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東洋医療専門学校 救急救命の視点から医療通訳の講習会を開催! ~「言葉の差」が「命の差」にならないためには~

2019.11.06

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講義を行う奥元隆昭先生

 外国人医療の問題を「言葉と医療」の視点から考える医療通訳研究会(MEDINT、本部・神戸市)の講習会「言葉の違いで命の差をつくらない~救急場面の医療通訳研修」が10月20日、東洋医療専門学校で行われ、31名の医療通訳者(英語9名、スペイン語6名、ベトナム語6名、タイ語2名、ポルトガル語1名、中国語3名、手話1名、その他3名)が参加されました。今回の講習では、講義だけでなく実習も見学し、より理解を深めていただきました。

 初めに講義では、本校の救急救命士学科 専任教員の奥元隆昭先生から、サポーターとして医療通訳者へ知っておいてもらいたい日本の「救急医療」、救急救命士の現場対応についてお伝えしました。

実習の説明を行う森本幸夫先生

 次に実習では、専任教員 森本幸夫先生と、救急救命士学科の在校生スタッフ7名で、救急の現場を想定した実技を披露しました。その後の質疑応答では、通訳のみなさんが日ごろ遭遇する困難な事例など、実体験に基づく質問が非常に多く挙がりました。

 現在、日本に中長期滞在する外国人は、2018年末で273万人と過去最高になっています。訪日外国人も年間3000万人を超え、医療現場で外国人観光客に対応する機会も増加しています。その中でも増加しているのが救急対応です。

 在住外国人においては、高齢化による体調の急変や、労働災害などの事故、交通事故も増加しています。訪日外国人においては、心疾患や脳疾患、スポーツによるケガ、感染症や精神疾患まで、予想もしない救急利用があります。時間との闘いである救急現場で、「言葉の差」が「命の差」にならないように、対応可能な医療通訳者の技術を磨くことが必要です。

 今回の研修を通し参加した通訳の方々から、救急場面で必要なもの、必要でない事柄の整理ができたと感想をいただきました。また、本校の教員・学生も医療通訳が抱える問題について把握することができ、双方にとって充実した時間となりました。

 今回が初めての試みでしたが、可能な限り協力を続け、今後の救急救命士の育成に役立てていければと考えています。

東洋医療専門学校 事務局 栗田 絵梨)

 

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