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同窓会セミナーをZOOMで開催しました 「がん」をテーマに看護師と患者の立場から講演 大阪ハイテクノロジー専門学校

伊藤勇人さん(左から2人目)と市田佳代さん(中央)との集合写真

 大阪ハイテクノロジー専門学校は9月12日(日)、卒業生を対象にZOOMによる同窓会セミナーを開催しました。コロナ禍での同窓会のあり方について同窓会委員会で考え、卒業生が遠方からでも参加しやすく、感染を拡大させない方法をとりました。 また卒業した学科に関係なく参加してもらえるよう、今年度は「がん」をテーマに2題の講演をしていただきました。看護側と患者側から「がん」についてお話しいただくことで、卒業生にとって有意義なセミナーになると考え、企画しました。 

 第1題は、大阪市立総合医療センターのAYA世代病棟で、小児看護専門看護師をつとめている市田佳代さんに「AYA世代がん患者さんとその支援」と題してご講演いただきました。AYA世代とは、Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、思春期から30歳代までの世代を指します。

 AYA世代の説明から人間の発達段階、大阪市立総合医療センターのAYA世代病棟でのがん患者のサポートまで、一から丁寧に語っていただきました。若い卒業生と同じ世代のがんについて、全く知らなかった卒業生も多くいました。支援する側の取り組みや苦労を詳しく教えていただき、とても分かりやすく、勉強になりました。

  • ZOOM画面に向かって講演される市田佳代さん

  • 万全のコロナ対策のもとで講演される伊藤勇人さん

 第2題は本校のスポーツ科学科を卒業した伊藤勇人さんに「悪性リンパ腫と向き合って10年、ハプロ移植(造血幹細胞移植)を乗り越えて6年」と題してご講演いただきました。伊藤さんはブランド品買い取りの会社・Brand cowcowで渉外部長をつとめ、社会貢献にも力を入れるなど元気に活躍されています。伊藤さんが経験された悪性リンパ腫の抗がん剤治療や放射線治療の辛さ、闘病生活の中での感情の変化などを聞くことができて、貴重な経験となりました。

 セミナー終了後のアンケートからは、ZOOMによる同窓会セミナーに肯定的な意見をたくさんいただきました。来年も開催する予定です。

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 https://www.jikeigroup.net/news/20181221_23911.html

大阪ハイテクノロジー専門学校 教務 柔道整復師学科・柔道整復スポーツ学科 林 了大)