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岡山県美作市で学生たちの棚田プロジェクトがスタート! 大阪保健福祉専門学校
大阪保健福祉専門学校 社会福祉科の棚田プロジェクトが、岡山県美作市上山(うえやま)地区で始まりました。このプロジェクトは、棚田の再生をはじめ、環境保全や地元の資源を活かした地域活性化に取り組んでいる「NPO法人英田(あいだ)上山棚田団」の活動に賛同し、参画させてもらう形で活動を進めています。学生たちは今回、水路の清掃や田植えなどの作業を行いました。

英田上山棚田団は、最盛期には100ヘクタール8300枚の棚田があったといわれる上山地区で、棚田の再生とその利活用をはじめとする地域振興を行っています。2011年からこれまで多くの耕作放棄地を再生してきました。
社会福祉科(4年制)の課外活動の一環として、今年度から地域福祉専攻の学生たちが棚田プロジェクトに取り組むことになりました。最初の活動は4月29日(火)の「かけいで」と呼ばれる水路の掃除から始まり、 6月1日(日)には棚田の水源地である池の水を水路に流し、下流の棚田に水を行き渡らせました。そして、6月8日(日)は、本校の地域福祉専攻のメンバー8人が姉妹校の美作市スポーツ医療看護専門学校介護福祉学科の学生と一緒に、田植え作業に参加しました。




棚田プロジェクトで世代や背景の異なる人たちの交流も
棚田を通じた学びは、環境保全や地域活性化など多岐にわたります。棚田の保全活動には、地域住民やボランティアが協力して取り組むことになっており、このプロセスを通じて世代や背景の異なる人たちの交流を深めることができました。学生たちの中に相互扶助の精神が育まれると感じました。


棚田プロジェクトは単なる農作業体験ではなく、地域社会の結びつきを体感し、地域共生や地域創生と いった地域福祉の学びを多く得ることができます。今回、みんなで植えた稲が秋に豊作になるよう願っています。
(大阪保健福祉専門学校 社会福祉科 辻林 厚)