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eスポーツ大学対抗戦 東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校が優勝 上位3位まで滋慶学園グループ校が入りました

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「Relaxedly」が「レインボーシックスシージ大学対抗戦 powered by AORUS 3rd Season」に優勝しました!(大会サイトより)

 大学生や専門学校生によるeスポーツ大会「レインボーシックスシージ大学対抗戦 powered by AORUS 3rd Season」(全日本大学eスポーツ対抗戦実行委員会[毎日新聞社、PACkage]主催)の準決勝・決勝戦が9月5日(日)にオンラインで行われ、東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「Relaxedly」が素晴らしい連係プレイで見事、優勝に輝きました。
 準優勝は仙台デザイン&テクノロジー専門学校の「Light eスポーツ」、3位は東京デザインテクノロジーセンター専門学校の「CentiPeak」が入り、上位3校をゲーム理論を熟知し高度なテクニックを駆使した滋慶学園グループ校が独占する結果となりました。第1回大会の優勝校で今回も準決勝に進出したOCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校の「健康第一」は、急遽選手が出場できなくなったため準決勝出場を辞退しました。

「レインボーシックスシージ大学対抗戦」 9月5日(日)オンライン開催の結果
【優勝】
東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校 「Relaxedly」
【準優勝】
仙台デザイン&テクノロジー専門学校 「Light eスポーツ」
【3位】
東京デザインテクノロジーセンター専門学校 「CentiPeak」
【4位】
総合学園ヒューマンアカデミー 「ごはん屋ごはん」

  • 賞状1

    優勝表彰状

  • 賞状2

    準優勝表彰状

  • 賞状3

    3位表彰状

eスポーツキャスターの“ふり~だ”さんと“Crazy PapiyoN”さんが中継

1sub1ゲーム「レインボーシックスシージ」

 大会には全国の大学や専門学校、高等専門学校から23チームが参戦。7月~8月に4グループに分かれてオンラインによる予選リーグが行われ、ベスト4チームが勝ち残ってこの日の決勝ラウンドを迎えました。

 試合は1チーム5人編成で世界的に人気のあるシューティングゲーム「レインボーシックスシージ」を使って対戦。1マップ戦の準決勝戦は7ラウンド先取したチームが決勝に進み、3マップ戦の決勝戦は各マップ7ラウンド先取の勝利で、2マップを先取したチームが優勝となります。

 準決勝第一試合は、東京デザインテクノロジーセンター専門学校の「CentiPeak」VS.仙台デザイン&テクノロジー専門学校の「Light eスポーツ」、第2試合は出場を辞退したOCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校の「健康第一」に代わって繰り上がった総合学園ヒューマンアカデミーの「ごはん屋ごはん」VS.東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「Relaxedly」となりました。

 YouTubeの中継は、eスポーツキャスターの“ふり~だ”さんと“Crazy PapiyoN”さんが担当。適確なコメントと軽妙なおしゃべりでゲームを盛り上げてくれました。

  • ふりーだー

    中継を担当するeスポーツキャスターのふりーださん

  • パピヨン

    クレパピさんことCrazy PapiyoNさん(いずれも大会サイトより)

【準決勝第1試合】 「Light eスポーツ」7-3「CentiPeak」 
 「Light eスポーツ」は「優勝目指して最後まで頑張ります」、「CentiPeak」は「楽しんでプレイしていきます!」とそれぞれ表明して参戦。序盤は1対1と互いに譲らぬ展開。その後、「Light eスポーツ」がジリジリと引き離し、あっという間に6-1のマッチポイント。中盤で善戦を見せた「CentiPeak」もここまでかと思われたが、マッチポイントになってから俄然、粘りを見せた。R8、R9と猛反撃で連取、6-3と追い上げ食い下がるが、マッチポイント3ラウンド目、R10で「Light eスポーツ」が素晴らしい連携を見せ、逆転で勝利した。

  • Lighteスポーツ

    「Light eスポーツ」メンバー紹介

  • Centipeak

    「CentiPeak」メンバー紹介(いずれも予選リーグ大会サイトより)

【準決勝第2試合】 「Relaxedly」7-0「ごはん屋ごはん」
 急な繰上りによる準決勝進出。「ごはん屋ごはん」は、フルメンバーが揃わず4名での参戦。R2、R4では一時優勢に立つが、「Relaxedly」の前にあれよあれよという間に崩れ去り、早くもR6で0-6のマッチポイント。R7で一瞬、劣勢をハネ返し4対2とリード、しかし「Relaxedly」KK.LAXの奮戦で、すぐさま逆転。「Relaxedly」が7-0で「ごはん屋ごはん」を粉砕した。

  • Relaxedly

    「Relaxedly」メンバー紹介

  • ごはん屋

    「ごはん屋ごはん」メンバー紹介(いずれも予選リーグ大会サイトより)

【3位決定戦】 「CentiPeak」7-2「ごはん屋ごはん」
「CentiPeak」がR8でトリプルキルを決め6-2のマッチポイントゲット。中盤で一瞬、リードを許すが、最後は2人残して「CentiPeak」が7-2で勝負を決めた。

 

決勝戦を前に両チーム共「負けられない」と意気込み

 決勝戦を前にした準決勝後の勝利インタビューでは、チーム名の由来について聞かれた「Light eスポーツ」リーダーのKatadaiさんは、講師の先生にちなんで名付けたことを明かし、決勝に向けて「ここまで負けずに勝ち上がっているので、優勝まで負けずに勝ち上がりたい。先生の名前を使わせてもらっているので負けられません」と力強い決意を述べました。
 これに対して、「Relaxedly」のリーダーMASSIROさんは「学校ではプロ最強の3人の先生方に教えてもらっているので絶対に負けられません。目標はやはり魅せるプレイでしょうか。(キャスターの)クレパピさんのために作ってきたタスクを見せたいと思っています」と、こちらも一歩も引かない闘志を見せました。

