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関西地区の文化教養系など13校合同の入学式 グラミー賞3度受賞の小川健太さんや歌手で俳優の松岡充さんら豪華な卒業生が講師となって大阪城ホールで「1回目の授業」として行われました

  • IMG_1400小川氏1200小川慶太さんと、神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校の卒業生によるジャズセッション

  •  滋慶学園グループ関西地区の文化教養系や医療・サービス分野の13校合同の入学式「COM関西 ENTRANCE CEREMONY 2023」が4月20日(木)、12か国44人の留学生を含む2788人の新入生を迎えて大阪市中央区の大阪城ホールで行われました。

     滋慶学園グループ恒例の“第1回目の授業”として行われ、第1部は、大阪スクールオブミュージック専門学校のゴスペル・アンサンブルによる清々しい国歌斉唱で始まり、浮舟邦彦総長や篠塚正典学校長をはじめ、錚々たる名誉学校長や名誉教育顧問を務める先生方がそれぞれに含蓄ある言葉を贈り、入学式第2部では、米グラミー賞を3度も受賞した世界的なパーカッショニストで名誉教育顧問の小川慶太さんや、ロックバンドSOPHIAのヴォーカリストで俳優としても活躍する名誉教育顧問の松岡充さん、吉本新喜劇座長のすっちーさんら、今を時めくスターや各業界で活躍する卒業生の皆さんによる華やかながら専門教育の神髄を披露する素晴らしい「特別講義」となりました。

     本学園が展開してきた産学連携プログラムの教育によって育ち、各業界で努力を重ねてプロフェッショナルとして活躍する先輩の姿に、入学生の皆さんは、それぞれの夢や目標をしっかりと重ね合わせているようでした。

     3年ぶりに会場には沢山の保護者の方々も姿を見せ、オンライン視聴の方々とともに、3時間半にも及ぶ長丁場の入学式に、時間を忘れて魅入っておられました。学校にとっても滋慶学園グループ校の人材育成や教育への考え方を理解していただく良い機会となりました。

    【入学式第一部 式典】

    浮舟邦彦総長「仲間や先生方、業界の人たちとの人間関係を大切に育んで」

     入学式第一部の式典では、「職業人教育を通して社会に貢献する」をミッションに掲げる滋慶学園グループのリーダーとして、50年近く各業界のプロフェッショナル人材の育成にあたってきた浮舟邦彦総長がグループの全教職員を代表して、新入生にお祝いの言葉を贈りました。
     浮舟総長は、「卒業時の自分のポートフォリオを作成するために、今日の入学式で皆さんの夢や思いをしっかりとした目的・目標に変えていかなければなりません」と目標・目的を持つことの大切さを訴えた上で、本学園の建学以来の理念である「実学教育」「人間教育」「国際教育」やプロフェッショナルとしての心の持ち方などについて説きました。
     そして、「産学連携教育や地域連携教育の下、積極的に学び、学びの習慣を身に付けて下さい」と述べ、学園が大切にしている標語『今日も笑顔であいさつを Let’s greet each other with a SMILE!』を紹介、「コミュケーションの原点は笑顔でのあいさつです。良い生活習慣を身に付けてください」と話し、共に学ぶ仲間や先生方、業界の人たちとの人間関係を大切に育んで欲しいと述べました。

    • IMG_1300総長

      浮舟邦彦総長

    • IMG_1293篠塚学校長

      篠塚正典学校長

    OCAの篠塚正典学校長「豊かでレベルの高い発想力を身に付けてください」

     13校の学校長を代表して長野オリンピックのシンボルマークのデザイナーとして有名なグラフィックデザイナーでOCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校学校長の篠塚正典先生が式辞を述べました。
     篠塚学校長は、AIと仕事の関係について、「AIは過去のデータの集大成であり、我々の仕事は、未来を創る仕事です。我々のクリエイティブな仕事は無くならないと思います」とまず述べ、「それゆえ、人間にしかできない豊かでレベルの高い発想力が重要になっていきます。プロとしての豊かでレベルの高い発想力を身に付けてください」と、エールを送りました。

     名誉教育顧問や名誉学校長を代表して、鳥羽水族館のリニューアルなど水族館プロデューサーとして活躍する中村元先生ら次々と祝辞を述べました。

    名誉教育顧問、中村元先生「場面や時代によって、正解は異なってくる」

     藁の家、木の家、レンガの家をつくった3匹の子豚の話を紹介した中村先生は、「私たちは立派な家をつくることが正解だという常識をずっと思ってきました。でも本当にそうでしょうか。(レンガの家は)レンガを焼くために木を燃やしてCO2を排出しまくっているのです。場面や時代によって、正解は異なってくるし、オオカミだって悪いとは限らないのです」と多面的な見方の大切さを教えました。

