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生きることの素晴しさを伝えたい 放送芸術学院専門学校と大阪アニメーションスクール専門学校の学生らが骨髄移植推進ミュージカル明日への扉「Hospital Of Miracle」大阪公演を上演しました

「Hospital Of Miracle」大阪公演のフィナーレ。スタンディングオベーションによる喝采が鳴り止みませんでした

 生きることのすばらしさを伝えたいと、放送芸術学院専門学校と大阪アニメーションスクール専門学校の学生たちによる骨髄移植推進キャンペーンミュージカル明日への扉「Hospital Of Miracle」大阪公演が10月3日、4日の2日間、大阪・新大阪のメルパルクホールで行なわれました。

 タレント科や声優科、メディアクリエイト科など様々な学科・専攻課程で学ぶ総勢309人の学生たちが5月から例年以上に酷暑が続いたこの夏休みを返上して練習や舞台制作、照明、音響、美術、広報などに取り組んできた作品。演出家や脚本家、劇団のプロデューサーなどエンターテイメントの第一線で活躍する両校の講師陣のアドバイスを受けながら、学生たちはプロの厳しい稽古にも匹敵する練習量と熱い思いで渾身の舞台を作り上げてきました。

 2日間にわたり、学生たちは、心や体の病を抱えながらそれぞれの病気や人生と格闘しながら、やがて前向きに未来に向かって生きようとする人々をダンスや唄、演技を通して見事に表現し、いずれの舞台も、満員の会場から何度も何度も、スタンディングオベーションを受けていました。

公演の模様は産経新聞にも掲載されました。
https://www.sankei.com/west/news/191022/wst1910220005-n1.html

開演前舞台挨拶で奥野先生がお礼の言葉

  • 舞台挨拶する奥野先生

  • 学校長の澤田先生(右端)と須賀先生(左端)

 会場には、日本映像事業協会名誉会長で放送芸術学院専門学校学校長の澤田隆治先生や同事業協会の役員、全国高等学校文化連盟理事で大阪アニメーションスクール専門学校の学校長、須賀寅充先生らも顔を見せました。上演に先立って、教務部長を務める奥野喬平先生から主催者を代表して舞台挨拶があり、1994年にはじまったこのミュージカルの歴史や、産学連携教育として学生たちがいかにこのミュージカルに真剣に取り組んできたかを紹介。あわせて多くの後援団体や協賛企業の皆様にお礼を申し上げました。

命の尊さや生きることの意味を考えるハートウォーミングなミュージカル

 物語は、生きる希望を失った一人の少女が、たどり着いた病院で、白血病の少年をはじめ、人生の様々な物語を抱えた患者達や、その患者達に「笑顔の薬」を届けるホスピタルクラウンという存在に出会うことで、命の尊さや生きることの意味を考え始める、というハートウォーミングな内容です。

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    いじめに遭ってやがて絶望に追い込まれていく少女

  • 患者さんを慰めるクラウンら

ミュージカル特製のオリジナルグッズなど販売

 練習を開始した当初は、どこかギクシャクしていたチームごとの連携でしたが、途中で姉妹校の名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の学生らも応援に加わり、「白血病の患者さんを救いたい」「生きることの素晴しさを伝えたい」と、やがて全員の想いが一つとなっていきました。それに伴い、チームワークもばっちりと出来上がり、最高のコンディションで上演日を迎えることが出来ました。

 出演者以外の学生たちもそれぞれの持ち場で奮闘、出演者のポスターを制作してロビーに展示したり、Tシャツやパンフレット、ドロップなど“オリジナルグッズ”を制作、ロビーや会場で発売しました。またエンターテイメント業界からの沢山のお祝いの花がロビーに並びました。

  • オリジナルグッズを販売

  • 客席にも訪問販売

  • 音響・照明などのスタッフ

  • ロビーを飾る業界からのお花

放芸伝統のギャグ場面に会場が笑いの渦に

 ゴスペルアンサンブルによるオープニング曲「明日への日に」でミュージカルの幕が開きました。重くシリアスなテーマを扱いながら、ダンスや歌の合間には、ストーリーに沿った“大阪丸出し”のギャグや駄洒落が飛び出します。そこはやはり、大阪のお客さま。客席からドッと笑いが起こり、放芸ミュージカルの“お家芸”に、会場は大盛り上がりでした。

 舞台のサイドには、今回も、耳の不自由な方にミュージカルを楽しんでいただけるようにと、キャストの台詞(せりふ)が字幕として表示されました。全国の音楽系のグループ校の学生から募集した作品から選ばれた新しい楽曲も挿入歌として加わり、ジャズやロックから懐かしの演歌メロディーまで幅広い曲で会場を沸かせました。

  • 歌とダンスで励ます

  • 患者も元気に!

