

  • 学生たちにレクチャーをする畠山さん

 それで「森は海の恋人」は相思相愛の思いを込め、「The forest is longing for the sea, the sea is longing for the forest」と英訳しています。国語や社会の教科書だけでなく、いまや高校の英語の教科書にも登場している「森は海の恋人」。「long for」は旧約聖書にも出てくる言葉で、外国で講演をするとよく理解してくれると畠山さんは話してくれました。

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