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新大阪歯科技工士専門学校のオンライン国際教育 「ドイツの歯科技工士マイスターから学ぶ!」 

早朝のドイツからZoomで講義をする大川先生

 新大阪歯科技工士専門学校はコロナ禍によって海外研修が行えない中、7月20日(火)に海外研修先であるドイツとZoomによるオンラインの国際教育を実施しました。

 学科長の中川正史先生から講師の紹介などが行われた後、ドイツの歯科技工士マイスターの称号を持ち、ドイツでデンタルラボラトリー(歯科技工所)を開業している大川友成先生から、「25年前の自分と君たちへのメッセージ~ドイツの最新歯科事情と歯科技工のしごとを振り返る」と題する講義がありました。マイスターはプロ中のプロと言われ、ドイツ人でも最難関といわれるマイスター試験に合格しないと取得できない資格。大川先生はその貴重な称号を有して活躍する国際的な歯科技工士です。

学生たちのモチベーションが上がりました

 大川先生の行動力、エネルギッシュな生き方、説得力ある言葉に、学生達のモチベーションが上がる素晴らしい時間となりました。
 「海外にいると日本の美しい心や文化が素晴らしく見えてきます」と話し出した大川先生は、「あなた方(歯科技工士)が幸せになるにはどのような考え方をしなければいけないのでしょうか」と問いかけ、仕事や生き方について語りました。

  • 真剣に話を聞く学生達

  • 学生からは積極的に質問も

 その上で、歯科技工士は「特別な職業で特別な訓練を受けて国家資格を取っている素晴らしい職業だということを忘れないで頂きたい。誰でもが出来ることではありません。だからこそ楽しまないといけないのです」と述べ、日本の歯科技工のレベルは高いことや歯科技工の職業は国際通用性があること、働くことの意味、行動することの大切さなどを伝えて頂きました。また、「10年後、歯科技工士には山ほど仕事がある」と話して頂きました。
 学生達は大いに刺激を受け、最後の質疑応答では予定時間をオーバーするほど、熱心に質問をする姿がありました。

ショルテン先生。終始和やかな雰囲気で行われました

 続いて、歯科材料・機器の総合メーカー「松風」のドイツ人歯科技工士マイスター、インゴ・ショルテン先生から、「ドイツのマイスター制度と歯科技工士教育システム」をテーマにした講義がありました。

 日本とドイツの時差は約7時間。当日は朝早くからドイツで準備をしていただきました。学生達も興味津々で、熱心に授業を受け、有意義なオンライン国際教育となりました。

新聞にも掲載されました

2021年7月31日付 産経新聞
※クリックすると大きくご覧頂けます。

 当日は産経新聞社の方が取材に来られ、その様子が新聞に掲載されました。

 今後もこのような国際教育を通して、日本だけでなく世界で活躍できる歯科技工士を育成できるよう取り組んでいきます。

新大阪歯科技工士専門学校 / 新大阪歯科衛生士専門学校 広報課長 榎本雅一)