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ザ・シンフォニーホール初のミュージカル 骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」大阪公演が上演されました 

2019.09.25

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ザ・シンフォニーホール初のミュージカル挑戦となった「明日への扉」大阪公演。プロジェクション・マッピングが舞台を彩りました

 女優、夏目雅子さんの死を無駄にしないためにも、私たちに何か出来ないだろうか-。

 1994年2月、白血病患者を救うために音楽を通してドナー登録を呼びかけよう、という大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)の学生たちの思いと、財団法人骨髄移植推進財団(現公益財団法人日本骨髄バンク)からのキャンペーンへの協力要請によって、産学協同教育としてスタートした骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」(厚生労働省推薦)。
 初演から四半世紀を超え、今年も学生から学生へ、教員から教員へとその想いが引き継がれ、9月12日(木)から14日(土)までの3日間、高校生や保護者の皆さまをはじめ、教育関係者や経済界など各界からの大勢のお客さまをお迎えして大阪での第165回、第166回、第167回の3公演が大阪市福島区のザ・シンフォニーホールで上演されました。

 3公演ともスタンディング・オベーションによる拍手が鳴り止まず、新たな挑戦として行なわれたザ・シンフォニーホールでのミュージカル公演は成功裏に終えることができました。皆さま、ありがとうございました。

 公演の模様は産経新聞にも掲載されました。記事はこちら

オーケストラ・ピットは正面の2階席に 様々な工夫でクラシック専用ホールでのミュージカルを実現

  • シールの向こうに浮かぶ正面2階席のオーケストラ・ピットのCOMビッグバンド

  • 初めてのミュージカルが行われたザ・シンフォニーホール(大阪市福島区)

 今回は、例年行なってきたNHK大阪ホールから滋慶学園グループが運営するザ・シンフォニーホールに舞台を移しての公演で、クラッシック専用ホールとしてのザ・シンフォニーホールでのミュージカル上演は開館以来初めて。当初、大勢の学生が歌って踊って舞台転換するミュージカルが、幕も演劇照明もないクラシックホールで実現できるのか、不安視されました。

 しかし、制作総指揮者でOSMとOSM高等専修学校の学校長、喜多静一郎先生らのアドバイスの下、学生の制作チームや演出・出演メンバーらは、ホール側などと相談を重ね、ホール正面のパイプオルガン下の2階席のイスを取り外してオーケストラ・ピットにしたり、技術や性能がアップしたプロジェクションマッピングをうまく使う舞台演出など、様々な工夫を凝らすことでミュージカル公演を可能にしました。

心を一つに渾身の舞台を実現

  • オーディションに挑む遥

  • オーディションでのダンスシーン

 大阪公演には、OSMと大阪ダンス&アクターズ専門学校、OSM高等専修学校の学生、そして衣装担当の放送芸術学院専門学校、出演者のボディケアを受け持つ京都医健専門学校の学生らが参加。「白血病患者のために」と心を一つにして、舞台進行からマネージャー、集客のためのプロモーションやチケット販売、さらには音響、照明、映像、メイクに衣装、そしてビッグバンドやゴスペルアンサンブルの生演奏まですべて学生たちが中心になって準備を重ね、渾身の舞台を作り上げてきました。

 学生たちにとってこのミュージカルは授業の一環。白血病や骨髄移植のことを特別授業で学びながら、夏休みも返上して、プロのミュージカル公演の練習に匹敵するような過酷な練習を春から連日積み重ねてきました。

プロジェクション・マッピング芸術が舞台に華を添えました

  • オープニングソングを歌い上げるOSMゴスペルアンサンブル

  • 公演直前まで調整する音響、照明、プロジェクション・マッピングチーム

 初演からすべての公演を見続けてきたザ・シンフォニーホール総監でもある滋慶学園グループの浮舟邦彦総長が、新しい環境での舞台に興味津々の眼差しを向ける中、車イスの学生も加わるOSMゴスペルアンサンブルのメンバー30名余りが、歌い続けられてきたテーマ曲「明日への君に」を高らかに歌い上げ、舞台が始まりました。

 物語は、ミュージカル「明日への扉」の主役をめぐって最終選考に残ったゆかり、真弓、俊江、遥(はるか)の4人が激しいライバル争いを繰り広げます。やがて遥がオーディションを前に「慢性骨髄性白血病」に倒れる。そこから相手を蹴落とすことしか考えていなかったライバルやライバルを取り巻く若者たちが、友情や恋、嫉妬や憎悪、さらに人間の原罪をテーマに、歌や踊りを通してそれぞれが人間として成長し、仲間とともに、生きることの素晴らしさに気づいていく…。