【決勝戦】 「Relaxedly」2-0「Light eスポーツ」

  • Reraxedly選手紹介

    「Relaxedly」メンバー

  • CentiPeak選手紹介

    「Light eスポーツ」メンバー(いずれも大会サイトより)

 戦前の一言は「Light eスポーツ」が「優勝目指して最後まで頑張ります」。「Relaxedly」が「勝ちます。クレパピさんのために魅せるプレイします」とそれぞれ意気込みました。
■第1マップ「ヴィラ」戦  「Relaxedly」7-3「Light eスポーツ」
 滋慶学園グループ校チーム同士の決戦。「ヴィラ」「海岸線」「山荘」の3マップ上での戦いとなり、最初の「ヴィラ」の戦いは1-1の緊迫の緒戦となった。その後、一進一退の戦いはR7が終わったところで「Relaxedly」が4-3とわずかにリード。戦いの行方が定まらない中、「Light eスポーツ」がやや強引な攻めを展開し、逆に足元をすくわれて自滅。R9で粘り強い戦いを見せるものの、ついに6-3と追い込まれた。マッチポイントのR10で「Light eスポーツ」が最後の反撃を試みるが、粘りもここまで。「Relaxedly」が2名を残して7-3でまず1マップを手に入れた。

  • 10 決勝マッチ

    第一マップのマッチポイント。「Light eスポーツ」は4人対5人とリードするが、「Relaxedly」に逆転勝利された

  • 決勝第2

    第二マップマッチポイント。「Relaxedly」は4人を残して撃破し優勝を決めた(いずれも大会サイトより)

■第2マップ「海岸線」戦 「Relaxedly」7-3「Light eスポーツ」
 R5まで4-1と「Relaxedly」がリード。ワンサイドゲームかと思われたが、「Light eスポーツ」が奮起。粘りを見せて4-3に持ち込む。R8で同点に追いつくかと思わせる善戦を見せたが、クワッドキルなどで再び5-3、R9で6-3と追い詰められマッチポイントに。高度な連係プレーによって要所要所を抑えた「Relaxedly」がR10マッチポイントを4人残して制し、2マップを先取し見事、初頂点に立った。

東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校のチーム「Relaxedly」に軍配 リーダーのMASSIROさん「魅せるプレー出来た」 

 午後5時20分、2か月にわたる戦いの末に優勝が決まった瞬間、オンライン上の東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校のチーム「Relaxedly」の各メンバーからガッツポーズとウォーという歓声が沸き上がり、学校にいた先生方からも「おつ!」と歓声が上がりました。

優勝チームプロを目指して普段から練習を重ねる東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校eスポーツ学科の学生の皆さん

 優勝インタビューで「Relaxedly」(東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校)のMASSIROさんは「うれしいですね、率直に。Crazy PapiyoNさんにも認めてもらえるような魅せるプレイが出来たのではないかと思います」と声を弾ませると、インタビュアーのCrazy PapiyoNさんから「一杯いいプレイを見ました」と一言。さらに「最初、ドローンで敵の動きを追って、敵の守り方を見極めて攻め始めました。それでエリアコントロールがうまくいっていたのではと自分では思っています」とゲームを振り返ると、最後にCrazy PapiyoNさんから「日本の上位層にも通じるような素晴らしいヘイト管理でした。これからもいろんな大会を駆け抜けていってほしいですね!」とお褒めの言葉を頂いて、次期大会での連覇を誓っていました。

 

角野先生 「すごく練習 努力が実った」

 東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校は国内最初のeスポーツを学ぶ学科を立ち上げたリーディング校。教員の角野先生も「プロとして各地を転戦しているメンバーがいるので期待していましたが、本当に優勝するとは…」と感激。「昨年の第1回大会ではOCAに敗れて準優勝でした。学生たちは本当に悔しそうでした。その時のメンバーが3人残っていてリベンジするのだとものすごく練習をし、その努力が実ったのだと思います」と、学生たちの努力を称賛。準決勝にグループ4校が残った点は、「普段からグループ間で切磋琢磨している成果でしょう。グループ全体のレベルがとても高いということです。我が校としては今後もリーディング校として頑張ります」と嬉しそうでした。

準優勝の「Light eスポーツ」のKatadaiさん 「情報量の差で負けた。次は優勝を狙います」

 また惜しくも優勝に届かなかった「Light eスポーツ」のKatadaiさんは「1マップも取れなかったのが悔しいです。VC面で方向が通ってなかったり、焦ってしまって肝心な方向が通らなかったりとか、海岸線の時に防衛面でやられました。情報量の差とかで負けてしまったのではないかと思っています」と、再起を誓っていました。

 仙台デザイン&テクノロジー専門学校教員の渡邉先生は「別の大学対抗戦での優勝経験があるのでこの大会でも優勝したかったのですが残念です。でも5月ごろからオンラインを使ってコミュニケーションを取りながら練習を重ねてきて1年生から3年生まで、皆で頑張って取れた準優勝だと思います。普段の力を出し切ったという感じです。次は優勝を狙います」と話していました。

 第3位の「CentiPeak」のリーダーLycheeさんは「もうちょっとやれたかなって…。もちろん優勝を狙いたかったので。得意にしていたのですが、次回頑張ります」と話していました。

 優勝した東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校の「Relaxedly」の全員に、副賞として「AORUS FI25F Gaming Monitor」が贈られます。また4位以上のチームに大会実行委員会から賞状が贈られることになっています。

 ■準決勝・決勝の動画はこちらからご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TFnMzrwjlXM