    • IMG_1323中村先生

      中村元・名誉教育顧問

    • IMG_1333桂由美先生

      桂由美・名誉学校長

    名誉学校長のウエディングドレスデザイナー、桂由美先生「日本のウェディングは素晴らしいと世界から言われるように頑張って」

     桂由美先生は、仕事を始めて15年ほどたった時に当時、世界のトップのデザイナーだったピエール・バルマン氏が店に来た時のエピソードを紹介。「この世で一番美しいのは花嫁姿だ。毎日花嫁の仕事をしているあなたは、なんて羨ましい人生だと言われ、身体が震えました。それで、この道一筋に頑張ってきました」と振り返りました。
     そして「日本のウェディングは素晴らしいねと世界から言われるよう、頑張っていただきたいと思います」と述べました。

    海外名誉教育顧問のダンス衣装デザイナー、ケイコ・ヴォルティア先生 「どんどん海外に飛び立って下さい」

    IMG_1342ボルティア先生ケイコ・ヴォルティア・海外名誉教育顧問

     高校を卒業した次の日に英語の教科書を捨てたと切り出したヴォルティア先生は、今、英語を駆使して世界で活躍しています。「その海外への扉を開けてくれたのがこの学校でした。自分の人生すべてをかける夢に出会った、それがダンスでした」と語り、学校の海外サポートシステムを使ってニューヨークに留学したり、ニューヨークの舞台に立つ夢など次々と実現させてきた人生を振り返りました。
     「描いた夢は叶う。日々、小さなことを一つずつ出来るようになってください。自分を信じ、どんどん海外に飛び立っていってください」と呼びかけました。

    名誉学校長で俳優の別所哲也先生 「新しい世界、新しい景色を生み出していってほしい」

    IMG_1349別所先生別所哲也・名誉学校長

     「クリエイティブであるとはどういうことでしょうか」と問いかけた別所先生は、ハリウッドで映画づくりに取り組むスタッフたちの情熱と行動力の凄さを紹介し、「クリエイティブというのは無から有を生み出すことです」と述べました。「ぜひ口に出して仲間とコミュニケーションし、新しい世界、新しい景色を生み出していってほしい」と求めました。
     そして、アフリカの諺「if you want to go fast, go alone; if you want to go far, go together.」 (早く行きたければ一人で行け。より遠くまで行きたければみんなで行け)というフレーズを紹介、「仲間とともにより遠くに向かって歩むチームプレーもぜひ見つけて欲しい」と呼びかけました。

    名誉学校長の音楽評論家・作詞家、湯川れい子先生 「奇跡は奇跡の顔をしていない」

    IMG_1357湯川先生湯川れい子・名誉学校長

     湯川れい子先生は、旧知のマイケル・ジャクソン氏が亡くなる8日前に地球の環境について「もうあと4年しか地球は後戻りできない」といった重い言葉を紹介し、「そんな状況なのに、愚かな人間はまだ戦争をしています。絶対に平和じゃなければいけない。そのことを考えるのが真のクリエイビリティイだと思います」と語りかけました。
     そして昨年、日本語の監修を行ったエルビス・プレスリーの映画「エルヴィス」が公開された時、TV対談で主演男優や監督から「どうしてエルビスに自分の結婚の証人になってもらうような、そんな奇跡ができたのか」と質問された話を紹介。「今日お話ししたいテーマは一つ、“奇跡は奇跡の顔をしていない”ということです」と話しました。
     エルビスに会いたくて借金までして渡米した時に、会う人会う人から「あなたはどうしてアメリカに来たのと聞かれるたびに、15年間、私はエルビス・プレスリーという人に会いたい、会いたい、会いたいと言ってきました」と述べ、縁に繋がるエピソードを紹介しながら、「そのうちに人と人が重なり、どこかでつながり、私の夢がつながりました。そう奇跡というのは、そうやってどっかで起きるのです。どっかでつながっていくのです。夢は絶対にかなうと思います」と新入生を激励しました。

     2023年4月5日、逝去された名誉教育顧問の畑正憲先生の冥福を祈りました。

    【入学式第二部】 各界で活躍する先輩の皆さんらが華やかに“特別講義”

     入学式第2部は、卒業生らで編成するOSMゴスペル・アンサンブルによる情感たっぷりに歌い上げるマイケル・ジャクソンの「Man In the Mirror」で幕を開けました。

