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卒業研究発表会とテクニカルコンテスト表彰式を開催しました! 東洋医療専門学校 歯科技工士学科

2020.11.10

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東洋医療専門学校 歯科技工士学科の第19回卒業研究発表会。歯の移動の可視化の研究を発表する学生

 東洋医療専門学校 歯科技工士学科の第19回卒業研究発表会と、第21回テクニカルコンテスト表彰式が10月30日(金)、大阪市淀川区の大阪ガーデンパレスで開催されました。コロナ禍とあって、“密”を避けるため例年のように産学連携でお世話になっている業界関係者らの招待はなく、熱心な保護者の出席だけとなりました。それでも多くの質疑応答があり、熱気があふれる発表会・表彰式となりました。

 この日は、歯科技工士学科の全学生が参加。冒頭、太田宗夫学校長(元大阪府立救命救急センター所長)は「この発表会はプレゼンテーション、ディスカッションの場でもあります。専門技術者はいろんな研究をしながら成長します。研究成果が認められると、仕事もやりやすくなります。立派な研究の気持ち、研究の心を磨き、敬愛される技術者になってほしいと願います」と語りかけました。

  • 挨拶をする太田学校長

  • テクニカルコンテストの作品

学生たちの卒業製作の発表

 発表は卒業製作と卒業研究の2部門で、3年生4チームによる4題です。卒業製作では最初に、「半固定性ブリッジ(キーアンドキーウェイ)の製作」という発表がありました。半固定性ブリッジとは、支台歯(ブリッジを支える歯)間が平行でない症例などに適したブリッジの一種です。

 学校の実習では行わなかったキーアンドウェイによる半固定性ブリッジを卒業製作であえて挑戦した5人の学生たちは、「材料や使用機器、製作プロセスを試行錯誤しながらグループで製作し完成させたことは、これから歯科技工をしていくうえでの良い経験になった」と話していました。

  • 実習では行わなかったブリッジ製作に挑戦

  • 眼窩エピテーゼの製作の発表

 続いての発表は「シリコーン形成品の強化法とデジタルネイルプリンターによる義眼製作法を用いたエピテーゼ(体に取り付ける人工物)の製作」です。学科の先輩たちが過去の課題研究で発表した、シリコーンにナイロン製ニットを挿入して補強する方法や、デジタルネイルプリンターを義眼製作に応用する方法を踏襲し、眼窩(がんか)エピテーゼを製作しました。

 学生たちは「デジタルネイルプリンターを用いることで、虹彩(こうさい、目の色のついた部分)の画像がスマートフォンで確認でき、同じ色彩を誰でも再現することができた」と述べています。

工夫を凝らした斬新な研究

 卒業研究の1つ、「舌側弧線装置(ぜっそくこせんそうち)の補助弾線による歯の移動の可視化」では、固定式の矯正装置による微妙な歯の移動を理解するため、石膏模型ではできない歯の移動が可能になる模型を製作。スマートフォンで動画を撮影し、矯正する方向や移動量を可視化できる仕組みを発表しました。

  • 歯の移動の可視化の研究には太田学校長も質問

  • トレーの材料の研究で質疑応答する学生たち

 また、「生分解性高分子の歯科への応用-ポリカプロラクトンを用いた個人トレーの開発-」の発表は、歯型採取のための個人トレーの材料として、生体に優しいポリカプロラクトンという生分解性高分子を用いるという斬新な研究です。従来の材料を用いたトレーと、物性や型を採る印象材の接着性などを比較検討しました。

創作のアイデアや、技工士としてのテクニックを表彰

 続いてテクニカルコンテストの発表です。1年生は歯科領域にとらわれない独自のアイデアで、彫刻刀や技工用エンジンを使用して、全員が創作物を製作しました。また2年生、3年生は歯科技工士を目指して身に着けた技術研鑽の成果を発表しました。

 東洋医療専門学校での学びの最終年となる3年生は、最優秀賞に由井啓登さん(総義歯部門)、鈴山和輝さん(歯冠修復部門)、伊東克浩さん(歯型彫刻部門)がそれぞれ選ばれました。

  • 最優秀賞の由井啓登さん

  • 同、鈴山和輝さん

  • 同、伊東克浩さん

 第21回テクニカルコンテストの結果は次のとおりです。

1年生 石膏ブロック彫刻
《創作アイデア部門》
最優秀賞 田中 真衣 「新巻鮭」 2位 長尾 季音 「食品サンプル」 3位 中平 まひろ 「小物入れ」

《創作テクニカル部門》
最優秀賞 濵崎 竣 「鬼」 2位 久藤 嵩大 「鯖」 3位 横田 奈々 「箱ティッシュ」

2年生
《総義歯部門》   
最優秀賞 田口 雄陽 2位 大倉 萌歌 3位 奥村 信哉  

《歯冠修復部門》  
最優秀賞 大倉 萌歌 2位 武田 こもも 3位 玉置 芙美子

《歯型彫刻部門》  
最優秀賞 田口 雄陽 2位 岩下 晃大 3位 玉置 芙美子

3年生
《総義歯部門》
最優秀賞 由井 啓登 2位 伊東 克浩 3位 山縣 範之

《歯冠修復部門》
最優秀賞 鈴山 和輝 2位 川上 毅之 3位 伊東 克浩

《歯型彫刻部門》
最優秀賞 伊東 克浩 2位 鈴山 和輝 3位 仲子 朱里

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