 同ホールが誇るプロジェクション・マッピングによる色とりどりの光の芸術が、舞台を一杯に使って踊り、歌い、そして懸命に演じる学生たちを煌かせます。その上部の2階席では、薄いシールを通してオーケストラ・ピットのビッグバンドが、まるで宙に浮いているような幻想的な雰囲気をかもし出しています。指揮はザ・シンフォニーホールのゼネラルマネージャーでOSM副校長の喜多弘悦先生、楽器を演奏するのはOSMや姉妹校の大阪ECO動物海洋専門学校大阪アニメーションスクール専門学校のクラブ活動としてバンドに参加する学生と一部の先生方。

コンペ方式で選考の学生作品4曲も披露されました

 今公演の挿入曲は全部で30曲あまり。大半はOSMの学生たちが作詞、作曲して作り上げてきた作品です。そこに今年は全国の滋慶学園グループの音楽系の学生からコンペティションの形で募集選定した新たな4曲が加わり、舞台に華を添えました。

 紆余曲折の末、やがてみんなの心は一つになり、フィナーレへ。終演と共に、3公演とも会場から「ブラボー」の声が飛び交い、スタンディングオベーションのお客様からの拍手がやみませんでした。

まだまだドナーは必要 登録への協力を呼びかけました

  • ドナー登録を呼びかけ、みんなの舞台への思いを伝える女子学生

  • 舞台を創り上げてきた学生たち

 終演後、出演者をはじめ、舞台進行からマネージャー(出演者管理)、チケット販売、運営、保護者バックステージツアー、音響、照明、映像、プロジェクションマッピング、ヘアメイク、衣装、会場アナウンス、楽団、トレーナーを担当した総勢610人の学生たちが舞台に勢揃い。学生を代表して、バックステージチームのチームリーダーを務めたOSM商業音楽科コンサート企画制作コースの2年生が客席に向かって白血病を取り巻く現状とお礼の言葉を述べました。

 公演を開始した27年前のドナー登録者は3,000人余り。30万人のドナーがいれば、大丈夫だといわれており、現在、52万人以上が骨髄バンクにドナー登録されています。しかし、臓器移植にはHLA型の適合が必要なことや費用面などから患者さんや家族の方が苦しんでおり、今後もドナーへの登録と募金への協力を訴えました。

基金への募金を呼びかけました

  • 玄関ホールには名誉学校長だった故田中好子先生(左)と女優の故夏目雅子さんの写真

  • 募金への協力を呼びかける学生の皆さん

 また最終日の公演には、夏目雅子さんのお兄さんで、治療の副作用による脱毛に悩む白血病の方々へカツラの無償貸与を続けている「財団法人夏目雅子ひまわり基金」の小達一雄理事長が東京から駆けつけ、学生や会場のお客様にお礼の言葉を述べました。

 舞台を終えた学生たちは涙でくしゃくしゃになりながら、舞台衣装のままロビーへ。通路に並んで募金箱を掲げると、感動した大勢のお客様から次々と心のこもった寄付が寄せられました。

 会場での募金は、来年3月の卒業式の場で、公益財団法人日本骨髄バンクと財団法人「夏目雅子ひまわり基金」に贈られることになっています。

ザ・シンフォニーホールでの新生、「明日への扉」に賞賛の声

 また、終演後、舞台を堪能した「明日への扉」ファンのお客様からは、「毎年、見てきたが、何か新しいミュージカルを観た感じがする。今までにない身近な親しみを劇に感じた。ホールが変わるだけでこんなにも雰囲気が変わるのかと驚いた」と、ザ・シンフォニーホールでのミュージカル挑戦の成功、と受け止められる、お褒めの言葉を沢山頂きました。

【骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「明日への扉」】

《主催》 滋慶学園COMグループ
《推薦》 厚生労働省 
《後援》
 ・大阪府教育委員会 
 ・大阪市教育委員会 
 ・公益財団法人
 ・日本骨髄バンク
 ・財団法人
 ・夏目雅子ひまわり基金

《協力》
 ・OCA大阪デザインIT&専門学校 
 ・京都医健専門学校 
 ・放送芸術学院専門学校 
 ・大阪アニメーションスクール専門学校 
 ・大阪キャリナリー製菓調理専門学校 
 ・大阪ECO動物海洋専門学校 
 ・大阪ウェディング&ホテル・観光専門学校 
 ・神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校 
 ・神戸・甲陽音楽ダンス&アート高等専修学校

《特別協賛》 
 ・青山商事株式会社「洋服の青山」 
 ・大塚製薬株式会社 
 ・株式会社学生情報センター 
 ・コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 
 ・サントリーホールディングス株式会社 
 ・株式会社ミニミニ 
 ・リゾートトラスト株式会社

  協賛企業 計164社 

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