     音楽やダンス、クリエイティブ、ブライダル、舞台・芸能、エコ・SDGs、IT・テクノロジー、健康・スポーツ、農業・商品開発…。滋慶学園グループでは開校以来、様々なジャンルの産学連携教育プログラムを実施し、業界に求められ、必要とされる即戦力の人材を育成し、送り出してきました。

     在学時代から企業課題や社会課題に取り組み、大きく成長した先輩たちが、その学びを修めたあとデビューあるいは就職し、さらに自らをキャリアアップしてきた姿を舞台上で次々と披露し、プレゼンテーションしました。建学の理念である「実学教育」「人間教育」とともに力を入れてきた「国際教育」の下、英語教育にも力を注いできた成果として、英語も駆使して発表を行いました。

     トップバッターとして登場したのは、なんと、グラミー賞受賞3回という偉業を成し遂げている世界的パーカッショニストの小川 慶太さんです。スケジュール調整が難しいこともあって、事前のアナウンスがなかったため、ジャズ界ビッグスターの登場に会場は騒然とし、歓声と大きな拍手が湧き起こりました。

    演題:「グラミー賞への道 世界を目指すミュージシャンの飽くなき研鑽」
    神戸・甲陽音楽&ダンス専門学校/神戸・甲陽音楽ダンス&アート高等専修学校
    小川 慶太さん(コンテンポラリーミュージックコース ドラム専攻卒業)

     

    IMG_1383小川さんプレゼン「夢に向かって進んで」と語る小川慶太さん

     卒業後、アメリカのバークリー音楽大学に留学、「そこで世界の様々な人たちと出会う経験が出来、人生の宝です」と述べた小川さんは、「これから皆さんの長く険しい旅が始まります。決してあきらめず、焦らず、確実に自分の夢に向かって進んでいってください。皆さんが作る新しい未来を楽しみにしています」と日本語と英語で優しく話しかけました。
     同校卒業生のサキソフォンの清水玲奈さん、ベースの宮地遼さん、キーボードの植田良太さんとともにスナーキー・パピー(Snarky Puppy)の曲「Tio Macaco」をLIVE演奏。世界最高峰のパーカッションと息の合った先輩たちの素晴らしいジャズセッションに会場は興奮に包まれました。

     6番目には、吉本新喜劇の座長、すっちーさんが登場しました。会場からは笑いと歓声が湧きました。

    演題:「 卒業生プレゼンテーション LIVE漫談」 
    放送芸術学院専門学校
    吉本興業所属/吉本新喜劇座長 すっちーさん(卒業生)

    IMG_1502すっちーさんすっちーさんと共演の吉田裕さん

     「ご入学おめでとうございます、吉本新喜劇のすっちーです」と登場したすっちーさんは、新入生だった30年ほど前を振り返り、「皆さんは私の後輩になります。ということは私、皆さんの先輩にあたります。ごはん屋さんなんかでおうたら10%ぐらいは出させていただきます」などと、笑いの渦に巻き込みました。
     このあと、吉本新喜劇の新座長になった吉田裕さんとの掛け合い漫談となり、お馴染みのギャグの連発に会場は沸きに沸き、最後に、すっちーさんから「負けるな!」と新入生に温かなエールが飛びました。

    演題:「劇団四季 ミュージカルを通して、「感動」「喜び」を届ける舞台俳優のお仕事の素晴らしさ」
    大阪ダンス・俳優&舞台芸術専門学校
    劇団四季 舞台俳優 辻 茜さん(卒業生)

    IMG_1628 辻さん”特別講義”を行う劇団四季舞台俳優の辻茜さん

     「私も皆さんと同じようにここに座り、これからの学校生活に緊張と不安で胸がいっぱいだったのを覚えています」とよく通る声で語り始めた辻さんは、ダンサーが夢でしたが、途中で舞台俳優をめざすことになります。「きっかけになったのが、授業でやったミュージカル『明日への扉』でした。そして『ミュージカルをやっている時の貴方が一番輝いている』と、背中を押してくれた先生や仲間たちがいたからでした」と話しました。 

     前後して入学式に参加した全校のプレゼンテーションが続きました。

    演題:インテル株式会社「若者向けにEVOの魅力を伝える広告企画制作」
    OCA大阪デザイン&テクノロジー専門学校
    紀 知里さん(卒業生)

     インテルから高性能CPUブランド「EVO」の魅力を若者に伝える広告企画の課題を頂き、キャッチコピー「止まらないEVO」を考え、2段階のSNSプロモーションを企画しました。高い評価と、インテルクリエイティブアワードを受賞しました。

