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「生きることの素晴らしさを伝えたい」 骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』東京公演

2019.09.11

gm

終演後、ステージに立ち骨髄移植への理解を呼びかける総勢864名の学生

 先輩から後輩へ思いを引き継ぎ25年…。今年も骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』公演が開催されました。

 8月30日(金)と31日(土)に江戸川区総合文化センター大ホールで、第162から164回目となる3公演が開催され、高校生や日本語学校の留学生、グループ校の学生、卒業生、保護者や業界の方々などが来場し、学生たちの思いを込めたミュージカルを観劇しました。

 『明日への扉』の初演は1994年。骨髄バンクの窮状を知った大阪スクールオブミュージックの学生たちが「何かできることがないだろうか」と考え、自らの手で作り上げたミュージカルです。ステージに上がるキャストをはじめ、ビッグバンド、ゴスペルアンサンブル、劇中バンド、そして企画・運営、音響、照明、メイク、場内アナウンスなどの制作スタッフにいたるまで、産学連携教育の授業の一環としてすべてが学生の力で公演されています。今年度の舞台も、厚生労働省の推薦、公益財団法人日本骨髄バンクと、財団法人夏目雅子ひまわり基金の後援、164社の企業協賛をいただき、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校東京スクールオブミュージック専門学校渋谷東京ダンス&アクターズ専門学校東京映画・俳優&放送芸術専門学校などの学生たち総勢864人で作りあげました。

 当初はドナー登録者10万人を目指し、その後は計算上移植を希望する患者さんが適合する30万人を目指し、そして、現在はドナー登録者30万人の維持と、より確実な骨髄移植のためにDNAレベルでの適合を目指し、一人でも多くのドナー登録の呼びかけと骨髄移植への理解を目的としています。開演前にステージに登壇した大阪スクールオブミュージック専門学校大阪スクールオブミュージック高等専修学校・喜多静一郎学校長が、制作総監督・滋慶学園COM本部総合プロデューサーとして『明日への扉』の成り立ちと、滋慶学園COMグループの産学連携教育としてのミュージカルへの取り組みを説明しました。このミュージカルに関わる学生の約70%はこの4月に入学した1年生で、まず骨髄移植や白血病について学んでから、それぞれの授業やゼミで専門技術を磨き、オーディションで配役が決まり、夏休みも返上して練習を重ね、リハーサルを経て、今日の舞台を迎えています。その成果を観ていただく場でもあるこの会場には、明日のスターを発掘する32社の企業の方々が来場されていることも伝えられました。そして、いよいよミュージカルの幕が上がります。オープニングを飾るのはゴスペルアンサンブル。25年前、総勢44名の学生が1行ずつ歌詞を紡いで作ったテーマ曲「明日への君に」で舞台の幕が上がりました。

  • 公演に先立ち挨拶をする喜多学校長

  • テーマ曲「明日への君に」を歌うゴスペルアンサンブル

  • 開演直前、緊張のなかスタンバイする音響の学生たち

 ストーリーは、ミュージカル「明日への扉」のオーディションから始まります。最終選考に残ったのは、吉川ゆかり、井上真弓、松本俊江、園田遙の4人。自分にも人にも厳しく、一人でダンスに打ち込むゆかり。審査員に取り入ってまで主役の座が欲しい真弓。ミュージカルのスポンサー企業の令嬢・俊江。純粋に舞台を愛する遙。四人がそれぞれに主役を目指すなか、突然遙が倒れてしまう。遙の病気は慢性骨髄性白血病、助かる方法は骨髄移植のみ。しかし、遙のHLA型(白血球の型)は家族と一致しなかったー。

 ミュージカルスターを夢見てダンスに打ち込む若者たちが、ライバルの病気をきっかけに、命、愛、家族、友情について考え、生きることの素晴らしさに気づいて成長していくストーリー。ものがたり同様、学生たちも主役のオーディションや厳しいレッスンを経て、この場に立ちました。

 初演からミュージカルに込める思いやストーリーはそのまま引き継がれていますが、25年の間に、ビッグバンドの生演奏、舞台美術は大道具からプロジェクションマッピングへと、エンターテインメントとしても様々な進化を続けています。今年度は、全国の音楽系のグループ校で作詞、作曲、編曲等を学ぶクリエーター系の学生たちによる、楽曲コンペティションが行われ、東京スクールオブミュージック&ダンス専門学校の学生作品が4曲採用されました。そこに新たなダンスが加わり、ますますパワーアップした舞台となりました。

 ミュージカルが終わるやいなや、観客席からスタンディングオベーションが起こり、何度もカーテンコールが繰り返されました。

  • 苦悩を表現した迫力ある「ゆかりの森」のシーン

  • 多彩なジャンルのダンスが次々と繰り広げられる

  • スタンディングオベーションのなかのカーテンコール

 ミュージカルの後、財団法人夏目雅子ひまわり基金代表事務局長で、日本骨髄バンク評議員の小達一雄さんがゲストとして登壇し、実妹である女優・夏目雅子さんを白血病で失った家族の思いを伝えました。「家族が重い病気になったとき、医師に聞く言葉はひとつです。『助かりますか?』と。当時はあきらめるしかなかった病気も、その後、骨髄バンクができて治る見込みがある病気に変わりました。ただ、ドナーさえいれば。今、この時も患者さんを救おうと、家族や友人はドナーを探して日本中を駆け回っています。ぜひ、骨髄移植にご理解とご協力をお願いします」。学生とともに骨髄バンクへの理解を呼びかけると、会場からは大きな拍手がわき起こりました。夏目雅子ひまわり基金は、急性骨髄性白血病で帰らぬ人となった女優、夏目雅子さんの遺志を受け継ぎ、抗がん剤の治療の副作用に悩む患者さんに、無償でカツラを貸し出す活動を続けています。お預かり募金は毎年卒業式の式典内で夏目雅子ひまわり基金と日本骨髄バンクに贈られ、病気と闘う患者さんのため、骨髄移植の啓蒙等に役立てられます。

  • 家族の思いをステージで語る小達一雄さん

  • ロビーでは出演者も募金を呼びかけた

  • 会場の江戸川区総合文化センター

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」

《主催》 滋慶学園COMグループ
《推薦》 厚生労働省
《後援》 
 ・財団法人夏目雅子ひまわり基金
 ・公益財団法人日本骨髄バンク
 ・江戸川区(東京公演)
 ・大阪府教育委員会(大阪公演)
 ・大阪市教育委員会(大阪公演)

《特別協賛》
 ・青山商事株式会社「洋服の青山」
 ・大塚製薬株式会社
 ・株式会社学生情報センター
 ・コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
 ・サントリーホールディングス株式会社
 ・株式会社ミニミニ
 ・リゾートトラスト株式会社
 
  協賛企業 計164社

【大阪公演】
 第165回公演 9月12日(木) 開場17:15 開演18:00
 第166回公演 9月13日(金) 開場17:15 開演18:00
 第167回公演 9月14日(土) 開場12:30 開演13:00

 会 場 ザ・シンフォニーホール
 入場料 8,000円(一般)
 https://www.asuenotobira.jp/

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