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東京福祉専門学校の学生らが東京・江戸川区の「シニアのためのスマホ教室」の講師を務めました! 

シニアにマンツーマンでスマホの扱いを教える東京福祉専門学校の学生たち

 東京福祉専門学校IT医療ソーシャルワーカー科の学生が、東京都江戸川区福祉事業部から依頼を受け11月18日(金)に地域の高齢者向けに「シニアのための出前スマホ教室」を開催しました。

 江戸川区は、今回の「シニアのための出前スマホ教室」の目的として、(1)シニア世代のデジタルデバイド(情報格差)を解消し、孤立化の防止、日常生活の向上に繋げる、(2)区内の学校法人等と連携し、学生が講師を務めることにより世代間の交流を図る、をあげています。

 IT医療ソーシャルワーカー科の学生は過去2回、このスマホ教室の講師を行っており、今回が3回目の対応となりました。過去2回のスマホ教室の実施を通して、学生たちは「高齢者の方に分かりやすくするために、事前に検索してほしい内容をQRコードで読み取れるようにしておく」、「参加者が親しくなるためのゲームはスマホ教室で実際に使用するLINEを使用してできるものにし、事前にLINEに親しみを持ってもらう」など、工夫を重ねてきました。

IT医療ソーシャルワーカー科の学生ら マンツーマンで丁寧に指導

 過去2回の改善点を踏まえて第3回目のスマホ教室は江戸川区の高齢者の健康づくりや仲間づくりを目的として作られたくすのきクラブの団体の1つである「くすのき鹿骨第一健和会」から参加されたメンバー3名を対象に行いました。

 過去2回に比べて参加者は少数でしたが、最初のうち、学生に若干の戸惑いが見受けられたので、すぐに全員に対する説明等を取りやめ、参加者の方に1対1で対応するように変更。臨機応変に対応することで学生にも余裕が生まれ、参加者の満足度が高くなるようにプログラムの変更と運営を行うことが出来ました。

 今回の参加者のゴールは、「スマホでLINEを使用し、江戸川区から発信されるコロナワクチン等の情報を閲覧できるようになる」というものでした。1対1での対応ができたことにより、「スマホでアラームをかけるにはどうすればよいか」や「自分の孫と連絡を取るにはLINEをどのように使用すればよいのか」など、参加者各々の悩みや知りたい内容に合わせて学生が丁寧に教えることができました。

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    実際に参加者がLINEを使用している様子

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    別室でスマホ教室で使う機材を整備する学生

目的の一つ「世代間の交流」も一歩前進!

 今回講師を体験した学生も、スマホ教室がスタートした直後は緊張を隠せませんでしたが、時間が経つにつれて緊張もなくなり、参加者の方ともたくさんコミュニケーションを取ることが出来ていました。最後には参加者の皆さんとの交流がとても深まり、「また、スマホを教えに来てね」と温かい言葉をかけられていました。学生たちも、スマホ教室を終えて安どの表情が見られました。
 
 江戸川区が事前に「出前スマホ教室」の目的として挙げていた「区内の学校法人等と連携し、学生が講師を務めることにより世代間の交流を図る」という目標は、今回の開催を通して、さらに一歩前進したように感じられました。
 
 IT医療ソーシャルワーカー科の学生が講師をするスマホ教室は今後も継続することになっています。次回は「くすのき今井長寿会」の皆さまに向けてのスマホ教室の実施が決定しており、参加者も10名程度が想定されています。今回のスマホ教室の経験を活かして、次回のスマホ教室も成功するよう引き続き学生と準備を進めます。

東京福祉専門学校 広報センター 宮川 優輝)