    演題:「大阪モノレール車両ラッピングデザイン制作プロジェクト」
    大阪アニメ・声優&eスポーツ専門学校
    張 綽庭さん(卒業生)

     大阪府交通対策協議会からラッピング広告の制作依頼を頂き、コミックイラストコースの仲間と「自転車に乗るときはヘルメットを」など4つのイラストを制作。選ばれた私の作品をラッピングした大阪交通安全号が9月23日より今年の9月まで1年間走ります。

    演題:「若者世代に向けたYumi Katsuraブランドの認知向上提案」
    大阪ホテル・観光&ウェディング専門学校
    平井 美羽さん(2年生)

     全日本ブライダル協会から頂いた課題「若者世代に向けたYumi Katsuraブランドの認知向上提案」として、SNSによるTik Tokやインスタグラムのリール動画を提案。360度、どこから見ても美しいデザイン、シルエットを伝えることが出来、高評価を頂きました。

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      EVOの広告企画を発表する紀知里さん

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      ラッピング広告を発表する張綽庭さん

    • IMG_1439JSH桂由美ブランド

      Yumi KatsuraブランドをSNSで広める平井美羽さん

    演題:「SONY CSL企業課題 AI 作曲SONY Flow Machinesと人間の感性の融合について」
    大阪スクールオブミュージック専門学校
    松﨑 涼介さん(卒業生)

     3年間の在学中に、作詞家、作曲家のメジャーデビューを果たし、3年生でソニーBRAVIAのBGM制作に取り組んで、今春発売のテレビBRAVIAに採用されました。AI作曲を導入し、複数のメロディから最終的に手直し、完成させました。今回制作した「ネバーギブアップ」の演奏を披露します。

    演題:「英虞湾アップサイクルプロジェクト」
    大阪ECO動物海洋専門学校
    東口 若葉さん(卒業生)

     真珠養殖で栄えた間崎島は、現在は衰退し限界集落です。「Sushi yutaka Resort株式会社」とのプロジェクトとして、大量の放置漁具を回収、処分すると共に、作業小屋をイノベーションしたり、「磯焼け」を引き起こすガンガゼを丼にするなど、不要とされていたものに価値を与えるアップサイクル活動に取り組みました。

    演題:インテル株式会社「テクノロジーを駆使した『Intel Evo』のプロモーション提案」
    京都デザイン&テクノロジー専門学校
    ホワイトハッカー専攻2年、浅見 一輝さん

     インテル基準をクリアしたパソコン製品に付与する「Intel Evo」のプロモーション提案。8月にデータ分析と大型量販店5店でのマーケティング調査を行い、10月の最終審査で認知度をより高めるため、仮想現実を使ったイベントと、ヒューマノイドロボットのイベント展示を行い、高い評価を頂きました。

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      在学中にメジャーデビューを果たした松﨑涼介さん

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      英虞湾アップサイクルプロジェクトの東口若葉さん

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      ホワイトハッカー専攻の浅見一輝さん

    演題:「18歳がSDGsを伝えるということ 舞台制作への取り組み」
    大阪スクールオブミュージック高等専修学校
    「SO.ON project」12期の総リーダー、小坂 実優さん(卒業生)

     SDGsコンセプトを取り入れたオリジナルのダンスショー「まづきのいし」を発表します。全楽曲がオリジナルの生演奏、振付や構成など、自分たちが中心になって作成。地域の方々にもご協力いただき、使わなくなった洋服を集め、衣装として再利用しました。ダイジェストでご覧ください。

    演題:「京都工学院高校ラグビー部 トレーナーサポート」
    京都医健専門学校
    島津ブレイカーズトレーナー、河居 直輝さん(卒業生)

     6年間、ラグビーに打ち込み、怪我に悩まされて、トレーナーを目指し本校に入学しました。京都工学院高校ラグビー部のトレーナーサポートを工夫を重ねて1年経験し、4月からは、島津製作所ラグビー部の島津ブレイカーズでトレーナー活動を始めました。精一杯、がんばります。チームの応援をお願いします!

