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「なにわの企業が集めた絵画の物語」展 ロートレックやミュシャ、藤田嗣治、岡本太郎など44点 浮舟総長が実行委員長を務めています

2020.01.29

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内覧会に出席し実行委員会委員長として発表を行なう浮舟邦彦総長と、実行委員会の坂上和典副委員長、大阪大の橋爪節也教授、京都造形芸術大の岡崎大輔副所長(右から)

 大阪・関西の企業が所蔵する絵画を一堂に集めた展覧会「コーポレート・アート・コレクション なにわの企業が集めた絵画の物語」展が、2月15日(土)まで大阪市西区の大阪府立江之子島文化芸術創造センターで開かれています。

 藤田嗣治や山口華楊、岡本太郎、ロートレック、ミュシャ、シャガールなど、内外の著名な画家の作品44点が展示されており、すべて大阪の企業の所蔵品。文化都市としての大阪の姿を探り、これからの歩みを応援しようと関西経済同友会が主催し、今回で2回目となります。

「大阪・関西の都市の価値を高めたい」 浮舟実行委員長

 滋慶学園グループの浮舟邦彦総長は、関西経済同友会の「文化の力委員会」の委員長で、この展覧会を企画した「企業所有美術品展実行委員会」の委員長です。1月23日(木)に行われたテレビや新聞各社のプレス内覧会には、委員長を務める浮舟総長と、総合監修の大阪大学総合学術博物館の橋爪節也教授、実行委員会の坂上和典副委員長(博報堂特任顧問)、京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターの岡崎大輔副所長が出席。浮舟総長は「今回の展覧会と関連イベントを通して、大阪や関西の都市の価値を高め、市民の文化力の向上に貢献していきたい、と考えているところです」と委員長として挨拶しました。

  • 展覧会の経緯や趣旨を述べる浮舟委員長

  • 一般には初公開という藤田嗣治の「パリ」(コクヨ所蔵)

 展覧会では、ロシア生まれのシャガールや印象派のマネの作品、19世紀末のパリでロートレックがダンスホール「ムーラン・ルージュ」のために制作したポスター、国内では日本を代表する洋画家・藤島武二や、一般には初公開となる藤田嗣治の作品、また1970年の大阪国際万博ゆかりの展示として具体美術協会の吉原治良、「太陽の塔」で有名な岡本太郎、横尾忠則らの作品など、計44点を展示しており、大阪の企業20社と個人が出品しました。滋慶学園グループの所蔵で、ピアノを演奏する音楽家を描いたクロード・ワイズバッシュの作品もあります。

  • シャガールの「魔法の飛行」(毎日放送所蔵)

  • ワイズバッシュの「メロディー」(滋慶学園グループ所蔵)

 浮舟委員長は、「企業が集めた非公開の美術作品は沢山あります。これを公開・展示する展覧会は2018年に第1回目が開かれ、高い評価を頂きました。これを毎年やったらどうだろう、という声が沢山あり、2回目を開催することになりました」と経緯を説明。今回は、絵画を「みる・考える・話す・聴く」を基本に数人で話し合う、京都造形芸術大学の専門スタッフによる対話型鑑賞プログラムを、小学生から大人にまで拡大して実施することや、ギャラリーコンサートを夕方以降の夜の時間帯に行うなどの特色について説明しました。

 さらに、「展覧会は、夕方に閉館することが多いのですが、仕事が終わってからでもご覧になれるよう、ナイトミュージアムという形で開催します。2021年には、中之島に大阪の新しい美術館がオープンしますが、そこにも我々の試みが活かされるよう、大阪市に提言していきたいと考えているところです」と語りました。

「フィランソロピー、自分たちで街をよくしようという精神」 橋爪教授

 総合監修の大阪大学総合学術博物館の橋爪節也教授は「江戸時代、大阪が八百八橋といわれた昔、淀屋橋でも心斎橋でも数多くの橋を町民が架けてきたという歴史があり、近代においても中央公会堂や中之島図書館は民間の寄付でできています。自分たちの街を自分たちで良くしようという、フィランソロピー(Philanthropy)の精神を蘇らせようという思いから、今回の展覧会を開催し、大阪の美術館を応援しようというわけです」と、展覧会の意義を解説しました。また、大阪府は人口10万人当たりの美術館数が全国でも最低レベルだといい、美術館を市民にとってより身近なものにする必要がある、とも指摘しました。

 今年は1970年の大阪万博から、ちょうど50周年の節目に当たります。5年後の2025年に開かれる大阪・関西万博の盛り上げにつなげようと、大阪万博にゆかりの芸術作品を振り返るコーナーをもうけ、太陽の塔に関する資料を展示していることも見どころのひとつです。

  • ミュシャやロートレックのポスター(サントリーホールディングス所蔵)

  • 金鳥で知られる大日本除虫菊社のロシア語圏向けポスター(大日本除虫菊社所蔵)

  • 山口華楊の「虎」(丸一鋼管所蔵)

  • 大阪万博の時に描いた横尾忠則の作品

 「なにわの企業が集めた絵画の物語」展は、「第1章 近代フランス絵画と日本の洋画」、「第2章 世紀末のポスター芸術と浮世絵」、「第3章 モダンアートとそれぞれの挑戦」、「第4章 画家たちの多様な表現―具象絵画をめぐって」、「第5章 EXPO'70大阪万国博覧会の芸術」、「第6章 絵画の領域の拡大」の6つの章から構成されています。開館は午前10時~午後8時(月曜日休館)、入場料は500円。中学生以下は無料です。2月15日(土)まで。

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