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調理師科1年生・2年生 学内販売実習 埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校

 埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校の調理師科では6月、学内販売実習として1、2年生が地域の方々を対象にお弁当の販売をしました。

 1年生は6月24日(火)と26日(木)に実施。実習授業で実際に作ったオムライスのお弁当と炒飯&油淋鶏のお弁当の2種類を作りました。入学して間もない1年生がただお弁当を作ることだけでなく、初めて習った食品衛生の観点からどうしたら安全なお弁当が作れるのか、実習授業での試作を通してどうすれば効率よく作れるのか―などの課題を見つけチームで検討。お弁当を作り、完売するという目標に向かって頑張りました。

 オムライス弁当も、炒飯&油淋鶏のお弁当も、一般に販売できるクオリティにするため練習を重ね、当日は緊張しながらも力を発揮してオムレツや炒飯を作っていました。

 6月16日(月)、23日(月)に販売実習を行った2年生は、1年間の授業で学んだことも踏まえて自分たちで考案したお弁当作りにチャレンジ。お客様に迷惑をかけない、赤字を出さない、という目標は教員が定めながらも、「オリジナル弁当の挑戦してみよう!」と、学生主体の販売実習を行いました。

 どんなお弁当にするのか、販売時間や販売個数、材料の発注などのお弁当作りの面から、販売当日の店舗設営など運営面まで学生主体で決めました。あるクラスが作った弁当はオムライス弁当、から揚げ弁当、ローストビーフ弁当。別のクラスは和食弁当、中華弁当、ロコモコ弁当です。

 販売時間までに予定のお弁当が出来上がっていなかったり、発注のミスで予定よりも多くのロスができてしまうなどのミスもありましたが、自分たちで考え動いてきた学生たちは次はこうしたいと今回の経験を前向きにとらえていました。

 後期には卒業制作があるので今回の良かった所と悪かった所を踏まえて悔いの残らない卒業制作にしてほしいと思います。

 1年生も2年生も学生たちは販売実習終わりの振り返りの時間にやり切ったという充実感が顔に現れていました。

 また、それぞれのお弁当に付けたお客様アンケートでは「美味しかった」などの感想だけでなく、見た目や味・店舗運営についてのアドバイス・評価をいただきました。

 お弁当を売る、お弁当をより良いものにするという目標に向かい、学生たちがお互いにコミュニケーションをとり、自分たちで課題を見つけ、その課題を解決するためにどうすればいいのか考えておりとても良い経験になったのではないかなと思います。

 学生たちには今回の販売実習で見つけた良かった所は大いに伸ばし、悪かった所はどうすれば良くなるのかを考えながら、学校生活を送ってほしいと思います。

(埼玉福祉保育医療製菓調理専門学校 調理師科 坂本 渉)