    演題:「チョーヤ梅酒 商品開発プロジェクト」
    大阪農業園芸・食テクノロジー専門学校
    田中 響さん(卒業生)

     若い世代に梅の魅力を伝えたいとチョーヤ梅酒株式会社から万博記念公園で開催される梅まつりで販売するスイーツの商品開発課題を頂きました。無添加という条件で、商品名は「梅の花」。梅ジャムとホワイトチョコの組み合わせが絶妙の酸っぱ過ぎない焼き菓子です。連日午前中に完売し、お客様のことを考えて商品を作り上げる大切さを学びました。

    • IMG_1562再利用の衣装

      SDGsを取り入れたダンスショー「まづきのいし」を発表

    • IMG_1586京都医健

      島津ブレイカーズトレーナーの河居直輝さん

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      新商品「梅の花」を発表する田中響さん

     司会の先生が「プレゼンテーションした先輩方は決して最初から今のように出来たわけではありません。それぞれの夢をあきらめず、途中で投げ出さず、しっかり自分の将来をみつめ、目標に向かって一歩ずつ学んできた方々です。先輩たちに負けないように、そして卒業後、目指す業界で活躍できるよう今日から私たちと一緒に頑張りましょう」と呼びかけ、各校が取り組んでいる様々な社会貢献事業が次々と紹介されました。

    音楽業界で活躍するOSMなどグループの卒業生が一堂に会しての豪華な特別ショー

    IMG_1680卒業生1卒業生が一堂に会した特別ショー

     音楽業界の第一線で活躍する卒業生たちが多忙なスケジュールを調整して駆けつけての特別ショーです。ドラムはMYFARST STORYのKid’zさん、ベースはFIREさん、ギターは引田寿徳副校長、ピアノ・キーボードはMAIKO KAWABE RIVERAさん、さらにDJは元mihimaru GTメンバーのmiyake(ミヤケ)さんに、ギターの黒田晃年さん、ヴォーカルの柴田峰志さんと塚本直さん…。滅多に見ることが出来ないこの日限りのユニット演奏です。
     曲は映画「グレイテスト・ショーマン」より「ディス・イズ・ミー」をはじめ、ワールド・ベースボール・クラシックのテーマ曲としても使われた「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」、そしてエルビス・プレスリーの曲のメドレー。豪華な楽曲と映像を合わせて、くらくらするようなプロフェッショナルな演奏を聴かせてくれました。

     卒業生ゲストのトリを飾るのは、大阪スクールオブミュージック専門学校(OSM)の卒業生で、名誉教育顧問でもあるロックバンドSOPHIAのヴォーカリストで俳優の松岡充先生です。

    卒業生代表、松岡充先輩のトークと演奏 「夢」
    名誉教育顧問、松岡充先生(卒業生)

     「何十年も前になりますが、OSMに入学するとき、ほんとにとても不安でした。希望もありましたが、不安の方が勝っていたように思います」。こう述べた松岡先生は2年後にメジャーデビューしますが、「とてもとても不安でした。ほんとにやっていけるのか、売れるのか。そして、初めて武道館に立ち、初めて大阪城ホールに立ち、何万人ものファンの前でとてもとても不安でした」と続けました。
    仮面ライダー役もやったといい、「変身するとき、めちゃめちゃ不安でした。ほんとにちゃんと変身できるのかなと」と続け、会場を笑わせます。
     そして、「今年で28年間の活動になりますが、今、この瞬間も不安です。皆さん、どうですか、今、不安ですか。不安だらけの世の中、人生ですけど、でも案外捨てたものじゃないです。あきらめてないので、そりゃ不安ですよ。でもあきらめへん、不安に負けないように、押しつぶされないように、諦めないで進んでいこうと思っています」と述べ、「皆さんもこの先、いろんな不安に襲われるでしょう。もう駄目だとあきらめそうになった時に、ぐっと背中を突き動かしてくれる、そんな皆さんの夢を願って、夢をつかむことを願って、贈ります。『夢』」。

    • IMG_1701松岡

      松岡充・名誉教育顧問。このあと「夢」を贈りました

    • IMG_1721フィナーレ

      入学式を締めくくるグランドフィナーレ

    「 You Raise Me Up 」でグランドフィナーレ

     グランドフィナーレは、豪華な先生方による演奏です。池末 信先生の指揮で、高城 奈月子先生の歌、ミッキー吉野先生とジョーイ・カルボーン先生のキーボード、トミー・スナイダー先生のドラム、渡辺 敦子先生のベース、クリス・ジャーガンセン先生のギター、そしてOSM Gospel Ensembleによる「 You Raise Me Up 」です。

    You raise me up so I can stand on mountains
    困難な山に立てるようにあなたはわたしを勇気づけてくれる
    You raise me up to walk on stormy seas
    荒れ狂った海を渡っていけるようにあなたはわたしを励ましてくれる

    You raise me up to more than I can be
    あなたのおかげで今以上のわたしになれる

     3時間以上に及ぶ「1回目の授業」は、入学生の皆さんにとっては、あっという間の時間のようでした。