  • 主役の2人

サンタラン活動などを行なっている「OSAKA あかるクラブ」との連携場面も

 また今公演から、病気の子どもたちにプレゼントを贈るために「サンタラン」活動などを行なっている「一般社団法人 OSAKA あかるクラブ」との連携も始まり、それを記念して劇中で同クラブが紹介される場面もありました。

笑いはやがて涙に 会場は感動に震えました

 やがてクライマックス。命の危険が伴う大手術を前に、白血病の少年が「エリカちゃん、ボクの分まで生きてね」と、いじめで傷ついた少女の幸せを星空に祈ります。そして叫びます。「怖いよ~。死ぬのはいやだよ~。お父さ~ん、お母さ~ん!」。

  • 大手術を前に絶望する少年

  • 状況を説明する医師ら

 手術は成功します。でも大きな課題が残りました。白血病の治療です。助かるには造血幹細胞移植しか道はない、と医者が言います。

 現在、日本には白血病でドナーを必要とする患者さんは約2,100人、ドナー登録者は約52万人います。しかし、HALという白血球の型が一致する確立は血縁関係がない場合、数百万分の1から数万分の1と言われ、まだまだ登録患者は足りないのが現実です。「登録者が増えれば、確かに救える命があるのです。サトル君の命を救えるのはあなたかも知れません」と、医者が訴えると、会場から大きな拍手が起こりました。

 エンディングは、テーマ曲の「星空のベッド」。♪すべてを持ってゆく 君の言葉も笑顔も優しさも 人生最後の一日を生きるように 限りある日々を生きたい…♪ 全員で手話を交えながら歌い上げると、会場は優しい感動に包まれました。

女子学生と故夏目雅子さんの兄の小達様が全学生と共に協力を訴えました

  • 協力を呼びかける小達さんと学生たち

  • 手話を交えて全員でテーマ曲を歌いました

 舞台を終えて、学生全員が舞台上に整列しました。代表の女子学生が中央に立ち、客席に向って、白血病患者への理解とドナー登録への協力、募金への協力を呼びかけました。そして、白血病で亡くなった女優の夏目雅子さんのお兄さんで、「夏目雅子ひまわり基金」事務局長の小達一雄様が駆けつけ、骨髄移植への理解と協力を呼びかけていただきました。

 学生も一緒に「御協力よろしくお願いいたします!」と深々と頭を下げると、会場からは大きな拍手が湧き起こりました。

 終演後、学生たちは額に粒のような汗を浮かべながら、募金箱を手にロビーに並びました。「よろしくお願いしま~す」と協力を呼びかけると、次々と募金箱に向ってお客様の手が伸びていました。

 この日集まった募金や売上げは、来年の卒業式で「公益財団法人 日本骨髄バンク」や「財団法人 夏目雅子ひまわり基金」、「一般社団法人 OSAKA あかるクラブ」クラブに贈られます。

  • 終演後、募金を呼びかけました

  • 「良かったよ」と握手される出演者

【主催・後援・協賛】
骨髄移植推進キャンペーンミュージカル明日への扉
「Hospital Of Miracle」大阪公演

主 催 
滋慶学園COMグループ 
放送芸術学院専門学校
大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校(2020年4月校名変更予定、現校名:大阪アニメーションスクール専門学校)

後 援 
公益財団法人日本骨髄バンク
財団法人夏目雅子ひまわり基金
一般社団法人 OSAKA あかるクラブ 
大阪府高等学校芸術文化連盟

協 賛 
青山商事株式会社「洋服の青山」
大塚製薬株式会社 
株式会社学生情報センター
コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社
サントリーホールディングス株式会社
株式会社ミニミニ
リゾートトラスト株式会社 
ほか21社。